●第86回天皇杯4回戦
11/5(日)13:00キックオフ/日本平
清水 vs 栃木SC
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J1とJFLのチームが公式戦で真剣勝負するというのは、天皇杯4回戦ならではの楽しみ。ときには大番狂わせが起こることもあり、挑戦する立場の栃木SCにとっても、待ちに待ったゲームであるはずだ。
挑戦を受ける立場の清水にしても、チームのムードを立て直すためのきっかけとしたいゲーム。リーグ戦のここ4試合では3戦連続引き分けの後、大一番のG大阪戦に完敗という厳しい状況にあり、そこから気持ちを切り替え、残り5戦に向けて再スタートを切ることが今の最大のテーマと言える。長谷川監督も「自分たちの戦い方をもう一度確認したい」と語っており、日本平で清水らしいサッカーができるかどうかという点が、最大の注目点となる。
そのために少し気になるのは、最近のゲームではチーム全体のコンディションがもうひとつだったこと。兵働、アレシャンドレなど主力の離脱もあり、全体的にも疲労の蓄積が見える。もちろん、これは根底から解消できる問題ではないだろうが、シーズン最後の戦いに向けて、自分自身にもうひとムチ入れて、心身ともにコンディションを上げていかなければならないだろう。
その意味では、今回は代表戦などでの疲労が目立つチョ・ジェジンと青山を休ませ、矢島と岩下を先発させることが予想されており、彼らのハツラツとしたプレーが楽しみな部分。チャンスを得て張り切る選手に引っ張られて、チーム全体が活性化してくることを期待したい。
一方、栃木SCのほうは、もちろん清水とは初対戦。「栃木教員サッカークラブ」として1953年に創立し、つねに栃木県を代表するチームとして活躍してきた同クラブは、1994年に「栃木サッカークラブ」と改称し、教員主体から一般社会人選手にも門戸を広げた。そして、2000年にJFLに昇格し、2005年にはJリーグ加盟を目指すプロジェクトチームを発足させ、栃木県初のJクラブとなるべくチームの強化を図り、Jリーグ準加盟を申請している。
現時点ではプロ契約の選手はなく、元教員チームだけあって講師や臨時職員として教育現場で働いている選手も多いが、元磐田のDF北出や、水戸ホーリーホック出身のMF吉田、MF池田、FW金子らJリーグ経験者もいる。今年のJFLでは現時点で8位というチームだ。
そして今年の天皇杯では、3回戦まですべて無失点で、3回戦ではJ2の東京Vを1−0で破るという金星を挙げている。基本布陣は4-4-2で、強豪との戦いでは、堅い守りからスピードのあるFWを生かした速攻を武器とし、東京V戦ではセットプレーからの1点を守りきって勝利した。
もちろん、栃木と清水では個々の力でもチームとしても地力の差があるだろうが、清水が攻めあぐねるような展開に持ちこむことができれば、栃木にも十分にチャンスがある。とくにチョが不在となれば、とりあえず高さの脅威は軽減できるため、スペースを消して粘り強く守れば、勝機を見出すことも可能なはずだ。
逆に清水としては、矢島のスピードを生かして、栃木の守備陣を混乱に陥れたいところ。そのあたりの清水の攻撃と栃木の守備とのせめぎ合いが、この試合の最大の見どころとなりそうだ。また、清水の守備陣には、一発のカウンターで痛い目にあうことがないように、攻めているときのバランスという部分が求められる。
何が起こるかわからない天皇杯4回戦。11月初旬の日本平で、秋らしくさわやかで、かつ熱い戦いが繰り広げられることを期待したい。
以上
2006.11.04 Reported by 前島芳雄
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