7月12日(水)J2 第27節 水戸 vs 湘南(19:00KICK OFF/笠松)
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1度目の対戦(3節・3/18)では3-0、2度目の対戦(17節・5/20)では3-1と、今季の対戦は2回とも水戸が圧勝を収めているこのカード。2度の対戦ともに球際の強さや出足の速さなどの『精神面』で水戸が完全に湘南を優ったことで勝利をつかむこととなった。今節も前回の対戦のような積極的な姿勢を保ち、水戸は対湘南3連勝を狙う。
だが、湘南は守備をベースにしてきた上田前監督から攻撃に重点を置く菅野監督に替わっており、前回までの対戦のイメージは捨てた方がいい。菅野監督が指揮を執って5戦経つが、3連敗の後に1勝1分と徐々に調子も上向き気味。過去2戦のような試合展開にはならないだろう。
しかし、湘南は依然として『精神面』で弱さを見せている。前節はそれを象徴した試合となった。前々節に好調札幌に勝利して上昇ムードで臨んだ一戦だったが、草津のシステム変更に対応できず、3分で失点。その後に1点は返すものの、後半開始早々にはFK時にマークを外し、失点を喫している。2度のビハインドを追いつき、ドローに持ち込んだことに対して菅野監督は「最後まで戦えるようになってきているので、今後もっとよくなる」と手応えを口にするが、いちばん集中しないといけない時間に集中できず、そして、相手の予想外のシステムに対応できないなど試合運びに稚拙さが感じられる試合となった。今節の対戦相手の水戸は『精神面』でたくましさを見せるチームなだけに、前節のような戦いぶりでは勝利は難しいだろう。90分間集中することからはじまり、相手よりも多く動き、相手よりも先にボールを触る。そうした1つ1つのプレーの積み重ねが勝利には欠かせない。湘南にとってそれがいちばん欠けていた部分。現状を打破するための大事な一戦となるだろう。
チームづくりに四苦八苦する湘南とは対照的に、水戸は着実にチーム力を積み重ねている。先週末は試合がなかったものの、土曜日には鹿島と練習試合を行った。結果は0-2で敗れたが、レギュラー組での対戦となった前半45分は日本代表の小笠原や柳沢を擁する鹿島の攻撃陣を完封し、守備面での自信をさらに深めることとなった。相手はあくまでリーグ再開に向けての調整試合であったが、「J1の一瞬のスピードの速さなどを肌で感じられたのは大きい」と試合を見ていた小林寛社長は話すように、日頃は下部リーグの相手としか練習試合ができない水戸にとって、かけがえのない経験となった。そこで得たものを今節は生かしてくれるだろう。
守備は問題ないだけにあとは攻撃面だ。湘南は菅野監督が就任以来、サイドバックの攻撃参加も多く見られるようになっており、狙い目はその裏のスペース。そこにアンデルソンが入り込んで活路を見出したい。だが、湘南もアンデルソンを警戒して臨んでくるはず。簡単に突破はできないだろう。だからこそ、2列目、3列目のサポートが必要となってくる。前回の対戦で小椋や金基洙が積極的な攻撃参加でゴールを決めたように、厚みのある攻撃をすることが必要だ。
いよいよ第3クール、後半戦がスタートする。これからのチームづくりに対し、鬼塚強化部長は「さらにステップアップするために、もっとパスをつなぐサッカーをする」と言っており、課題である攻撃面の修正を促していくという。同時に「だから、パスを取られる場面も増えるだろう」とも危惧するが、たとえパスミスをしてもゴールに向かう姿勢が絶対に必要だし、それがない限り勝利はできない。ミスをしたら、取り返せばいい話だ。攻守において積極的な姿勢をサポーターは待っている。前半戦で築いた『守備』をベースに『攻撃』を強めることでレベルアップを図る水戸。『これからさらに水戸は強くなる』と後半戦に希望を抱かせてくれるような一戦となることを期待したい。
以上
2006.07.11 Reported by 佐藤拓也
J’s GOALニュース
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