11月19日(日)J1 第31節 G大阪 vs 千葉(15:00KICK OFF/万博)
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「相手の調子を考えるより、終盤の混戦における勝ち点差を気にするより、目の前の1試合を集中して戦い、勝ちを求めたい。そこできっちり結果を出すことが出来れば、それがすべての答えになっていくから」−そう話すのは、天皇杯4回戦を含むここ3試合、先発出場を続けているGK松代。首位・浦和を勝ち点6差で追いかける今の状況において、その浦和や3位・川崎Fの動向ももちろん気になるだろうが、裏を返せば、すべてはG大阪の勝利があってこそ気にするべきこと。GK松代の言葉はそれを理解してのことだろう。いや、彼のみならず、全員がその意識でホームでの千葉戦に向かっている。自分たちが勝利することから、全てが始まるのだと信じて。
とはいえ、チームは満身創痍の状況だ。遠藤の離脱に加え後半戦でのキーマンの1人だったFW播戸が左太もも裏を痛めて今節への欠場が決定的。攻守の要であるMF橋本も出場停止と、一時は層の厚さからメンバー構成に嬉しい悲鳴をあげていた西野監督も、ここにきて厳しい表情。「今のメンバーを考えると多少のシステム変更や、選手のポジションのコンバートを考えることも必要」と口にするなど、ギリギリまでメンバー、布陣を試行錯誤しながら千葉戦を迎えることになるだろう。
ただ、これも考え方次第。例えば遠藤不在について西野監督が「これまで構築してきたサッカー自体を変えざるを得ない状況だが、これも考え方によっては、チームに新たな上積みができるという意味で“楽しみ”としても捉えられる」と語ったように、新たなパワーがチームにいい気運をもたらしてくれることだって十分に考えられる。また、そのことが、現在少し頭打ちにあっているようにも見受けられる攻撃展開にプラスになることもあり得るだろう。実際、その筆頭株として期待されるのが、MF寺田紳一だ。
もともと独特のリズムで刻むドリブル、突破力などに定評のある寺田。今季出場したリーグ戦、17試合中、先発出場は3試合にとどまっているが、もともと攻撃力には定評あり。「何かが起きるかもしれない」との期待を抱かせる勢いのあるプレーで、毎試合、何かしらの印象を残すのも彼の良さだろう。また、ポジションを厭わず自分らしさを示せるのも魅力。今節では先発出場のチャンスも巡ってくる可能性が高いが、出場となれば、その存在感を十分に知らしめてくれるはず。「絶対に負けられないという気持ちをプレーで示せるように頑張りたい」という意気込みがどうプレーで表れるのかが楽しみだ。
ただ一方で、攻守のバランスを失った試合展開が、G大阪の終盤戦を苦しいものにしているという現実も忘れてはいけない。先制点を欲しがるあまり、攻守のバランスを崩して前がかりにいく。あるいは、先手を取られた際にゴールへの焦りからバランスを崩して前がかりになる、とここ最近の負けた試合で見られるサッカーは今季のG大阪らしさではない。攻守のバランスをとりながら、タイミングのよい、かつ、迫力ある攻撃で相手ゴールを陥れる姿勢を今一度、この千葉戦でも示して欲しいもの。特に千葉の攻撃力を考えるなら、なおさらだ。
その千葉はヤマザキナビスコカップ連覇で勢いに乗るかと思われたが、天皇杯4回戦(vs札幌)での敗退に続き、リーグ戦の前節・新潟戦にも1-3で敗れるなど、勝ちあぐねている印象が強い。顔ぶれを見る限り、リーグ戦3連敗中という状況が不思議なほどだが、千葉もまたG大阪と同じく全体のバランスを見失っている感が強い。ただ、ヤマザキナビスコカップ決勝で示した姿を見る限り、怖さは十分に備えている。ボランチのMF佐藤の出場は微妙だが、MFクルプニコビッチを起点に、サイドからはMF坂本やMF山岸が仕掛け、前線にはFW巻、MF羽生、MF水野と個性ある攻撃陣が待ち構えるとなれば当然だろう。
と、ともに攻撃色の強いチームだということを踏まえて考えても、また撃ち合いの中で僅差の戦いになるということは、これまでの対戦を振り返っても十分考えられるが、だからこそ、それに対峙する守備が結果を左右するポイントになる。そのことを踏まえた上で、より自分たちのスタイルを貫き、いかにチャンスをゴールに結びつけていくか。言うまでもなく、その数をより多く示したチームに勝利の女神は微笑んでくれる。
以上
2006.11.17 Reported by 高村美砂
J’s GOALニュース
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