7月26日(水)J2 第30節 東京V vs 札幌(19:00KICK OFF/味スタ)
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ワールドカップ期間中も日程を消化してきたJ2は既にリーグの半分以上の試合数をこなしている。全48試合中既に27試合を終え、東京Vは5位に位置する。これを浮上なのか、甘んじていると言うべきなのか。とにかく今季を戦う上での至上命題であるJ1昇格に向けて、ようやく波に乗り始めたところではある。
そんな中、東京Vにとって今季最大のニュースが流れた。森本貴幸のイタリア・カターニア移籍だ。彼がJリーグ新人王を獲得したのは、昨年ではなく一昨年のこと。森本について語る時に、「まだ18歳」なのか「もう18歳」なのか、これも迷うところ。既に上の世代であるワールドユース選手権(U-19)まで経験しており、立派なプロ3年目の選手でもある。 しかし、それと同時に昨年秋以降、断続的にケガに悩まされ、その存在感がかすんでいたのも事実。なかなかトップで出番の恵まれなかった森本が、海外で経験を積んで帰ってきてくれればこんなに心強いことはない。「修行してきて、恩返ししたい」と森本はチームへの感謝の気持ちと共にコメントした。最大限の修行とは、別に学ぶことではなく本人が言うように「ヴェルディで得た技術を試して、発揮して結果を残してくる」こと。1年間、東京Vの動向と共に見守っていきたい。
そして、東京Vは森本が戻ってくる時に戦いの舞台をJ1に移しておく必要があるだろう。現状5位だが、首位柏との勝点差は10。昨年の27節終了時点で3位甲府と首位京都の勝ち点差は実に20。しかも甲府とは同勝点で札幌、2差で山形、4差で 仙台が追うという混戦状態だった。それを考えれば、まだまだ今季の東京Vは戦える順位、勝点だ。
ただ、今節、次節と平本が累積警告で出場停止。これを考えると森本が今いないことは痛いが、そうも言っていられない。明日の試合では前節決勝点をたたき込んだ廣山と齋藤の2トップに、得点をゆだねることになるだろう。また7月8日・鳥栖戦にて45分で負傷交代した石川がピッチに帰ってくる。中盤に安定感をもたらした新外国籍選手ゼ ルイス、攻撃力をもたらしたマルクスと初めて共にピッチに立つ。ハイレベルな戦いが見られそうだ。
今週、練習取材に訪れた際に行われていたのは、中盤より前、中盤より後ろと2パターンに分けた形の8対8。それを見ながら「ようやくチームっぽくなってきたな」と練習をみながらスタッフがつぶやいた。新加入選手も多く方向性も定まらなかった東京Vの練習もようやく活気あふれるものになったと感じるし、この5試合負けがないことから感じる雰囲気の良さもある。
「コーチ陣も含めて、口にしなくても分かると思っていた基本的なことを最近は口にするようになっている。それでやることがはっきりしてきていることはあると思う」とはこの5試合を振り返った、冨澤のコメント。このときの話題はボールの奪う位置、取り方に関してだった。共通認識があると思っていたが、話をするようになって初めて共通認識がなかったことにみんなが気づいたという。若干時間はかかったが、少しずつ前進していることに間違いはない。
「このメンバーで勝てなくてどうする」とスタッフがまたつぶやく。敵でも味方でも、今の東京Vの戦力を見れば思うことは同じだろう。
札幌との対戦は今季3度目。初回こそ西が丘(4/29)で快勝したが、前回(6/24)はアウェイで0−4と完敗を喫している。怖いのはなんといってもフッキだろう。前回2得点を献上しているが、彼をスピードに乗らせないことは一つのポイントだ。勝点3差で東京Vを追走するが、ここでその差が0になるか、6になるか。大切な戦いになる。
7月も最終週、年間を通して過密日程のJ2に、暑く苦しい夏も佳境にさしかかる。勝利が少しでもその負担をラクにすることは間違いない。
以上
2006.07.25 Reported by 了戒美子
J’s GOALニュース
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