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【U-21日本代表 vs U-21中国代表レポート】課題も垣間見えたものの、11分の8がA代表のU-21中国代表に2−0で快勝!(06.10.26)

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●日中韓サッカー U-21代表交流戦
10/25 19:00 東京・国立競技場/21,190人
U-21日本代表 2−0 U-21中国代表
得点者:17' 梶山陽平(U-21日本代表)、82' 平山相太(U-21日本代表)
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実に先発11名のうち8名をA代表でそろえてきたU-21中国代表。中には先日のアジアカップ予選で得点を挙げた選手や、U−19代表を兼ねこれからインド入りする選手もおり、この世代のトップ選手がピッチに並んだ。だが、その中国を相手に2−0での快勝。「1対1を学べた」と反町監督も手ごたえを示す一戦だが、条件に大いなる差があったことを踏まえ考えていきたい。

「代表は時間が短い」と常々指揮官は口にする。だが、同じ北京オリンピックを目指す中国に比べてこの数ヶ月だけ比べると格段に恵まれていたのが現状。8月7日に中国で行われた交流戦後、一度も集合せず今回日本での前日練習で初めて再合流した中国。そのうち4名は国内リーグを行った後、天候のため国内線が飛ばなかったため遅れて合流。それに引き換え時間がないとはいえ、8月7日以降二度の合宿を組み、さらにこの試合のためにも二日間の実働期間が取れるよう調整し、日曜の夜には追加招集の千葉(新潟)以外の全員が集合できている。もちろんここに至る過程は全く違い、08年自国開催のオリンピックを目指してきたからこそ、この時点ですでに多くのA代表選手も輩出できている。ただ、あえてこの試合に臨む過程を見れば、ピッチに立つ前に勝負はついていた部分も少なからずある。

当日、国立競技場には予想外の2万人が詰め掛けた。「出足が悪く心配した」こんな話から反町監督は試合後の会見を始めており、よほどの懸案事項だったと思われる。ところが当日を迎えてみると昨日、一昨日の雨もやみ、この世代としてはまずまずの入り。「お客さんがたくさん入っていてモチベーションが高かった」(青山敏/広島)「ピッチにたった瞬間震えた」(一柳/東京V)と、J1の下位チームや、J2で戦う選手にしてみれば大いに刺激的な環境が生まれた。

試合が始まってみると攻撃にタレントをそろえる中国がまずは主導権を握ろうとプレッシングにやってきた。「頭の15分激しくくるだろうと思っていた」とこの日も前回に引き続きキャプテンマークを巻いた伊野波(F東京)が話したとおり日本はペースをつかめず。「あたま15分はこの試合どうなるんだろうと思った」と反町監督もベンチからその状況を見つめた。しかし、17分という思いがけず早い時間帯に得点したことから前半は日本ペースに変わる。相手左コーナーキックからのカウンター、苔口(C大阪)のサイドチェンジから増田(鹿島)の左足クロスを中央梶山(F東京)がディフェンダーに競り勝ち「フリーだから狙っていた」というヘディング弾で先制。「練習どおり」と苔口が胸をはるカウンターからのゴールだった。この後は「精神的に切れてしまったところもある。集中力のなさが中国」と試合観戦に訪れた関係者も指摘したが、公式記録上、中国は前半シュート3本のみに終わった。だが、後半へ向け手を打ち始め、39分にFWのGao Linを下げるなど攻撃のてこ入れを始めた前半でもあった。

後半に入り「中国が有利な展開」(デュイコビッチ監督)が訪れる。前線の選手たちは持ち前のスピードで日本陣内を駆け巡る。だが、「別に日本にスピードがないわけではないし、3バックも1対1で勝てていて伊野波も一枚あまっていたから不安はなかった」とボランチの青山敏は話すとおり、いまひとつゴールへ向かう迫力、正確性が見えない。この辺りはやはりコンディション調整不足の感がある。90分を通して10本のシュート(日本は11本)、ボール支配率は50%とほぼ互角ではあったが、日本守備陣は中国にほとんど仕事をさせなかった。

そして、「内容よりも結果」という言葉を体現して見せたのは平山(F東京)があげた追加点。82分中盤右サイド、ハーフウェイラインを少し超えたあたりでボールを持った中村(福岡)が長いクロスを前線に放り込む。GKがはじいたボールが、飛び込んだ平山の肩の辺りに当たりこれがゴールに吸い込まれる。スタンドへ走り両手で投げキスのパフォーマンスも飛び出すなど、平山にとっても待望の得点だったようだ。ただ、平山自身のパフォーマンスは90分を通して低調。サイドに流れて起点になることや、突破を試みるもまだまだ復調とはいえない。「彼自身が感じていなくて」(反町監督)チャンスになりきれないことも数回。あいかわらず大舞台での強さは見せたが彼が本物の核となるにまだ時間がかかりそうだ。

試合は2−0で終了。反町監督も会見では手ごたえの表情を見せている。だが、課題はもちろんなくはない。例えば合計7名を入れ替えた中国に対し、マンマークを敷く日本の3バック陣の間にはマークの乱れが見えた時間帯もある。ただ、「フリーにさせてしまう場面もあったのが反省点」(伊野波)「反省点としてはディフェンダーたちが混乱したところで僕が声で修正していければというところ」(西川/大分)と選手たちが自覚しているあたりからして、改善は難しいことではなさそうだ。

そんな中、条件面の違いはあれど、2試合連続の完封に「良い方向に向いてきてるなと思う」と守護神西川は明るい表情で話した。戦うたびに課題も収穫も獲得し、成長を見せ始めたU−21日本代表。次の舞台、11月の韓国戦を楽しみにしたい。

以上

2006.10.26 Reported by 了戒美子

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【今後の日中韓サッカーU−21代表交流戦】
★U-21韓国代表 対 U-21日本代表@韓国
2006年11月14日(火)を予定    

★U-21日本代表 対 U-21韓国代表@日本
2006年11月21日(火)を予定
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