12月6日(水) 2006 J1・J2入れ替え戦
神戸 0 - 0 福岡 (19:02/神戸ウイ/12,009人)
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福岡にとっては難しい試合だった。徹底的に長いボールを蹴りこむ神戸にペースを奪われ、深い芝に体力を消耗し、自分たちの癖を巧みに突かれた。入れ替え戦の重いプレッシャーも、知らず知らずのうちにプレーの幅を狭くした。特に後半に入ってからは守ってカウンターを仕掛ける神戸の術中にはまり、決定的とも言えるピンチを迎える場面も。結果はスコアレスドロー。勝って博多の森に帰ることは叶わなかった。
しかし、引き分けは想定内。「1戦目に関しては、もしゲームが動かないようだったら動かないでいいと決めていた。2戦目が勝負。選手もホームに戻った時に動きを大きく変えていきたい。今日のゲームはとりあえず、けが人、コンディションが悪い中、我慢してやっていった。予想通り」と川勝良一監督(福岡)に焦りはない。「アウェーゴールは関係ない。ホームで勝てばいい」。福岡はサポーターが待つ博多の森でJ1残留をかける。
福岡の戦い方が出来たのか。入れ替え戦の2試合をひとつの試合として考えれば、まずは前半を0で抑えるという狙いは果たした。福岡のスタイルは「堅守速攻」。まずは無失点に抑えて少ないチャンスをものにするのが勝利の方程式。最低限の結果は手に入れたと言える。「勝つのが一番だったと思うがアウェーで負けなかったというのは収穫」と布部陽功も振り返る。今シーズン、リーグ戦のアウェーで1勝しかしていないことを考えれば及第点と見ていいだろう。
「今日は形になっていなかった。ボン、ボン、蹴るだけになってしまった」(古賀誠史)。一方で、攻撃面では福岡らしさが感じられなかった。球際での強さ、奪ってからの攻守の切り替えのスピードなどで、J2との力の差は感じさせたが、縦への力強さという点では物足りなさは否めず。福岡の最大の武器である左サイドの攻撃を生かすことが出来なかった。リスクを最低限に抑えるという狙いはあったにせよ、相手に合わせるような形で蹴りあってしまったことは第2戦に向けての修正点だろう。
勝ちたかった試合であったことは間違いない。だが、自分の立場を守らなければならない福岡が、試合の流れによってはリスクを最低限に抑えることを重視するのは選択肢のひとつ。2年前の柏との入れ替え戦で経験したように、入れ替え戦でビハインドを背負って戦うのは予想以上の難しさを伴うもの。それを考えれば、引き分けはナーバスになる結果ではない。勝点、得失点差が並んだときにアウェーゴール数で勝敗を決定する方法を心配する声も聞こえてくるが、2試合引き分けという結果は福岡の想定の中にはない。
サッカーというスポーツは、技術・戦術の優劣で勝負が決まる。しかし、それらを生かすのは、選手たちが持っている様々なバックボーン。厳しい戦いになればなるほど、勝利へのこだわり、強い気持ち、背負っているものの重さなどが勝敗の行方に大きな影響を与える。ここまで来るのに、福岡も、神戸も様々な出来事があったはず。ともに語れないドラマがあり、語れない思いを抱えている。そんな思いがぶつかり合う戦いは簡単には終わらない。第2戦も覚悟を決めて臨みたい。仲間とともに、サポーターとともに。
以上
2006.12.07 Reported by 中倉一志
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