7月26日(水) 2006 J1リーグ戦 第15節
新潟 0 - 1 鹿島 (19:02/新潟ス/39,278人)
得点者:'85 フェルナンド(鹿島)
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鹿島がMFフェルナンドのフリーキックで新潟を下した。85分、やや右よりの位置から直接フリーキック。これが決まって、接戦をものにした。鹿島は3連敗のあと2連勝。特にアウェイ2連戦で連勝したことは、今後に弾みがつく。新潟は終始運動量を落とさず、前線からのプレッシャーと連動して生まれる素早い攻撃を展開。だが、シュートが正面を突くなど、決定機を逃したことが響いた。
一進一退の攻防に終止符を打ったのはフェルナンドの左足だった。85分、ペナルティーエリア外の中央付近、やや右寄りで本山が倒される。フェルナンドは小笠原とともに新潟の壁の前に対峙した。小笠原がボールから離れると同時にスタートし、左足のインサイドで蹴る。ボールは横っ飛びした新潟のGK北野をかわし、クロスバーぎりぎりの右隅に突き刺さった。
「フリーキックは練習の成果が出た」。フェルナンドは素直に喜びを表した。一方、北野は「うまくタイミングをずらされた。駆け引きでやられました」と悔やむ。小笠原が一歩、二歩と後ずさりしたとき、北野の注意がそちらに向けられた。そのタイミングですでにフェルナンドがキックの体勢に入っていた。コンマ数秒のズレ。「あの差です。難しいボールだったけど、止められないわけではなかった」。瞬間の判断の差が鹿島を2連勝に導き新潟に2つの黒星を連ねさせた。
鹿島にとっては強行日程のアウェイ2連戦だった。22日のF東京戦は長野・松本。終了後、鹿島には戻らずに直接新潟へ。3日間の準備期間をキャンプに近い状態で過ごした。「肉体的な疲労を避けたかった」とアウトゥオリ監督。精神的な切り替えが難しい環境。ただ、チーム全体でそれをモチベーションをキープすることにつなげた。それは第5節千葉戦以来の無失点勝利に表れている。新潟の攻撃、特にファビーニョ、エジミウソンに対しては人数を割いてボールを奪いにいく。空いたスペースは全員でカバー。ゴール前ではシュートを簡単に打たせない。「失点ゼロで勝ったことは大きい。選手を褒めたい」。アウトゥオリ監督は選手の奮闘をたたえた。
新潟は目指す形はできていた。速い出足でボールを奪う。ピッチを広く使い、またはタテに速く展開する。ただ、ゴールには結びつなかった。9分にファビーニョがミドルシュートを放つが、鹿島のGK曽ヶ端がセーブ。40分のエジミウソンのシュートはGKの正面。61分、鈴木慎の左サイドからのセンタリング。フリーの寺川がヘディングに行くがヒットせず。鹿島以上に決定機をつくりながら、ものにすることができなかった。鈴木慎は言う。「いい試合だったけど、得点できなかったことがすべて」。
鹿島は3連敗の後の2連勝。上昇の流れはつかんだ。新潟は連敗を喫したものの、試合内容は持ち直した。次節は中身と結果を一致させなければならない。
以上
2006.07.26 Reported by 斎藤 慎一郎
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