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【J2:第30節 愛媛 vs 横浜FC レポート】終盤に過ちを繰り返した横浜FC。勝ちきれない両チームが勝点1を分け合いながらも、梅雨明けの兆しが見えたのは愛媛。(06.07.27)

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7月26日(水) 2006 J2リーグ戦 第30節
愛媛 2 - 2 横浜FC (19:04/愛媛陸/4,624人)
得点者:'4 菅沼実(愛媛)、'23 オウンゴ−ル(横浜FC)、'76 アレモン(横浜FC)、'84 田村祐基(愛媛)
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「雨は上がったが、梅雨明けはまだですね」
とは試合後の愛媛・望月監督。横浜FCに逆転を許しながら、終盤に追いついた愛媛の連敗(雨)は止んだが、梅雨明け(白星)はお預けとなった。奇しくもこの日に愛媛では梅雨明けが発表されたが、今日の試合内容を続けられれば愛媛FCの梅雨明けも近そうだ。

その兆しは、立ち上りにいきなり表れた。まず3分、4分と続けて右サイドから攻撃を展開。4分のチャンスには右サイドのMF赤井が、中央のFW江後へパス。江後がスペースに飛び出してきたMF高萩へダイレクトでパスを送ると、高萩は一気にペナルティエリアへ侵入。これをゴール前に飛び込んできたMF菅沼が横浜FCゴールに蹴りこみ、愛媛が先制。「サポートをはやくして、数的優位を作って仕掛けることがテーマにあった」と望月監督がコメントしたように、2人目、3人目が次々とゴールに向かって飛び出していくことで、愛媛は前半戦にはなかった攻撃の厚みを見せた。

逆に「愛媛の出足の早さやクロスのときの攻撃の枚数、勢いに戸惑った」と高木監督も振りかえったように、序盤はその愛媛の攻勢に飲み込まれてしまった横浜FC。しかし、思わぬ形でその流れが一変する。前半23分、横浜FCは右サイドで得たフリーキックを、アウグストがゴール前に放り込む。するとゴール前の混線の中、愛媛のDF金守をかすめたボールが愛媛のゴールに吸い込まれた。

若い勢いで先制し、若さゆえに試合の流れをつかみきれなかった愛媛。オウンゴールで同点に追いつかれると、前半終了間際には、愛媛のDF森脇のクリアミスを横浜FCのFWアレモンに拾われる。これは愛媛のGK川本がファインセーブで難を逃れたが、連敗中のまずい試合運びを垣間見せた。

そして一進一退の後半でも、愛媛の若さにつけ込んだのが横浜FC。愛媛は71分過ぎから田中、千島、高萩が絡んで立て続けに得た決定機にもフィニッシュの精度を欠き、勝ち越しに失敗。逆に横浜FCは76分、FW城が素早いリスタート。DF小林が上げたクロスを逆サイドのMF崔が折り返し、最後はアレモンが左足でシュート。横浜FCはワンチャンスを逃さず逆転に成功した。

決めるべき時に決められない、連敗中の嫌な流れを引きずったかに見えた愛媛。しかし、この日勝ちきれない嫌な展開を繰り返したのは横浜FCの方。「残り時間の使い方をもう少し徹底できればよかった」と高木監督が悔やんだ84分。愛媛は前半から再三攻撃を仕掛けていた右サイドを森脇が強引に突破し、FW田村が押し込み同点。横浜FCは前節の湘南戦同様、終了間際に追いつかれて貴重な勝点3を逃した。

結果的には両チームとも勝点3を逃したが、試合終了後の様子は好対照。会見で悔しさをかみ殺した高木監督、足早に無言でバスに乗り込んだ三浦知。一方の愛媛は望月監督は「これまでなら負けゲームで追いつけた」と選手の頑張り、攻撃面での練習の成果に手ごたえを見せた。この状況であえて横浜FCの収穫をあげるなら、高木監督も評価した初出場・崔の出来。81分に崔が右サイドから上げたクロスに、誰も飛び込んでこなかったシーンには連携不足を感じさせたが、途中出場ながら攻守に奮闘を見せたことで今後は出場時間も増えそうだ。

そして愛媛のほうは、ホームで7試合ぶりの勝点奪取もさることながら、横浜FC相手に完全にサイドを崩した形での2得点は、得点力不足のチームにとって大きな自信になりそうだ。前節の仙台戦、今節の横浜FC戦とトレーニングで積み上げてきた攻撃の形に成果が見られた愛媛。勝点3は逃したが、今節のように暑さにも運動量が衰えることないサッカーを続けられれば、愛媛の梅雨明けはもうすぐそこに訪れるだろう。

以上

2006.07.27 Reported by 近藤義博
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