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【J2:第40節 水戸 vs 横浜FC プレビュー】笠松で1度も勝利したことのない横浜FCを迎え撃つ水戸。もう1度、守備の意識を強めて勝ち点3を狙う。(06.09.16)

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9月16日(土)J2 第40節 水戸 vs 横浜FC(14:00KICK OFF/笠松)
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-スターティングメンバーは、試合開始約2時間前に各試合のスコアボード「試合詳細」に掲載されます-
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ロスタイムは3分を経過していた。ペナルティエリア内でボールを受けた城は巧みなステップで水戸DFをかわしながら冷静にシュート。ゴール左隅に吸い込まれると、横浜FCの選手は歓喜を爆発させ、力果てた水戸の選手はピッチに倒れこんだ。8月6日に行われた前回の対戦(第32節)、水戸は後半に2点差を追いついたものの、試合終了直前の城のゴールによって横浜FCの軍門に降ることとなってしまったのだ。

そんな壮絶な戦いとなった前回の対戦をはじめ、今季の両チームの対戦はいずれも遺恨に満ちた戦いとなっている。最初の対戦となった第6節では開幕から3戦負けなしと好スタートを切り、自信をつけていた水戸だったが、組織された横浜FCのサッカーに手も足も出ず完敗。横浜FCにとって勢いに乗る勝利であったのに対し、水戸はそれまで築いてきた自信を木っ端微塵に砕かれ、試合翌日の練習はまさにお通夜状態で行われていた。2回目の対戦では「極端にリトリートした」(前田監督)水戸が全員守備で横浜FCの攻撃を封じ、カウンターからアンデルソンの個人技でゴールを奪い、横浜FC・高木体制後初の黒星をつけたのである。その試合が「若い選手の自信になった」(前田監督)水戸に対して、横浜FCにとってはトゥイードや中島がけがをするなど手痛い敗戦となったのだ。そして、3度目の対戦は前述の通り、城のロスタイム弾で横浜FCが勝利。今季のこのカードは激戦の運命を担っているようだ。

4回目の対戦となる今回。水戸にとっては前回の悔しさを晴らしたいところ。だが、今の水戸は調子が良くない。第3クールに入ってから見られた中盤の構成力は陰を潜め、今はまたシーズン序盤のような「アンデルソン頼み」が目立っている。だが、そのアンデルソンに対しても各チームともに研究しており、個人技で打開することができず。前節、水戸が放ったシュートはわずか2本。攻撃は停滞している。また、守備も中盤でプレスがかからないため、最終ラインが低くなっており、チーム全体が間延びしている。前節札幌戦ではそのスペースをうまく使われ、フッキに自由を与えることとなってしまった。

どうすれば、調子は戻るか。その鍵は前節の得点シーンに隠されているのではないか。西野が前線から猛プレスをかけ、ボールを奪取。そこからサイドに展開し、クロスのこぼれ球を椎原が押し込んだシーン。その西野のように1人1人が激しく動いてプレスをかけることで相手の攻撃を封じ、そしてそこから速攻を仕掛けることが重要だ。やはり、水戸は守備のチーム。チーム全体での守備の徹底を思い出さないといけない。2度目の対戦で横浜FCに勝利した時のように、もう1度原点回帰の守備戦術で自信を取り戻すことも必要なのではないだろうか。

前節、柏に勝利して勢いに乗る3位の横浜FCだが、決して水戸は組し易しの相手ではない。横浜FCの特徴は相手にボールを支配させ、強固な守備を基盤に相手の隙を突くサッカーであり、引いて守る相手は得意ではない。前節も柏がボールを支配したことで、守備のリズムをつくることができたが、今節は否が応にも横浜FCが支配する時間が増えるはず。けがでアウグストを欠く中で堅固な守備を誇る水戸をこじ開けられるか。さらに過去8戦、横浜FCは笠松で勝利したことがなく、まさに笠松は「鬼門」なのである。その呪縛を解き放てるかにも注目したい。

水戸にとって気をつけるべきは14試合で10ゴールを奪っているアレモンと言いたいところだが、前節復帰した中島のクサビのボールを気をつけたいところ。彼から城に入るボールが攻撃の起点となるだけに、前からプレッシャーをかけていき、ボールの出所を抑えたい。そして、ボランチの山口にいかに自由を与えないかも重要。彼こそ今季の横浜FCの心臓であり、彼を封じることが横浜FCの攻撃を止めることにもつながることとなる。これまでの戦い通り、試合は接戦となるはず。まずは横浜FCの長所を消すことでリズムをつかんでいきたい。

そして、この試合に向け、昇格を後押しすべく横浜からはサポーターがバス4台で乗り込み、過去最高の動員を計るという。ホームの水戸サポーターはそれを上回るモチベーションで彼らを出迎えなければならない。順位に差さえあれども、勝負は紙一重。サポーターの力は間違いなく、それを左右するはずだ。

以上

2006.09.15 Reported by 佐藤拓也
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