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【AFC女子アジアカップオーストラリア2006:なでしこジャパン vs 北朝鮮女子代表プレビュー】残された切符はあと1枚。ワールドカップ出場をかけてなでしこジャパンが宿敵、北朝鮮と対決!(06.07.30)

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●AFC女子アジアカップオーストラリア2006 3位/4位決定戦
7月30日(日)12:00(日本時間)/Hindmarsh Stadium
なでしこジャパン vs 北朝鮮女子代表
−スコアボードは【こちら】
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今大会で獲得できる『FIFAワールドカップ中国大会』行きの切符があと一枚となった。
現在オーストラリアのアデレードで開催されている『AFC女子アジアカップオーストラリア2006』のグループリーグを1位で通過したなでしこジャパン。ワールドカップ行きをかけた戦いとなった準決勝でオーストラリアに敗れ、3位決定戦を戦うこととなった。しかし、準決勝のもう一方、北朝鮮vs中国で北朝鮮が敗れ、中国が決勝に進んだことにより、3位になるチームがワールドカップ行きを決めることになり、なでしこジャパンにのぞみがつながった。(FIFAワールドカップ2007の開催国が中国のため、開催国をのぞく上位2チームのW杯出場が決まる。)

7月30日に行われる3/4位決定戦(12:30キックオフ/日本時間)、相手は過去何度も対戦してきた北朝鮮。その北朝鮮は、準決勝の中国戦で、北朝鮮が試合後に起こした行為により、GK18番のHAN,Hey YongとDFで5番のSONU,Kyon Sunと同じくDFで6番のSONG,Jung Sunのこの試合への出場停止がAFCによって発表された。これは、試合終了間際にとられたオフサイドに猛攻し、試合終了後に審判に対する暴力行為、更にはペットボトルを投げるなどの行為によるものだ。3人とも北朝鮮の主力であり、GKと、4−4−2の4バックの右2人を欠くこととなった。北朝鮮は、今大会を通じた戦いを見るとしっかり繋いで、サイド攻撃を有効に使うというイメージがあり、フィジカル面ではこれまでどおりの強さを見せる。前日練習は、冒頭の10分だけ公開され、その後は出場停止の3人を抜いた戦術練習を行った北朝鮮(今大会で3回目の一部公開)。

過去の対戦成績は2勝1分8敗ではあるが、アテネオリンピックの予選では日本が勝利し、大一番をモノにしている。攻撃面では、相手のGKが変わったことや、DFの主力が2人いないこともあり、チャンスとなれば、迷わず積極的にシュートを打っていくところを期待したい。「ミドルレンジからでもどんどん打つことを意識していきます」と永里。そして、北朝鮮の攻撃では、キャプテンでFWのRi,Kum Suk(17番)が要注意だが、日本のキャプテン磯崎は「北朝鮮がどんな戦いをしてくるかわかってるし、今大会でも見ているからイメージはできています。ワールドカップ出場をかけての戦いでかなり激しく来ると思いますけど、こちらも気持ちで負けないように戦いたい」と自信の表情を見せた。

大橋監督は、相手の3選手が出場停止となったことに対して、選手の気持ちを引き締めることを一番に考えた。「一番大切なのは、主力が3人出ない相手ということに対して『油断が生じること』。それがないように。こういうワールドカップへの出場権がかかった戦いだから、みんなが必死でやってくる。レギュラーがいないということに対して、心に隙が出来ることのほうが大きな問題になってしまう」と選手に対しても強調したという。「自分たちのもてる力をいかに100パーセント出し切るか」「相手以上の強い気持ちで試合に臨み、90分を戦い抜くか」・・・選手たちも気持ちを高める。

準決勝のオーストラリア戦を終えて、「自分たちの力が出し切れなかった」と悔しさをにじませた選手たち。「戦う気持ち」「大舞台で力を出し切る気持ちの強さ」をより全員が持つために、澤、磯崎、酒井などが中心となり、チームのミーティング以外でも選手たちだけでミーティングをし、まずは次にむけて気持ちを切り替えることを心がけた。
オーストラリア戦翌日の練習の冒頭で、監督から話があり、円陣から練習に切り替わる際に大きな声できっかけを作ったのは、荒川選手。「元気だしていこう!」・・・少し面白い言い方だったこの大きな声に、神妙な表情だった選手たちの表情が一気に明るくなり笑顔も見られた。前日練習でも同様に監督の話が終わると、荒川選手がこの一言を出し、練習がスタート。ウォーミングアップでは柳田選手が中心となり、全員が揃って大きな声でカウントをした。それぞれが自分の出来ることでチームを盛り上げ気持ちを切り替えた。

決戦前夜も、澤、磯崎、酒井が中心になり、これまでワールドカップの出場権、アテネオリンピックの出場権を勝ち取ってきた経験を活かしてチームを盛り上げようとミーティングを開く。「こういうプレッシャーのかかる試合で、どう戦っていくか、自分たちみたいな上の年代の人間がみんなに話をして、強い気持ちでひとつになって戦いたい。試合中のことで言えば、失点してしまったときのモチベーション、試合前の緊張をほぐしてリラックスしていつもの戦い方をするため、絶対に負けないという気持ちの持ち方とか・・・若手を励ましたり、盛り上げたりしながら、やっていこうと思っています」と澤。大橋監督も「ベテランの選手たちがうまくそのあたりをコントロールしてくれている」と語る。

決戦の地・アデレード、日中降っていた雨はやみ、夜になってかなり冷え込んできた。しかし、雨上がりの町には美しい夜景が輝きを放っている。いよいよ明日12:00キックオフ(日本時間)、お互いに一歩も譲れない戦いが始まろうとしている。持てる力を100パーセント出し切って北朝鮮を破り、ワールドカップ行きを決めたい。

以上

2006.07.29 Reported by 日々野真理

以上
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