●さいたまシティカップ 2006 presented by サークルKサンクス
7月31日(月)
浦和 vs FCバイエルン・ミュンヘン(19:00KICK OFF/埼玉)
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ワールドカップ中断後の11日間での4連戦を2勝1分け1敗の成績で終えた浦和は31日、さいたまシティカップ(埼玉スタジアム:19時キックオフ)でドイツの名門バイエルン・ミュンヘンと対戦する。
一昨年はイタリアのインテル、昨年はスペインのバルセロナと2季連続で欧州のビッグクラブを招き行なわれた同カップだが、試合前の大々的な宣伝とは裏腹に、実際に来日したチームに目玉となる主力選手は含まれておらず。インテルには先のワールドカップでイタリア優勝の原動力にもなったDFファビオ・カンナヴァーロ(当時:現レアル・マドリー)、バルセロナには昨季のUEFAチャンピオンズリーグを制したブラジル代表のロナウジーニョ、カメルーン代表のエトーらが所属していたものの、いずれの選手も諸事情を理由に来日を見送り、日本のファンの前に姿を見せることはなかった。
しかし、今年は少し違うようだ。来日(予定)メンバーには、先のワールドカップで3位に入賞したドイツ代表メンバーから大会のベスト・ヤングプレーヤーに選ばれたポドルスキ、レギュラーとして活躍したDFラームとMFシュヴァインシュタイガー、02年日韓大会ではMVPに輝いたGKカーンのほか、ブラジル代表DFルシオ、フランス代表DFサニョル、イングランド代表MFハーグリーヴス、パラグアイ代表FWサンタクルス、イラン代表MFカリミらワールドカップに出場した各国の代表選手が多数含まれている。
加えて、過去来日したインテル、バルセロナらはスケジュールの問題もあり、コンディション面に多くの問題を抱えていたものの、今回のバイエルンに限っては、8月2日に今季初の公式戦、11日にも3連覇のかかるブンデスリーガの開幕を控えているだけに、シーズンインに向けてコンディションが上がっていることが予想され、展開によっては親善マッチとはいえ、激しい戦いが見られそうだ。
迎え撃つ浦和としては、Jリーグ制覇はもちろんのこと世界レベルへのクラブを目指すうえで、欧州の強豪クラブとの一戦は貴重な機会だけに、アグレッシブに戦い自分たちのプレーがどこまで通用するのか、試してもらいたい。また連戦で疲労は溜まっていると思うが、次代の日本代表を担う存在ともいえる田中達、長谷部、闘莉王らが、国際レベルの選手を相手にどんなプレーを見せてくれるかも、楽しみのひとつといえるだろう。
なお、浦和対バイエルンの一戦に先立って同スタジアムでは両チームのOB戦(16時30分キックオフ)が予定されており、バイエルンからは現会長で1980年、81年には2年連続で欧州最優秀選手(バロンドール)に輝いたカールハインツ・ルンメニゲ、1990年イタリア大会で優勝した西ドイツ代表(現ドイツ)のメンバーであるアンドレアス・ブレーメらのほか、浦和OBチームからはブッフバルト監督、エンゲルスコーチらの出場が予定されている。
ともに赤を貴重としたユニフォームを纏っているだけに、スタジアムは普段以上に真っ赤に染まること間違いなし。OB戦を含めて、一見の価値“あり”である。
以上
2006.07.30 Reported by 栗原 正夫
J’s GOALニュース
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