●第86回天皇杯4回戦
11/4(土)13:00キックオフ/博多球
福岡 vs 京都
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「天皇杯4回戦はどのように取り組むのでしょうか」。第29節の新潟戦後の記者会見でのこと。報道陣から川勝良一監督に質問が飛んだ。J1残留が最大の使命である福岡にとっては、ありとあらゆる力をリーグ戦に注ぎたい事情がある。それを推し量っての質問だった。しかし、残されたリーグ戦5試合を勝ち抜くための最大のポイントは、2連勝中の今の勢いを止めないこと。そのためには勝利は決して譲れない。福岡は変わらぬ姿勢で天皇杯に臨む。
ただし、選手の疲労具合や、けが人の回復状況等を考慮し、若干のメンバー変更はありそうだ。チームが苦しいときに守備陣を支えてきた千代反田充と金古聖司の両センターバック。チームの戦う象徴として中盤を支えてきたホベルト。貴重なバックアッパーとしてサイドを守る山形辰徳。そして成長が期待される田中佑昌。彼らに出場の機会が与えられることが十分に予想できるが、誰が出ても戦力は変わらない。C大阪戦(24節)以来続いているチームの勢いをしっかりとつなげるはずだ。
「ホームで勝っている(3連勝中)勢いを止めたくない。みんな同じ意識で戦っている。公式戦でやるべきことを、しっかりとやりたい」とは金古聖司。「ホームで戦う以上、今の流れを崩したくない。広島戦(30節)に向けてのホームの試合と捉えて、天皇杯を含めて3連勝で広島を迎えたい」と中村北斗も意欲を見せる。目指すものは、もちろん勝利の二文字。熱い声援を送るサポーターとともに、いつものサッカーで京都を迎え撃つつもりだ。
もちろん、京都にとっても大切な一戦であることに変わりはない。残留争いのライバルである福岡、C大阪が勝ち星を重ね始めたのに対し、勝ちきれない状況が続き勝点で4の差をつけられた。サバイバルレースに生き残るためには、もうひとつも負けられない。そんなチームの状況を変える最大の良薬は勝利以外にはない。今シーズンは2連勝している相性のいい福岡を相手にチームに勢いを付けたいところ。こちらも勝利は譲れない。
第26節から美濃部直彦監督が指揮を執るようになってからは3分1敗の京都。失点は減少したが勝ちきれない試合が続いている。しかし、第28節の大分戦で見せた積極的な前からの守備は、これからの戦いに可能性を見せたことも確かだ。福岡との試合では、その再現を目指したい。チームの勢いや自信は、真剣勝負の公式戦の舞台で結果を残すことでしか生まれない。数字の上ではリーグ戦の成績に影響を与えるものではないが、ここで勝利することがチームの大きな力になることは間違いない。
天皇杯だから、リーグ戦だからということではなく、これからのチームの方向を左右しかねない戦い。そういう意味では、両チームにとって、この試合の重要性はこれまでの試合と寸分違わない。それぞれの思惑を胸に、随所で厳しいプレーも見られることだろう。そんな互いの思いがぶつかる試合は、11月4日、博多の森球技場で13:00にキックオフされる。
以上
2006.11.03 Reported by 中倉一志
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