■最後の課題
「走撃」への原点回帰。残り試合で開幕戦を凌駕する今季の最高のゲームを!
今季、草津は「走撃」というクラブコンセプトを掲げてスタートを切った。選手一人ひとりの走力をベースに走り勝つサッカー。90分間を走り抜き、相手を撃破することが、今シーズンの草津に課せられた使命だった。
オフシーズンに徹底的な走り込みを行い、期待と不安が入り混じる中で迎えた開幕戦。J1から降格してきた神戸を相手に、草津は走った。そして、勝った(3-0)。あの試合で草津が神戸から奪った3つのゴールは、いずれも「走」から生まれたものだった。あの感動と衝撃は今も心の中で熱く、くすぶり続けている。多くのサポーターも「走撃」が持つ高い可能性を確信したはずだ。
あれから約8カ月、長かったJ2も気付けば最終コーナーを迎えている。草津は48試合中の42試合を消化した。先日、選手やサポーターに今季のベストゲームを尋ねてみたところ、「開幕戦」という答えが多く返ってきた。ホームで初勝利を挙げた6節・山形戦(3-1)、開幕戦に続き金星を奪った16節・神戸戦(3-2)、国立で勝利を挙げた41節・横浜FC戦(2-0)などベストゲーム候補は他にもあるが、オープニングゲームという独特の雰囲気も加味される分だけインパクトが強いのだろう。
確かに開幕・神戸戦がベストゲームに値するのは間違いない。しかしながら、開幕戦を超えるゲームがなかったと考えると、多少の寂しさも残る。シーズンが進むに連れて、チームには成長が見られているだけに、開幕戦を凌駕するゲームが展開されても何らおかしくはないのだ。だが、いまのところ、そういう試合には巡りあっていない。では、なぜ印象に強く残る試合ができないのだろうか。
その答えは、「気持ち」にあるような気がする。チームのベースが少しずつ出来上がってきているのに反比例して、試合に臨む闘争心が薄れてきている。最近のゲームからは、開幕戦で魅せてくれたようなギラギラした気迫が伝わってこないのだ。シーズンの疲労蓄積、モチベーションの低下など要因はいつか挙げられるが、草津というクラブの根幹とも言える精神的な部分が欠落しては、結果が出ないのも当然の成り行きだ。
草津は前節、ホームで愛媛に大敗(2-5)する屈辱を味わった。ピッチ上での気持ちを表現することがいかに重要か、選手は学んだことだろう。幸いにも、シーズンはまだ終わりではない。あと6試合も残されている。失った自信を取り戻す時間は十分に残されているのである。
今季、植木監督が生み出した「走撃」という言葉は、草津にとって「永遠のバイブル」になりうる絶好のチームコンセプトだ。だが、シーズン終盤に入り、「走撃」という言葉を聞く機会が少なくなっている。「走撃」をイメージさせる試合ができていないのだ。草津は、クラブの将来のためにも、このコンセプトが土台となるアグレッシブなサッカーを育てていかなければならない。チームは今、思うような結果が出せずに非常に苦しい状況を迎えている。だからこそ「走撃」という原点に帰るべきではないか。そして、残り6試合で今季最高のゲームを魅せてほしい。
以上
2006.10.24 Text by 伊藤寿学
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■水戸 ラスト5節の試合予定
48節:11/11(土)14:00 vs山形 @山形県
49節:11/18(土)14:00 vs徳島 @鳴門
50節:11/23(祝)13:00 vs神戸 @群馬陸
51節:11/26(日)14:00 vs水戸 @笠松 ★北関東ダービー★
52節:12/02(土)14:00 vs東京V @群馬陸
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