●Jユースサハラカップ2006 決勝トーナメント2回戦
12/3(日)
浦和 2-3 鹿島(13:00/埼玉3/334人)
得点:17'鈴木竜基(浦和)26'大西佑亮(鹿島)37'大西佑亮(鹿島)54'鈴木竜基(浦和)82'関和寛(鹿島)
★決勝トーナメント表
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土曜日の大一番を終え、静寂をたたえる巨大な埼玉スタジアム2002の傍らでもう1つの熱戦が展開された。高円宮杯の雪辱を誓いJユースカップに備えてきた鹿島ユースに対するは「ヤングレッズ」こと浦和ユース。1、2年生が主体だが、リーグ優勝を決めたトップに続けと気合を込めて試合に臨んだ。
中盤をフラット気味にした4−4−2同士で牽制しあう中、膠着を破ったのは浦和だった。右に開いたFW林容平の横パスを受けたMF山田直輝が相手の足が揃った一瞬を逃さず、得意のスルーパスをDF裏に走り込む鈴木竜基へ通す。3年間の思いをぶつける左足のシュートが先制のゴールネットを揺らした。
だが、3年生にとって最後の大会にかける気持ちは鹿島も負けていない。決定的なプレーをU-16日本代表の山地翔を擁する浦和の守備陣に抑え込まれながらも、2トップに当てるボールを起点にMF小谷野顕治、右SB小峯拓也らが縦のドリブルで畳み掛けた。強引だが力強い鹿島の攻撃に「集中が切れてしまった」とMF山田。その言葉を象徴するような同点劇は26分だった。
中央に浦和の守備が密集した状態から、右のライン際で小峯から前方の小谷野に渡る。対応に慌てる浦和を尻目に右奥からグラウンダーのクロスが放たれ、ニアサイドに飛び込んだFW野林へ。「自分で打とうと思ったけれど、大西(佑亮)がパスを要求してきた」と語る2年生エースが左に流すと、大西が長身を投げ出すように押し込んだ。
我に返った浦和は山田を起点に左MFで先発した中学3年生の原口、1年生の右MF高橋が積極的に仕掛け、鹿島陣内を襲う。だが、強い当たりでそれを防いだ鹿島は37分。前に重心がかかった相手へ縦の鋭い攻撃を見舞った。FW大西のポストから野林を経由し、中央に移動していた左MF忰山翔が中央で40m級のドリブルを敢行。連係が曖昧な浦和DF陣を縫うようにゴールの右横まで進出し、右のCKを獲得した。
キッカーはトップへの昇格が内定している小谷野。何度か低いボールを弾き返された反省を生かしたのか、山なりの軌道を描いたボールはゴール中央に聳える大西の頭を捉え、逆転のゴールがもたらされた。
1−2のビハインドで迎えたハーフタイム。「いい戦いをしている」と広瀬監督に背中を押された浦和の選手達は、ベンチ前で低い円陣を組んで気持ちを入れ直し後半戦へ臨んだ。そして、3分後に指揮官の指の動きで3−4−3に変更すると、やや守備的な鹿島の懐に矢継ぎ早に飛び込み圧力をかける。そして54分、小谷野のミスパスからボランチの山田と鈴木秀史がバイタルエリアを襲い、リスタートの流れから右MF高橋峻希がペナルティエリア内に突っ込み、DF深谷聖のファウルを誘う。メンタルの強さに定評の鈴木がPKをゴール左に突き刺すと、浦和は逆転への拍車をかけた。
原口に代わったFW宮川貴司が徹底してDFの裏を狙うと、自然と鹿島の守備位置は深くなる。そこから左、右、中央と攻撃を展開した。だが、鹿島の河崎淳一監督が大西を下げ、高円宮杯の直前に重傷を負ったFW関和寛を投入したことで形成は逆転する。動き回って徹底してフィニッシュを試みる彼の動きが鹿島の攻撃を一気に活性化。同時に疲労の色が出始めた浦和の勢いも削いだのだ。
そして、半ばパワープレー状態となった鹿島の攻撃を決勝弾に結び付けたのも関だった。バイタルエリア付近で深谷、上田悌史郎、山本とつなぎ、密集のリバウンドを関が右足で蹴ると、相手DF山地の体に当たってゴールに吸い込まれた。「厳しい展開は年がら年中やっているパターンで免疫があるから」と語る河崎監督の言葉を裏付けるように、そこからの鹿島は攻守に安定した戦いを展開。一方の浦和は焦りと疲労からパス精度が鈍り、終了間際に投入されたDF金子大樹のヘッドがゴールの枠をそれるとタイムアップの笛が鳴った。
精一杯に戦った両者だが、高円宮杯のリベンジに燃える鹿島が経験と勝負強さで上回っていた。鹿島は3年生が期末試験でコンディションを崩していたそうだが、名古屋戦に向けては「いい準備が出来る」と河崎監督も太鼓判を押した。一方の浦和は1年生主体なだけに来年に楽しみが広がるが、高校生活最後の試合を終えたFW鈴木の涙が印象に残った。
以上
2006.12.03 Reported by Reported by 河治 良幸
J’s GOALニュース
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