9月10日(日) 2006 J1リーグ戦 第22節
大宮 0 - 2 浦和 (19:05/埼玉/35,059人)
得点者:'44 ワシントン(浦和)、'89 永井雄一郎(浦和)
★ハイライト&会見映像は【こちら】
----------
試合後の監督記者会見場、勝っても負けても一定の表情を崩すことの少ない三浦俊也監督が珍しく語気を荒げた。「あれだけクロスが上がっていて中でフォワードがシュートを打てないのはなぜなのか」そして、若干早口で続ける。「点がとれる気配がしない試合でした」
その嘆きも仕方がない。前半からお互い決定機は五分だったであろうが、得点は全て浦和に転がり込む。「時差ぼけがきつかった」と笑いながら試合を振り返る闘莉王を中心としたディフェンス陣の相変わらずの鉄壁さの前に結局はなすすべなく敗れた大宮。8位から9位へと一つ順位を落とし、悲願のダービーでの勝利はならず2連敗。浦和はリーグ唯一の10点台である失点17と共に、首位G大阪と勝ち点3差の3位をキープし今後への弾みをつけた。
メンバーを見ると大宮は小林大を欠き、波戸、桜井はベンチ入りしたものの土屋の復帰はならず。今季のベスト布陣からはほど遠い陣容。一方浦和は鈴木を出場停止で欠くものの酒井がきっちりとそのポジションを務め、闘莉王に言わせれば「MVP級の働き」を見せる。田中達はベンチスタートだったもののその二人を除く代表組5人は元気にスタメンに名を連ねた。
前半を見ると「得点の気配はない」(三浦監督)ものの、互いにリズムがつかめない試合。「ベンチでみていてもどかしかった」(相馬)と浦和勢も捉えるように、引いて守る大宮の前半の前に攻め切れない浦和。ただ、大宮も「あそこまで引くっていう指示ではなかった」(橋本)と浦和の勢いに押され、中盤でのプレスも効かず本来よりも更に引かされてしまう状態へと変わっていく。そんな前半大宮が放ったシュートは5本であるのに対し浦和は11本。「シュートを打てば何かが変わるようでもあった」(相馬)浦和はどんどん仕掛けてくるようになる。攻める浦和、しのぐ大宮。しかし、大宮にはどこか集中の糸が切れるタイミングがあるのか、前半も終了間際の44分、闘莉王が挙げたボールを受けた酒井が強烈シュートを放つ。これをGKが両手でキャッチにいくもののはじいてしまい、そこに詰めていたワシントンに決められる。
後半は「後半、負けていることもあったと思う」(三浦監督)猛攻を仕掛ける大宮。だが、開始3分には、永井とワシントンにペナルティエリア内でつながれ最後は永井のシュートミスに助けられる。その2分後、トニーニョからのタテパスを小林慶がペナルティアーク付近からシュートするもわずかに枠を逸れる。その後も10分、長谷部のドリブルシュート。13分フリーキックのこぼれ球を片岡がミドルシュート、など枠を捉えきれないものの両チームに惜しいチャンスが続き「試合がどちらに動くか分からない」(ブッフバルト監督)状態が続く。
だが、後半も終了間際、ロスタイムに入ってから追加点を奪われる。攻撃に人数をかけ手薄になったスペースを永井が見逃さず持ち込んで追加点。結果2−0と大宮は完敗を喫した。
浦和は、もはや優勝以外を意識することもないようだ。「他の試合のことから言って勝つしかなかった」とブッフバルト監督。もはや目指すべき場所は明確だ。
一方大宮はこれで引き分けを含み3試合勝ち星なし。目標とする年間7位から二つ遠ざかった状態、かつ中位であるためどこか目線が定まらない印象も受ける。次は今季1勝している甲府とアウェイでの戦い。切り替え、そして次へ。進んでいくしかない。
以上
2006.09.11 Reported by 了戒美子
J’s GOALニュース
一覧へ【J1:第22節 大宮 vs 浦和 レポート】大宮が浦和の堅守の前に破れ、ダービー2連敗。(06.09.11)















