Jリーグオフィシャルスポンサーのキヤノン株式会社とJリーグが今回で7回目となる「キヤノン Jリーグエンジョイプログラム」を大分対名古屋戦(九州石油ドーム)で行った。
この企画は、キヤノン株式会社の社会貢献活動に、JリーグをはじめJリーグクラブ、都道府県社会福祉協議会が協力して実施されている。今回の大分での開催が、関東圏内以外では初めての開催となり、大いに盛り上がった。大分県での開催ということで、大分キヤノン株式会社・大分キヤノンマテリアル株式会社を含め、キヤノングループ挙げての活動となった。
大分県内の障害のある子供たち14名がこの日招待され、試合前に「サッカーについて」の話しを聞いた。
「どうして昔はJリーグが無かったの?」
子どもの素直な質問にトリニータ担当者もタジタジの場面もあったが、サッカーを愛する気持ちは十分に通じたようだ。フィールドに下りて選手をエスコートし、試合後には交流会で選手と直に触れ合ってサッカーを体験した。
「サッカーで何かを掴んで欲しい」
大分キヤノン株式会社の総務部長本間氏は、子どもたちを見つめながらそう語ってくれた。この日のボランティアには社内公募を行い、6名が選ばれて参加した。日頃、会社では見せない表情に本間部長もこの活動の意義を再発見したようだった。
今回、大分で行われる理由の一つに九州石油ドームの施設の充実が上げられる。「障害者対応の施設が整っており、障害者の方もサッカーを十分に堪能することができる。地下駐車場・トイレ・振動の無いエレベーター・・・どれをとっても不足は無い」とキヤノン株式会社総務部社会貢献推進室室長の澤田さんが語ってくれた。
Jリーグはサッカーファミリー拡大を図っている。それは、選手だけでなく審判も指導者も含めてである。しかし、そのファミリーを構成する部分は、サッカーを観戦する人を除いてはありえない。健常者も障害を持った人も同じフィールドで同じように楽しむ事ができてこそのサッカーでもある。
試合を終えた選手たちが、交流会に駆けつけてくれた。サッカーを耳で知り、フィールドの芝に触れ、試合に歓声をあげ、選手と握手をして・・・この日集まった子どもたちの笑顔は、この上なく美しいものだった。
このようなイベントが、Jリーグの会場でいつも行われ、皆が一緒にサッカーの楽しさを分け合える日が来ることを切に願う。
以上
2006.11.11 Reported by サカクラ ゲン
J’s GOALニュース
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