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【J1:第15節 磐田 vs 横浜FM レポート】限られたチャンスを確実に決めた磐田が今季初の連勝。3日後の静岡ダービーへ弾みをつける。(06.07.27)

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7月26日(水) 2006 J1リーグ戦 第15節
磐田 3 - 1 横浜FM (19:04/ヤマハ/12,875人)
得点者:'45 前田遼一(磐田)、'53 前田遼一(磐田)、'68 大島秀夫(横浜FM)、'78 船谷圭祐(磐田)
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 ゲームを支配したのは横浜FMだったが、流れを支配したのは磐田。悪い流れをなかなか抜け出せないチームと、運も味方につけたチームとの明暗がはっきりと分かれた。

 スタメンは、両チームとも少しずつ変化があった。横浜FMは、システムは前節と同じ4-4-2だが、2列目の清水を狩野に、トップの久保を大島にと攻撃陣に変化を加えた。それに対して磐田は、横浜FM対策として、DFラインの前に菊地を入れて3ボランチのような形にして、トップは前田1枚(見方によっては成岡と太田を加えた3トップ)。4-5-1のような形で、この試合に臨んだ。
 試合が始まってまず目についたのは、磐田の徹底したマーキング。もっとも恐いマルケスには、右SBの茶野がマンマークに近い形でついていき、大島はセンターバックの2人で受け渡しながらマークして、2列目の吉田は菊地、狩野は左SBの服部が見張る形。そして、横浜FMのボランチ、マグロンと河合の攻め上がりには、福西とファブリシオが目を光らせた。前節まで課題となっていた相手ボランチに対するチェックをはっきりさせる狙いもあっただろうが、とくにブラジル人トリオにはかなり警戒しており、ドゥトラのオーバーラップにも、太田がよくついていった。
 一方、横浜FMのほうは、ラインを押し上げて守備のブロックをコンパクトに保ち、磐田の攻撃陣にほとんどスペースを与えない。その結果、序盤はどちらも攻撃よりも守備が目立つ展開となった。

 ただ、そうした中でも徐々に攻撃の形を作っていったのは横浜FM。15分にブラジル人のトライアングルで左サイドから崩してチャンスを作ると、その後も厳しいチェックの中でしっかりボールをつなぎながら左右から攻略していく。ところどころでマグロンへのマークが甘くなったこともあって、主導権は横浜FMが握り、チャンスの数でも優位に立った。
 逆に磐田の攻撃は、前線になかなかボールが入らず、サイドでもタメを作れないため、ビルドアップがうまくいかない。ときどきロングボールやカウンターといった単発の攻撃で相手ゴールに迫るのが精一杯で、前半が0-0で終わったのは、磐田にとっては大きなプラスだった。

 だが後半に入ると、いきなりゲームが動く。開始0分、ケガの茶野に代わって右SBに入った大井のスルーパスから太田が右に飛び出し、DFラインとGKの狭い間に速いクロスを通す。これを前田が身体ごと押しこんで、押されていた磐田が先制点を奪うことに成功。
 さらに、8分にもカウンターから太田が右サイドを駆け上がってクロスを入れると、今度はファーサイドに逃げた前田が、高い打点のヘッドを左ポストぎりぎりに決める。太田→前田のピンポイント攻撃で、磐田が一気に2点のリードを手に入れた。

 その後は、「DFラインがバテてきて、押し上げができなくなった」(岡田監督)ことで横浜FMの中盤にスペースができ始める。磐田のほうは、福西が前に残ってカウンター攻撃の起点となり、太田が前半よりも右サイドに張って裏に飛び出して、ドゥトラの上がりを牽制した。試合の流れとしては、後ろの6人プラスαでしっかり守って、カウンターで攻めるというはっきりした戦い方に移行した磐田のペースとなった。
 だが、こうなると横浜FMも攻めるしかない。6分にケガから久しぶりに復帰した山瀬を、15分に久保を投入して、前への圧力を強め、時間を追うごとに相手を押しこんでいく。16分と22分に空中戦から惜しい形を作り、23分にはマルケスの左クロスから大島が頭で決めて、1点を返した。
 さらに、26分のマルケスのシュート、27分の久保のヘッドと横浜FMが続けざまに決定機を作る。そのうちの一発が決まっていたら試合結果も変わっていただろうが、次の1点を決めたのは磐田。33分、ロングボールを前田が競って、こぼれを拾った福西が左からクロス。これが2列目から飛び出した船谷に正確に通って、GKと1対1から冷静にゴール右に3点目を決めた。
 これで磐田はかなり楽になったが、横浜FMもあきらめずに反撃を続ける。38分には河合に代えてハーフナーを入れ、4トップにしてパワープレー勝負に出た。だが、37分と46分の久保のシュートがバーとポストに阻まれ、44分のハーフナーの決定的なヘッドも左に外れる。この日は幸運の女神にも見放された横浜FMが次の1点を奪えず、試合は3-1で決着した。

 敗れた横浜FMは、内容は攻守ともにけっして悪くなかったが、結果が出ない中で焦りが出て悪循環にはまっているという印象。それだけに、ひとつ勝てば一気に流れを変えられる可能性もあるだろう。
 逆に、磐田のほうは限られたチャンスを確実に決めて、今季初の連勝。良い流れに乗りかけた感があるだけに、3日後の静岡ダービーが非常に大事になってくる。

以上

2006.07.27 Reported by 井上慎也
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