11月23日(木) 2006 J2リーグ戦 第50節
横浜FC 0 - 0 徳島 (13:04/三ツ沢/6,924人)
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城彰二の突然の引退宣言。
今朝 突然飛び込んできたこのニュースには、誰もが驚かされた。横浜駅から三ツ沢に向かうサポーターのほとんどが、スポーツ新聞を片手にスタジアムに向かっていた。スタジアムに向かうバスの中、紙面の「試合後、ファンに報告」という文字を見たファン達は戸惑いの表情を隠せずにいた。
あまりにも突然だと誰もが思うが、だがそれはどうやら違うらしい。「今年の契約をする前に、もう決めていた。」と話した城。昇格争いが佳境を迎え、残り試合も僅かとなったこの時期になぜ?と思う人も少なくないだろう。しかし、その裏には「こうすることによって、これがチームにとっての起爆剤となれば…と思った。サポーター、選手、フロント、皆が一つに、一緒になってJ1昇格という夢を掴みたい。(城)」という思いがあり、何よりもその思いの強さを、改めて感じた瞬間でもあった。
この一戦は、横浜FCはアウグストをケガで、そして徳島は石川・伊藤を累積で、ジョルジーニョ(急遽家庭の事情で)を欠きながら、また横浜FCは 左サイドを滝澤がつとめ、一方の徳島はトップ下に小山、2トップに大島・小林を置き試合がスタート。
試合は、三浦知・城のキックオフから始まった。キックオフ前、三浦知と城がひざまずいて、足元にあるボールに二人で手を重ね、祈りというべきか、魂というべきか、そんなものをボールに込めてから蹴り始めたのがとても印象的だった。
前半の立ち上がりこそ横浜FCが主導権を握るものの、少しずつ徳島のパス回しに翻弄される。玉乃や小山も、積極的に遠めからでもミドルシュートを打ってくるが、どれも枠を捕らえることが出来ない。 その後は特に危ない場面もないが、逆に横浜FCも決定機を作ることが出来ず、0-0のまま前半が終了。
後半の立ち上がり、徳島にとっては後半6分までが「魔の時間帯」。天皇杯の新潟戦〜、この時間帯に数試合連続でゴールを決められてしまっている。その中でも、特に「46分」に入れられているケースが目立っているだけに、「後半の立ち上がりが重要になる。」と東監督。ハーフタイムに、それをしっかりと伝え選手たちをピッチに送り出した。
後半に入り、徳島は「魔の時間帯」を上手く凌ぐ。 横浜FCはシュートチャンスを増やしながら、引退を発表した城が果敢に前に行く姿勢を見せながら、誰もが彼のゴールを待っていたが、なかなか得点することができない。いつもより早い時間に投入されたアレモン(三浦知と交代)も、見せ場を作る事が出来ず、ゲームは結局動かぬまま、0-0のスコアレスドローで終わった。
試合後のスタンドは、誰一人と言っても過言ではないほど、誰も席を後にしない。それは、やはりあの男の声を聞くためだった。試合終了後、城はスタンドのファンに向け「まず、今日は勝てなくてごめんなさい」と謝罪。その後、「今年限りでサッカー選手を引退します。」と、現役の引退を正式に発表した。「一番最初にサポーターに伝えたかった。J1昇格を目標にずっとやってきた。今日勝てなかったが、僕達の手の中に優勝のチャンスはまだある。選手・サポーター・フロント、ここで一つになって、皆の力と共に、一緒にJ1に上がりましょう」とメッセージを送った。スタンドからは「まだやれるぞ!」「あと2試合、あと2試合!」「今までありがとう!」など、様々な声が飛んだ。このセレモニーの様子を見ていた、城とは同い年の大森(徳島)も「引退すると聞いて驚きました。淋しいですね。。。」と、同世代選手の引退に複雑な表情を見せた。
今日のこの結果を受け、徳島は今季の最下位(13位)が決定した。「内容的には良い試合だったので、最下位に決まり残念。(東監督)」
横浜FCにとって、今季8回目となった今日のスコアレスドローは、ここ数試合(柏戦〜)で失点が多く、その部分を課題にあげながら 試合に向けた調整を行ってきたチームにとって、また改めて その部分での「自信」の息を吹き返させたことだろう。「久し振りに失点ゼロでゲームを終えることが出来たので、その点は良かった。」と内田。横浜FCの代名詞となった堅守とリーグ最少失点(32失点)。あと2試合、それを貫くことが一番大事になってくるはずだ。
神戸での一戦から中4日で迎えた今日の試合。リーグも終盤のここへきて、通常の1週間に一度の試合のペースより間隔が短いことで、コンディションを整えるのが難しいことは事実。 今日の試合についても、菅野は「皆、体が重かった。」と試合を振り返り、高木監督も、「コンディションのところが、ひとつ反省というか、もう一つ立て直さなくてはというところかな。」と課題を述べた。
また、次の鳥栖戦へ向けては、中2日と 非常に厳しい日程ではあるものの「その二日の中で、出来るだけのコンディション作りはして、出来るだけ万全な状態で試合に臨みたい。」と話しスタジアムを後にした。
今節の上位陣は、柏が山形に敗れ、神戸が草津と1-1で引き分けたため、横浜FCは2位に勝点差2をつけたたま首位をキープ。次節、横浜FCが勝利し、神戸・柏のどちらでも引き分け以下であれば、その時点でJ2優勝とJ1昇格内定(正式な決定はJリーグ理事会の承認後)となる。
が、まずは目の前の鳥栖戦に100%集中し、いつも通りのパフォーマンスを見せてもらいたいと願うばかりだ。
「最高のカタチで、4年間に渡ってチームを牽引した彼を見送りたい。」 試合を終えた選手からは、口々にこの言葉を聞くことが出来た。
その「最高のカタチ」=「昇格」が手に入る瞬間まで、あとわずか。城の引退のカウントダウンは正直なところしたくない気持ちでいっぱいだが、J1へのカウントダウンは、もう大きな声でしても良い頃だ。
以上
2006.11.24 Reported by 浅野有香
J’s GOALニュース
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