11月23日(木) 2006 J1リーグ戦 第32節
清水 4 - 3 川崎F (15:04/日本平/12,172人)
得点者:'17 藤本淳吾(清水)、'36 中村憲剛(川崎F)、'47 藤本淳吾(清水)、'48 谷口博之(川崎F)、'52 チョジェジン(清水)、'79 藤本淳吾(清水)、'89 谷口博之(川崎F)
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「本当に素晴らしいゲームだった。得点は4-3だが、内容、戦う姿勢、すべてにおいて今シーズン最高のゲームができたと思う」。激戦の後の記者会見で、清水・長谷川監督は最後にそう語りながら満足げな表情を浮かべた。ゴールという部分では10番・藤本の驚異的なパフォーマンスによるところが大きいが、この大一番での勝利という結果は、チーム全員で勝ち取ったものであることは間違いない。
両チームともほぼ予想された通りのスタメンで臨んだ3位と4位の直接対決は、立ち上がりからどちらも非常にアグレッシブなプレーを見せ、激しいゲームになりそうな雰囲気は十分。システムも清水が4-4-2、川崎Fが3-5-2といつも通りで、お互いに小細工はなく、自分たちの良さを出しながらの真っ向勝負になった。
そんな中、序盤はホームの清水が徐々にペースを握っていく。「今日は恐れることなくどんどん行けと言われていた」(山西)という言葉通り、守備でも全体を押し上げて前から積極的に取りにいき、選手たちの出足も良く、セカンドボールを相手より多く拾ってポゼッションを高めていった。そして17分には、枝村に入ったクサビのボールのこぼれ球を藤本が鋭い出足で拾い、そのままスペースにドリブルして左足を一閃。低いミドルシュートがゴール右隅に決まって、見事に先制点を奪った。
その後も、きれいな3ラインによるコンパクトな守備や、攻守の切り換えの速さ、バランスの良さなどで上回った清水がペースを握る。川崎Fのカウンターもきっちりと封じたが、川崎Fも攻撃陣の個々の技術が高く、しっかりとしたボールキープをベースに少しずつ攻撃の時間を長くしていく。そうした流れの中の36分、DFからの長いクサビのパスを我那覇が落とし、ジュニーニョがドリブルで突っかけて右に出し、中村が飛び出して右足シュートを豪快に突き刺した。
その後は、川崎Fのリズムが良くなったが、前半はそのまま1-1で終了。どちらもやられてはいけない形からの失点だったが、決めた側を誉めるべきゴールでもあった。
後半も最初からアグレッシブな攻防となり、いきなり試合が大きく動く。開始2分、山西の左クロスのこぼれを拾った藤本が、今度は狙いすましたコントロールシュートでゴール左上に決め、清水が勝ち越し。しかし、その1分後に西山の左クロスからボランチの谷口が頭で決めて、再び同点。
さらに、その1分後には、藤本の右FKの場面で佐原がチョ ジェジンを倒してPKの判定。これをチョ ジェジンが蹴って一度はGK吉原に止められたが、弾かれたボールを自ら押しこんで3度目のリードを奪った(後半7分)。
その後、反撃に出た川崎Fが徐々に清水を押しこみ、セカンドボールを拾って攻め続ける。清水にとっては、後半10分過ぎから25分あたりまでがもっとも苦しい時間帯になったが、選手たちは慌てることなく身体を張って川崎Fの厳しい攻撃をしのぎ、25分を過ぎたあたりからは徐々に押し戻し、自分たちのペースを取り戻していく。このあたりの粘り腰も、チームとして大きく成長した部分と言えるだろう。
そして34分には、右サイドでボールを受けた藤本が、ドリブル勝負から中に入って左足シュート。これが右ポストぎりぎりに決まって、ついにミドルシュートだけでハットトリックという快挙を達成。清水が4-2とリードを2点に広げた。
右サイドに移って「視野が広くとれて中が見やすくなった」と言う藤本は、中への動きと縦への動きをうまく使い分けてチャンスを演出。「練習していても感覚がすごくいい」と言う左足キックの当たりの良さからシュート4本で3得点。2試合続けて10番にふさわしい大車輪の活躍を見せた。
最後は、川崎Fが意地の猛攻に出て、ロスタイムのCKから谷口が3点目を決めたが、反撃もそこまで。90分間気持ちの入ったプレーを見せ続けた清水が、ホームの熱いサポーターの力も借りて、日本平では3試合ぶりの本当に大きな勝利をつかみ取った。
これで優勝が消えた川崎Fとの勝点差は4に詰まり、清水が3位に上がる可能性も見えてきた。だが、5位・磐田、6位・鹿島も、勝点2差でピタリとついてきており、次はいよいよ絶対に抜かれたくないライバル・磐田との静岡ダービー。藤本に引っ張られてラストスパートの勢いが出てきた清水と、上り調子の磐田。日曜日のゲームが本当に楽しみになってきた。
以上
2006.11.23 Reported by 前島芳雄
J’s GOALニュース
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