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【J1:第25節 横浜FM vs 磐田 レポート】シュート31本の応酬は、ロスタイム前田のゴールで決着。横浜FM、悔やまれるPK失敗も、川口が凄すぎた(06.09.30)

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9月30日(土) 2006 J1リーグ戦 第25節
横浜FM 0 - 1 磐田 (15:04/日産ス/25,435人)
得点者:'89 前田遼一(磐田)
★ハイライト&会見映像は【こちら】
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 3分のロスタイムが過ぎようとしていた。横浜F・マリノスは、GK榎本哲也の再三にわたるセーブで、ジュビロ磐田の攻勢をしのいだかに見えた。だが、右サイドを深くえぐった菊地直哉のセンタリングを、カレン・ロバートがシュート。榎本哲が必死で弾き返すも、そこに詰めていた前田遼一に決勝ゴールを決められてしまった。

 程なく鳴り響く終了のホイッスル。「ワッショイ、ワッショイ!」。ゴール裏にこだまする磐田サポーターの歓喜。かたや、精魂尽き果て、座り込む横浜FMの選手たち。両チーム合わせて31本(横浜FM16・磐田15)のシュートが飛び交ったスリリングな攻防は、最後の最後で、磐田が勝利の凱歌をあげた。

 試合は立ち上がり、ジャブの応酬。まず、2分の横浜FM。栗原勇蔵のスローインから、奥大介がジャンピングボレー気味に逆サイドへ振る。これを受けたドゥトラが切れ込んで、ショートパスを入れるがクリアされた。3分にはフリーキック。中澤佑二が蹴るが、ライナーはクロスバーを超えた。

 磐田も4分、こぼれ球を拾ってワイドに開いて、中山雅史がドリブルで切れ込む。ここは、栗原の深いタックルに奪われてしまう。6分にも中山は、右からのクロスをトラップしてシュートを放つが、GK榎本哲にストップされた。

 その後は磐田がややペースを握るが、横浜FMも攻守の切り替えが早い。12分には上野良治の左足ミドルシュート。ポストの右をわずかにかすめた。出場停止明けの久保竜彦は前からしつこくチェイシング。22分には、金珍圭のパスミスを誘い、スローインから久保が左へ開く。ドゥトラのクロスに田中隼磨のヘッドは、惜しくも外れた。26分にも久保の追い込みから磐田がミス。奥が持ち込んでゴールの右隅を狙うが、わずかに逸れた。

 磐田も27分、鈴木秀人が右から対角線のシュート。30分には右コーナーキックから前田が折り返し、田中誠がヘディングシュート。横浜FMは38分、久保がドゥトラに預けて、ゴール前へ。だが、後ろからのボレーはジャストミートしなかった。ロスタイム、奥のフリーキック、続くコーナーキックは鋭く巻いてきたが、いずれもGK川口能活がクリアした。

 後半、まず磐田。スルーパスに飛び出た中山のシュートは、果敢に飛び出した榎本哲のセーブに遭う。横浜FMは、奥のクロスがこぼれ、逆サイドでフリーの松田直樹に渡るが、体勢を崩してシュートが打てない。56分には、磐田のコーナーキックを跳ね返してカウンター。ドゥトラのラストパスに久保が左からシュートを放ち、リズムをつかんでいく。

 そして、横浜FMに絶好のチャンスが訪れたのは74分。ドゥトラのFKから、栗原のヘッドは川口にセーブされるが、その前のファウルでPKが与えられたのだ。蹴るのは、今シーズン幾度も大事な場面で決めているキャプテン・松田。しかし、いつにも増して長い間合いの末に放たれたシュートは、川口の読みにまんまとはまってしまう。

「ラッキーなPKだったので、決められなかったのは致し方ない」という水沼監督。しかし、悔やみきれない横浜FMの攻撃はなおも続く。83分、連続攻撃を跳ね返されるも、栗原が懸命に押し返す。そして上野のクロスに、ゴール前で坂田大輔が体を張って、落としたところに山瀬功治がシュートを打つもクロスバーを超えた。

 そして、残り5分を過ぎた時間帯。容赦ないオフェンスで相手ゴールを脅かし続ける磐田。一方、GK榎本哲の思い切り良い飛び出し、パンチング、セーブでしのぎ続ける横浜FM。このままスコアレスドローで終わるかと思われたのだが…。

 勝った磐田は、川口のスーパーセーブに鼓舞される勢いで、最後まであきらめずにゴールを狙い続け、見事に実った。「あのまま引き分けになったら、申し訳なかった。誰でもいいから点を取ってくれという感じで突っ込んだ」(太田吉彰)。「おいしいゴール。能活さん初めDF陣のおかげです」(前田)。

「PKは(川口)能活さんの間合いだった。クロスへの間合い、存在感、すべてにおいて自分とは違う」と言う榎本哲もスーパーセーブを連発、決して引けは取らなかった。終了間際、足が止まってしまったDF陣はさすがに元気がない。それでも、90分にわたって、攻守にキレを見せた横浜FM。うつむく必要など、まるでない。「PKを外しても、オレが盛り上げるくらいにならなければ!」。榎本哲が気丈に顔を上げて、バスに乗り込んだ。

以上

2006.09.30 Reported by 近藤泰秀(インサイド)

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