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【J1:第25節 C大阪 vs 鹿島 レポート】C大阪がロスタイムに同点ゴール、ツメを欠いた鹿島は優勝戦線から一歩後退(06.10.01)

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9月30日(土) 2006 J1リーグ戦 第25節
C大阪 2 - 2 鹿島 (19:04/長居/15,186人)
得点者:'33 ファビオサントス(鹿島)、'60 野沢拓也(鹿島)、'64 名波浩(C大阪)、'89 酒本憲幸(C大阪)
★ハイライト&会見映像は【こちら】
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試合前日、前々日と2日間にわたって完全非公開練習を行い、取材も一切受けないという徹底した規制を布いたC大阪。その「カーテン」の奥に隠されたスターティングメンバーは、前節とは異なるものだった。
バックラインは出場停止の藤本康太に代わって山崎哲也が左のストッパーに入るという変更だけだったが、ボランチには8試合ぶりの先発となるピンゴを起用。塚田雄二監督は「コンディションが上がってきたので、使う機会をうかがっていた」と説明した。さらにここ数試合ベンチスタートだった名波浩をトップ下で先発させた。「前節の福岡戦であまりにもボールがおさまらなかったから」(塚田監督)というのがその理由で、中盤でのコントロール役を託した形だった。

万端の準備をして臨んだC大阪だったが、前半立ち上がりから主導権を握ったのはアウェイチームだった。ボランチのフェルナンドが中盤でボールを動かし、2列目のサイドに張った野沢拓也とファビオ・サントスが動き回ってボールをつなぐ。ピッチを広く使い、流れるようなパスワークを見せてC大阪を圧倒した。
ボールを支配し、相手陣内で試合を続けていた鹿島の先制ゴールは33分。野沢のロングパスが一気にC大阪ゴール前へ。走りこんだファビオ・サントスが、ダイレクトで叩き込んだ。C大阪のディフェンス陣が戻りきれないほどの鮮やかなカウンターアタックは、塚田監督に「警戒して練習のなかでも確認したが、脱帽というところ」と言わせた。
前半の鹿島は、守備でもC大阪を上回った。C大阪の選手がボールを持つと、すぐにプレッシャーをかけ、数人で囲んで自由にプレーをさせなかった。時間が経つにつれてC大阪は、攻撃の選手と守備の選手が離れてしまい、反撃のきっかけを見出せなかった。逆に、得点の場面以外にも多くのチャンスを作った鹿島にすれば、前半のうちにたたみかけておきたかった。31分の柳沢のシュートや、43分にバーをたたいた野沢のFKが決まっていれば、また違った結果になっていたかもしれない。

後半の立ち上がりも、鹿島ペースが続いた。全員が連動して動く攻撃サッカーに変わりはなく、60分にはまたもやカウンターから野沢が得点をあげて2点差にした。
試合の流れが変わったのは、その4分後の名波のゴールから。すでに提示されていた選手交代を告げるボードには「16」が点灯していた。「交代ボードを見ていたので、最後はシュートで終わろうと思った」という名波の左足が相手DFのクリアボールをとらえ、ゴールに突き刺した。1点を返したC大阪は、名波と森島寛晃を下げて、ベンチに温存した大久保嘉人と古橋達弥を同時に投入。反撃モードを一気に加速させた。
足が止まり始めた鹿島を次第に追い詰め、主導権は完全にC大阪へ移った。65分すぎからは連続してCKでチャンスを作り、73分には大久保が、76分には西澤が決定的なシュート。これはいずれも決まらなかったが、C大阪は最後まで攻撃の手をゆるめなかった。
ロスタイムに入って2分すぎ。相手DFのクリアを右アウトサイドの酒本憲幸が押し込んだ。「全然ジャストミートしなかった」というシュートだが、これがゴールに吸い込まれ、土壇場で2-2に。

「リードしてから我々のやるべきことをやらず、流れを相手に渡してしまった」と語った鹿島のアウトゥオリ監督の表情は冴えなかった。一方の塚田監督は、「選手の意地を感じた試合。次の試合に今日の勝点1をつなげたい」と、安堵した様子。同じ勝点1を得ても、両監督のとらえ方はまったく違っていた。


以上

2006.10.01 Reported by 横井素子

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