Jリーグには数多くの敏腕外国人監督が来日して指揮を執っています。長年、諸外国で培われてきたサッカー哲学や指導理論や経験は、それぞれの所属クラブ内で活かされ、クラブの財産となっているのは言うまでもありません。ただ、日本サッカー界の将来に向けて、他クラブの指導者に対してもそういった情報を公開し、共有しようといった取り組みが行われることは、残念ながらありませんでした。Jリーグの長いシーズンを戦い抜かないといけない環境下では、そういう機会が設けにくかったからです。
そこで、Jリーグでは「Jリーグ・アカデミー」の活動の一環として、各クラブの育成年代の指導者を対象に、トップクラスの監督の指導方法を見学し、考え方などを講習会という形で行えないかと提案し交渉したところ、名古屋グランパスエイトとフェルフォーセン監督がシーズン中にも関わらず、快く引き受けて下さることになりました。指導者としての幅を広げてもらうことを目的とした「コーチングワークショップ」の記念すべき第1回は、10月24日(火)名古屋グランパスエイトの練習が行われている「トヨタスポーツセンター」内にて行なわれました。
15:00〜 トップチーム練習見学(グラウンド)
17:00〜 講義(施設内会議室)
全国から集まったJクラブ育成年代の指導者たちは、初めて行なわれる取り組みに興味深そうにメモやカメラなどを片手にグラウンドへ。フェルフォーセン監督自ら用意したというホワイトボードのメニューに目を通し、練習開始までの時間を今か今かと待機する姿がありました。グラウンドには、全国から集まるJクラブ育成年代の指導者たちを迎えるために、1時間以上前からベンチ、練習に使用する道具やボール、その他のトレーニングごとの位置に置かれたコーンなどが準備されていました。
名古屋トップチームの練習は、まずはフェルフォーセン監督・コーチ陣・選手が円陣を組み、トレーニングについての軽いミーティングが行われました。Jリーグ・アカデミーの参加指導者たちへは、15:00の開始時刻ジャストにこの日の練習について説明されました。この時、フェルフォーセン監督がJリーグ・アカデミーの参加指導者たちへ送ったメッセージの冒頭を抜粋してご紹介すると…。
「ようこそ。日本サッカー界の急激な躍進は2つの理由があります。1つ目はJリーグ13年というプロとしての環境の中、オーガナイズ(組織化)されてプロフェッショナルな役割を実行しやすい環境にあること。2つ目は1日1日を大切に学びたいという、意気込みのあるコーチが日本にたくさんいること。その2つです。
今回はメニューを学ぶのではなく、トレーニングの中にある目的とねらいや洞察力を養うことがいちばん大切です。しかし、これを学ぶのはとても難しいことであります。今日はその洞察力を、自分自身を信じて学んでほしい。それを学んでいただければ、ますます日本サッカー界は前進するはずです」
魅力あるプロフェッショナルな監督の指導力の一端と「先輩」としての温かいメッセージを受けたコーチングワークショップは3時間ほどで終了。参加したJクラブ育成年代の指導者たちは、自分たちのクラブへと帰っていきました。この日それぞれの洞察力を働かせて学んだことは、これまで持っていた指導理論にプラスされ、未来のJリーガー育成に役立っていくことでしょう。
以上
2006.10.14 Reported by 和田りつ子
J’s GOALニュース
一覧へ【Jリーグ・アカデミー コーチングワークショップ】名古屋・フェルフォーセン監督を講師に招き、初めての開催。サッカー哲学や指導理論を学んだ3時間。(06.10.26)
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