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【第86回天皇杯4回戦 横浜FM vs 愛媛 プレビュー】『天皇杯に弱い』ジンクスを覆して最後のタイトルに挑む横浜FM。まずは新星・愛媛を迎え撃つ。(06.11.05)

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●第86回天皇杯4回戦
11/5(日)13:00キックオフ/三ツ沢
横浜FM vs 愛媛
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 J1のチームにとって初戦となる天皇杯の4回戦、横浜F・マリノスはホーム・三ツ沢球技場に、J2の愛媛FCを迎える。リーグ戦も終盤に差し掛かるこの時期に行われる天皇杯の試合は、モチベーションの持っていき方が難しい。ましてや、優勝争いに絡めず、J2降格の危機感もない横浜FMにとっては、なおさらのことだ。だが、楽観的に考えれば、3大タイトルの一つである天皇杯は、最後に残されたチャンス。元日の決勝まで勝ち進み、優勝を手にすれば、再来年のアジア・チャンピオンズリーグの出場権だって得られる。

 だが、『天皇杯に弱いマリノス』というのは、いわばJリーグの常識でもある。事実、これまで格下のチームに足元をすくわれ、早々に敗退を余儀なくされてきた。JFL時代の福岡(当時ブルックス)、徳島(大塚FC)、F東京(東京ガス)、仙台(ブランメル)…、最近では2004年、チャンピオンシップを手にした直後、J2に昇格を決めたばかりのザスパ草津にVゴール負けを喫している。

 だから、今度の相手・愛媛にも十分チャンスはあるといえよう。今年、JFLからJ2に昇格した愛媛は、現在9位と健闘している。守備から攻撃へのダイナミックな切り替え、全員がゴールに向かっていくサッカーは、J1で同じ昇格1年目ながら頑張っている甲府に似たチームカラーを感じる。横浜FMは、その甲府との初顔合わせで負けているだけに、決して油断はできないだろう。

 ヤマザキナビスコカップで届きかけたタイトルを逃した横浜FMは、その後のモチベーションを優勝争いに絡む『上位チーム打倒』に向けた。だが、同じく中位に甘んじる磐田との一戦(第25節)に惜敗。このとき、勝負を分けたのが松田のPK失敗。元同僚のGK川口能活に止められ、ピッチを叩いて悔しがった闘将のなかで、張りつめていた糸が切れた瞬間だった。その後、痛めた右ヒザの悪化から戦列を離れ、手術に踏み切るかと思われたが、なんと今週になって『松田、天皇杯強行出場?』というニュースが飛び込んだ。

「(ヒザが)壊れるまでやる。言われれば出るつもり」。手術することに変わりはないが、出場し続けることで遅れれば、選手生命にも影響しかねない。「今手術するのはもったいないからね」と言ってのけた笑顔の裏には、前節の広島戦で惨敗したチームへの憤りすら見えた。「キャプテンとして不甲斐ない」と言いつつ、チームを引っ張ってきた男が、今シーズンの最後に見せる心意気。シーズン前、自ら誓った『F・マリノス愛』で、チームに待望のタイトルをもたらすことができるか。サポーターにとっては、久々、期待に胸が膨らむ天皇杯初戦となりそうだ。

 対する愛媛FCには捨てるものなど何もない。前節では、首位・神戸を相手にスコアレスドロー。この結果、昇格1年目にして、J2の全チームから勝点を獲得したことになる。ここでJ1のチームから金星をあげれば、更なる自信につながるだろう。天皇杯の3回戦は、引いて守るびわこ成蹊スポーツ大学に対して、終始攻め続けて快勝した。両サイドが積極的に攻め上がる4バックで、ビルドアップからスピーディーな攻撃を展開する愛媛。運動量の豊富な井上、高萩の両ボランチを起点に、赤井、濱岡の両サイドハーフが前を向くチャンスが多いほど、試合は白熱するだろう。

 いずれにせよ、神戸戦のようにガチガチに引かず、果敢にチャレンジするサッカーを愛媛は見せてくれるだろう。地力に勝る横浜FMにとっても、相手に不足はないはずだ。

以上

2006.11.04 Reported by 近藤泰秀
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