7月29日(土)J1 第16節 清水 vs 磐田(19:00KICK OFF/静岡)
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公式戦では今年最初の『静岡ダービー』。しかも両チームの今の順位は、清水6位、磐田7位と接近。どちらもまだ優勝を狙える位置につけている中でのダービーは、本当に久しぶりのことだ。逆に言えば、上位へ食らいついていけるかどうかのサバイバルマッチでもあり、絶対に勝ちたいという気持ちは、いつものダービー以上に強くなっている。
ホームの清水(とはいっても、エコパで磐田と戦う場合は、あまりホームらしさはないが)は、再開後の3試合で2勝1敗。これで勝ち点25となり、勝ち点50以上という目標に向けて、前半戦の最低限のノルマは達成した。しかし、これで満足することなく、「さらに勝ち点を積み重ねていかなければいけない」(長谷川監督)という状況だ。
試合内容に関しては、横浜FMに1-0で勝ったゲームは素晴らしかったが、次の京都戦は、その時点で17位のチームにあまり良いところなく1-2で敗れ、次の福岡戦も前半は相手の勢いに圧倒されたが、何とか2-1で逆転勝ち。良いときは非常に質の高いサッカーを見せるが、まだ戦い方が安定しないという印象がある。
ただ、昔からの清水の特徴として、強いチームと戦うときは良いサッカーになるという傾向があり、静岡ダービーでも非常に集中力の高いサッカーを見せることが多い。最近の戦績を見ても、過去2年負けなし。メンバーが入れ替わっていることもあって、過去のような磐田に対する苦手意識もないだろう。
戦力的には、10番・藤本が右足ハムストリングの肉離れ(全治3週間)で離脱したのが痛い。前節では、出場停止の兵働の代わりに久保山が先発して1アシストを記録しているが、新加入のアレシャンドレは未だ戦力となっていない。この両ワイドMFのポジションにはジョーカーとなる選手が欲しいところだが、現状ではその部分が少し物足りない。
しかし、前述のように本来のパフォーマンスを発揮できれば、戦術的な完成度は高いため、安定感は十分。チームとして磐田よりも『穴』がないのは間違いないだろう。さらに、前節でマルキーニョスがゴールを決め、チョ・ジェジンの調子も上がってきたため、自慢の2トップにも期待できるムードになってきた。
一方の磐田は、11節のG大阪戦も含めて、アジウソン新監督に代わってからの戦績は、2勝1分1敗。初めの2試合は、内容的にも納得のいかないものだったが、その後はC大阪戦、横浜FM戦と2連勝して、自信と勢いをつけている。
戦術的にも試合ごとに浸透してきたが、まだ清水ほどの完成度はなく、毎回新たな課題が表われているというのが現状だ。守備については、人に対するマークをはっきりさせるのが基本で、「後ろで余らないように、空いている選手はどんどん前に押し出していくように言われている」(田中)ということで、センターバックを1枚余らせる以外は、タイトに相手選手をつかまえにいっている。このあたりは、従来と異なる部分だ。
ただ、現状ではまだマークが曖昧になったり、受け渡しがスムーズにいかなかったりする中で、相手につけいるスキを与えてしまう部分もある。そのあたりの課題をどれだけ詰められるかが、この試合に向けての大きな課題となりそうだ。
また、アジウソン監督は「システムは相手によって変わることもある」と語っていたが、前節・横浜FM戦ではその言葉通り、これまでの4-4-2の形から、3ボランチにして1トップというシステム変更を行なった。今度の試合でも、もしかしたら清水対策として変化をつけてくるかもしれない。
戦力的には、横浜FM戦で茶野と田中が負傷交代しており、この試合に出場できるかどうかは微妙なところ。ただ、バックアップには、ベテランの鈴木、ユーティリティーな菊地、身体能力の高い大井と充実しており、そこは清水と比べてアドバンテージのある部分と言える。また、エースの前田が前節で2得点し、調子を上げてきたし、太田弟や成岡も充実している。両チームのFW対決という部分も楽しみだ。さらに、磐田のDF金と、清水のFWチョという韓国代表対決という見どころもある。
いずれにしても試合が始まれば、中盤でもゴール前でも激しい戦いが見られるはず。そうした局面局面で、1対1にどちらが多く勝てるのか、どちらが一歩の出足で勝りセカンドボールを多く拾えるのか。そのあたりも、試合展開を大きく左右することになるだろう。
タイトな4連戦の最後で、どちらもコンディション的にはかなり厳しいだろうが、選手たちがどれだけ闘志を保ち続けて、体力の限界まで戦い抜けるのか。接戦になった場合には、最後はそこが勝負を決めることになるのではないだろうか。
以上
2006.07.28 Reported by 前島 芳雄
J’s GOALニュース
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