10月28日(土) 2006 J1リーグ戦 第29節
磐田 3 - 2 浦和 (14:05/ヤマハ/16,162人)
得点者:'2 犬塚友輔(磐田)、'6 カレンロバート(磐田)、'48 ワシントン(浦和)、'52 福西崇史(磐田)、'70 ワシントン(浦和)
★ハイライト&会見映像は【こちら】
----------
「今日はみんな最初からすごく集中して、エンジンのかかりも早かった」(鈴木秀)。試合の入り方で成功した磐田と、失敗した浦和。それをきっかけに、磐田が地力の高さをあらためて証明した。
ここまで大きく負け越しているヤマハスタジアムに、スタンドのほぼ3分の1を真っ赤に染める大サポーターと共に乗りこんだ浦和。DFの中心・闘莉王が出場停止、ポンテが木曜に足首を痛めて欠場と主力2人を欠いたが、坪井が4試合ぶりにケガから復帰し、ポンテのところには小野が入って、層の厚さを見せつける。
それを迎え撃つ磐田は、ワシントンを1トップに置く浦和に対して、両サイドバックを若い犬塚(右)と上田(左)とする攻撃的な4バックを採用。中央をベテランの鈴木秀、田中の成熟したコンビが固めて、ワシントンを徹底マークした。また、ボランチには守備力の高いファブリシオと菊地を置いて、浦和の2列目からの飛び出しを見張る形。両サイドバックが、浦和の両サイド・三都主と平川を高い位置でつかまえ、立ち上がりからホームゲームらしく真っ向勝負に出た。
そして、開始2分の右CK、太田のキックに頭から飛びこんだ犬塚が、ニアサイドからゴール右隅に見事に決め、磐田がいきなり先制点を奪った。大先輩・中山を思わせるような豪快なダイビングヘッドを決めた犬塚は、今の磐田にとっては本当にラッキーボーイ的な「何かやる男」。子どもの頃からともに磐田の下部組織で育った同級生の太田と2人で決めたゴールだった。
これで一気にエンジンがかかった磐田は、6分に高い位置でのプレスでボールを奪うと、太田がそのままドリブルで縦に突破してシュート。これはGK山岸に止められたが、そのこぼれをカレンが押しこんで、早くも2点目を奪う。いつもはスロースタート気味の磐田だが、今日は最高のスタートを切った。
アウェーでいきなり2点のビハインドを負った浦和は、その後はポゼッションを高めて攻勢に出るが、磐田の両センターバックがワシントンをしっかりと抑え、つけいるスキを与えない。とくに鈴木秀の徹底マークが素晴らしく、クサビのボールに対して前に出てインターセプトする場面が多かったため、ワシントンも持ち前のキープ力を生かせない。ワシントンのところでタメを作れないため、2列目からの飛び出しもうまく決まらず、なかなか磐田の守りをきれいに崩すことはできなかった。
それでも、浦和がサイドから攻めてクロスを入れるが、ハイボールにはGK川口が判断の良い飛び出しで対処。ワシントンも少ないチャンスをシュートに結びつけるが、その前に鈴木や田中、川口らが立ちはだかってゴールを割らせない。37分には三都主の左クロスから山田が頭できれいに決めるが、これはオフサイドの判定でノーゴール。
逆に磐田の攻撃はカウンター主体になるが、34分のCKからの鈴木のシュート、39分には犬塚の右クロスから前田がボレーシュートと追加点のチャンスを作る。結局、スコアは動かなかったが、前半は最後まで磐田の流れで進んだ。
後半に入ると、足に痛みの出た坪井に代わって相馬が入り、浦和があまり経験のない4バックにシフトチェンジ。三都主が高い位置をとり、左サイドは三都主と相馬の2段構えの攻撃体勢とした。それに対するマークを徹底できなかった磐田のスキをついて攻め込み、2分には相馬のクロスからワシントンがフリーでヘディングするが、これもGK川口のビッグセーブに止められる。
しかし、その後のCKからの2次攻撃で混戦の中を粘り強くボールをつなぎ、最後は長谷部が右から折り返してワシントンが追撃の1点目を決めた。
これで、がぜん浦和に勢いが出て、流れが一気に変わりそうな雰囲気になったが、その4分後にゴールを決めたのは磐田。田中が鋭い出足で縦パスをカットし、そのまま前線にボールを送ると、福西がオフサイドぎりぎりで飛び出して冷静にゴールネットを揺らす。これで再び2点差となり、磐田がまた落ち着きを取り戻した。
その後は、アジウソン監督が浦和の動きに対応して的確な選手交代を行ない、守備のほころびを改善。25分に右CKからワシントンに2点目を決められるが、流れの中から完全に崩されることはなかった。終盤は浦和に押しこまれる展開になり、今までならラインが下がってバイタルエリアが空き、そこでチャンスを作られるという形が多かった。しかし今日は、中盤のバランスを保って、こぼれ球も拾い、これまでよりも多少余裕のある逃げ切り体勢を作った。
そこを浦和は最後まで攻め崩せず、逆に磐田のほうも終盤に前田が2つビッグチャンスを迎えたが決めきれず、3-2のままタイムアップ。今季のリーグ戦で初めて浦和から3点を奪った磐田が、見事に首位・浦和に対して2年半ぶりの勝利を果たした。
ワンチャンスをきっちり決めた攻撃陣の集中力と、最後まで途切れることがなかった守備陣の集中力。今日の磐田は、試合に対する集中という部分で、序盤からミスが目立った浦和を完全に上回っていた。
以上
2006.10.28 Reported by 井上慎也
J’s GOALニュース
一覧へ【J1:第29節 磐田 vs 浦和 レポート】攻守ともに集中力に勝った磐田が首位撃破。対浦和戦、2年半ぶりの勝利をあげる。(06.10.28)
- 開幕招待
- 国立招待
- J.LEAGUE ALL-STAR DAZN CUP
- 熱き一枚を手に入れろ
- ベイブレードコラボ
- 明治安田のJ活
- 明治安田Jリーグ百年構想リーグ
- 明治安田Jリーグ百年構想リーグ フライデーナイトJリーグ
- 2025 移籍情報
- AFCチャンピオンズリーグエリート2024/25
- AFCチャンピオンズリーグ2 2024/25
- はじめてのJリーグ
- Jリーグ×小野伸二 スマイルフットボールツアーfor a Sustainable Future supported by 明治安田
- J.LEAGUE FANTASY CARD
- NEXT GENERATION MATCH 2026
- シャレン Jリーグ社会連携
- Jリーグ気候アクション
- Jリーグ公式試合での写真・動画のSNS投稿ガイドライン
- J.LEAGUE CORPORATE SITE
















