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【J1:第22節 磐田 vs 新潟 レポート】7−0の大勝で新潟を下した磐田。内容も攻守ともに目指すサッカーに手ごたえを感じさせた一戦。(06.09.10)

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9月9日(土) 2006 J1リーグ戦 第22節
磐田 7 - 0 新潟 (19:00/ヤマハ/11,471人)
得点者:'22 ファブリシオ(磐田)、'36 前田遼一(磐田)、'42 田中誠(磐田)、'53 太田吉彰(磐田)、'60 福西崇史(磐田)、'61 前田遼一(磐田)、'85 船谷圭祐(磐田)
★ハイライト&会見映像は【こちら】
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 7-0というのは、今季のJ1全試合中で最大の点差がついたスコア。ただ、先制点が入った22分までは、これほど一方的なゲームになるとは、およそ想像がつかない試合展開だった。

 メンバー的にも、新潟は攻撃陣に精鋭が揃っていた。ボランチのシルビーニョがボールをさばき、2トップのうちエジミウソンがクサビのボールをしっかりとキープして、矢野は精力的に走って裏を狙う。2列目の鈴木慎(右)とファビーニョ(左)もサポートにスペースに守備にと運動量豊富に動き回る。そのため、ボールもしっかりとつながり、序盤は磐田に引けをとることはなかった。
 一方の磐田も、西のケガでカレンが出場し、これまでより2トップという感覚が強くなったが、カレンがよく動いて、太田も体調が良く、前線の流動性は確保された。パスの出し手・つなぎ手としても、福西、ファブリシオ、上田と揃っており、出し手と受け手の関係がバランスがとれている。アジウソン監督が目指すポゼッション・サッカーは、徐々にだが確実に進化していることがうかがえた。
 また守備に関しては、両チームともボール保持者に対するプレッシャーがかかって、マークにも大きな破綻はなく、簡単には崩させない。どちらも攻守ともに締まりがあって、10位と12位の試合という雰囲気ではなかった。

 だが、22分にファブリシオの見事なFKが決まって磐田が先制すると、雲行きがあやしくなってくる。「うちはアウェイで(先に)点を取られると本当に消極的になってしまう」と、前半はベンチで冷静に見ていた寺川が嘆いたように、先制された新潟は、攻撃では積極性が低下し、守備でも寄せが甘くなっていく。
 ただ、磐田のほうも、ボールを支配しながら、ペナルティエリア手前で崩しにかかる部分でのドリブルやワンツーなどによるチャレンジが乏しく、シュート・チャンスを増やせない。そのあたりは前半でやや物足りなかった部分と言える。
 だが、右サイドからの崩しは徐々に機能し始めた。「全体的に右を空けてヒデさん(鈴木秀)が使ってくるような形をとっていたので、僕もFWもできるだけ中にいて(右の)スペースを空けるように意識した」と太田が語ったように、磐田の大きな武器である太田の動きに対して、対面の左SB三田はついていくしかなく、三田が中に絞ることによって、右サイドにスペースが生まれた。36分、そのスペースに鈴木がダッシュすると、センターバックの金から最高のロングボールが出て、深い位置からクロス。GKとDFがお見合いしたような形になってすり抜けたボールを前田が身体ごと押しこんで、磐田が2点目を奪った。
 さらに、42分には上田の右CKからDFのミスをついて田中が頭で決め、3点目。結果的にこれで試合はほぼ決まってしまった。

 後半になると、1点でも多く返したい新潟が前がかりになり、ボールを奪われた後、少ない人数で対応しなければならない場面が多くなる。こうなると、あとはもう新潟から遠路駆けつけたオレンジのサポーターにとっては、悲劇としか言いようがなかった。
 磐田が右サイドで数的優位を作り、そこから再三チャンスを作っていく。8分には、太田が右の裏に抜け出し、そのまま自ら中に切れ込んでシュートを決め、4点目。15分には、右CKから福西が決めて5点目。その1分後にも、右に飛び出した太田のクロスから前田が落ち着いて決めて6点目。
 その後は、新潟が意地を見せて押しこむ場面を作るが、ここは磐田のDFラインとGK川口が落ち着いたプレーで抑えこむ。そして40分には、太田が今度は左に飛び出して船谷のゴールをアシストし、だめ押しの7点目。
 終わってみれば、シュート数は磐田が15本、新潟が14本とわずかに1本差。全体的な印象でも、7点差がつくほど内容に差はなかった。それだけに新潟には、リードされることで崩れたメンタル面の立て直しが重要になるだろう。

 一方、大勝した磐田は、ヤマハスタジアムではこれで6連勝。7得点は03年5月(東京V戦)以来で、7点差は98年9月(神戸戦)以来と、サポーターには大満足の1日となった。内容的にも、アジウソン監督のサッカーが攻守ともに少しずつ形になってきたことが確認できたゲーム。ただ、大勝の後はえてして恐いもの。しかも、次節は2位の川崎Fが相手。ここで良いサッカーをして結果を出してこそ、この勢いが本物となるはずだ。

以上

2006.09.10 Reported by 井上 慎也
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