11月18日(土) 2006 J2リーグ戦 第49節
徳島 3 - 1 草津 (14:04/鳴門/3,175人)
得点者:'11 ジョルジーニョ(徳島)、'37 小林康剛(徳島)、'51 島田裕介(草津)、'89 小林康剛(徳島)
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草津は確かに狙いを実践してみせた。後半開始間もなくの51分、徳島陣内深い位置で得たスローインから山崎がPKを獲得。島田がそれを冷静に沈め、徳島のウィークポイントである後半立ち上がりの時間帯を見事に突く形で得点を挙げた。逆に、徳島にとっては、これが5試合連続となる後半早々での失点。またしても自らの課題を持ち越すこととなってしまった…。
しかし、この一戦で最終的に勝点3を手にしたのは徳島。前記の失点こそ喫したが、好調を維持する攻撃陣が得意の前半のうちに2ゴール、後半終了間際にはダメ押し点も奪って草津を降した。
この試合、徳島の勝因は何と言っても進歩しつつある高い決定力をチームがしっかりと発揮したことであろう。内容的にはまさに『がっぷり四つ』、攻守どちらを取っても全く互角の展開と言える中で、草津を上回った徳島の決定力こそが勝利を手繰り寄せたことは間違いない。
それを見せつけたシーンがまず37分。草津のパスミスを金が高い位置で拾うと、それを間髪入れず中央の小林へ。すると、小林は振り向きざま迷うことなくシュートを放ち、鮮やかにゴールネットを揺らしてみせた。草津のミスを見逃さなかった金と、ゴールへの距離など決して簡単な状況ではないにもかかわらず決めた小林。2人のゴールへのイメージがぴったりと重なっていたからこそ生まれたゴールであり、決定力でもあったと言えよう。
さらに、勝敗を決定付ける89分の3点目も、チームの高まる決定力を証明するに十分なものだった。試合も終盤に差しかかり同点を狙う草津に押し込まれ続けながら、ボールを奪うとすぐさま一気に前線のジョルジーニョへと通す。そしてそれをフォローした岡本が受けてドリブルで持ち上がると、最後はまたしても小林が、今度は草津DFの股下を狙った冷静なシュートでゴールへと流し込んだ。ここで突き放せば勝負が決まるという場面を確実にモノにした一撃となったのは言うまでもない。
こうして決定力の違いを見せて勝利の女神を振り向かせた徳島。東監督にホーム初勝利をプレゼントするとともに、詰めかけたサポーターには自らの進歩をハッキリと示した。前節から戦列に復帰したDFリーダー谷池が「上り調子を維持して残り2連勝という目標を達成したい」と語ったが、今の徳島ならそれも現実的な話であろう。
対して草津は、狙っていたであろうプランを遂行しながらも結果は苦いものとなってしまった。しかし、それもやはり前半2失点を許したことが招いた必然の結果と言わざるを得ないだろう。もちろん徳島の決定力が予想以上であったのかもしれないが、それでも守備の再構築が必要であることは否めない。とは言え、失点に繋がるミスを犯してしまった佐田が試合終了後に見せた悔し涙からは熱い気持ちが伝わってきた。残り3節、草津の最後の頑張りに期待したい。
昨シーズン揃ってJの舞台へ羽ばたいた徳島と草津。両チーム決して満足いく2年目とはならなかったが、ともに最後の一戦まで大切に戦い、それぞれ来シーズンへの足掛かりを掴んでもらいたい。
以上
2006.11.18 Reported by 松下英樹
J’s GOALニュース
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