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【J2:第30節 湘南 vs 仙台 レポート】仙台がアウェイで快勝、2位に躍り出る。湘南は前半の失点が響き、ホーム3連勝ならず。(06.07.27)

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7月26日(水) 2006 J2リーグ戦 第30節
湘南 0 - 3 仙台 (19:04/平塚/5,536人)
得点者:'36 ボルジェス(仙台)、'74 ボルジェス(仙台)、'77 関口訓充(仙台)
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試合後のジョエルサンタナ監督は、じつに饒舌だった。記者の質問が途切れても会見の席を立とうとしない。仕舞いには誰に尋ねられるともなく相手の今後にまで言及し、讃えるのだから、よほど会心の勝利だったとみえる。

「悪夢のような相手」と評した指揮官の湘南に対する印象は、決して誇張ではなかったろう。今節2戦戦って1敗1分と、仙台は湘南から白星を奪えていない。そんな天敵を相手に、「今シーズンのベストゲームのひとつ」と手放しで喜べる試合を展開した背景には、監督の示した戦術の徹底があった。

試合開始直後こそ湘南がミドルシュートを放つなど積極性を見せたが、仙台もすぐに攻勢に出る。「前半5分ぐらい経ったときには、うちが攻め込めばいけるという感触があった」と、熊林親吾は振り返っている。事実、仙台はロペスを中心にボルジェス、チアゴ ネーヴィス、関口訓充ら攻撃陣が絡み、相手陣内へ押し寄せた。

さらに効いていたのは右サイドバックの中田洋介である。13分、ファーサイドへクロスを送りボルジェスのヘディングシュートを導くと、15分にはチアゴからのスルーパスに反応、右サイドをえぐり、自らポスト直撃弾を放っている。ロペスも右寄りに構えていたため、中田のサイドの攻撃はより活性化された。

ポジションをずらしながら巧みにボールを受けるロペスやボルジェスを、湘南は捉えきれない。だが一方で、DF陣の最後の寄せ、あるいはGK伊藤友彦の鋭い飛び出しによって、かさにかかる仙台の猛攻を耐えていた。そのまま守り抜き後半を迎えていれば、また違った展開が用意されていたことだろう。しかし、先制点は流れのとおり、仙台に転がり込む。
36分、コーナーキック後のゴール前の混戦から、ボルジェスがボールを奪い右足を振り抜いた。直前に上げられた副審の旗が目に入ったのだろう、湘南の守備に一瞬の隙が生まれたところでの失点だった。結局、オフサイドは認められぬまま、後半に突入する。

均衡を破られ反撃に転じる湘南は、立ち上がりからフラビオを投入し、積極的に前へ繋いでいく。自陣でのパスカットから佐藤悠介、尾亦弘友希へと回しクロスまで持ち込めば、右サイドバックの冨山達行もペナルティエリア付近まで上がり、佐藤のミドルシュートを演出する。さらに63分には尾亦が、67分には冨山が、それぞれフラビオやアジエルを絡めてサイドの起点となり、チャンスメイクした。両サイドを活かすこれらの攻撃は、前半にはなかなか見られなかったものだ。

だが湘南の反撃も、ゴールには届かない。逆に74分、ボルジェスがチアゴからのフリーキックを頭であわせ、この日2得点目を叩き出すと、その3分後には関口が左足でミドルシュートをゴールへ突き刺し、勝負を決めた。

「今日はベガルタの本来の姿を見ることができた。選手全員が戦術をまっとうしてくれた結果」開口一番、ジョエルサンタナ監督は選手たちを讃えた。順位も2位に上がり、次節はホームに帰って鳥栖を迎え撃つ。ユアテックスタジアムでは5試合白星から遠ざかっているが、この日の手ごたえを継続し、ホームでもサポーターに勝利を贈りたいところだ。

一方の菅野監督は、「相手の圧力もあり、キープレイヤーに自由を与えてしまった。ただ後半はプレッシャーを強め、ボールを奪い、積極的に自分たちのサッカーを展開した。今日とおなじような展開にならないようしっかり修正し、つぎに向かいたい」と、口惜しさを呑みこみ前を向いた。次節は、今節東京Vを喰って5位に浮上した札幌と闘う。かぎられた時間のなかで、攻守、そしてメンタリティを見直し、札幌厚別に乗り込む。

以上

2006.07.27 Reported by 隈元大吾
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