12月6日(水) 2006 J1・J2入れ替え戦
神戸 0 - 0 福岡 (19:02/神戸ウイ/12,009人)
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試合後、ほとんどの選手が口にしたように、この一戦、神戸にとって、まずは『失点しない』ことがポイントの1つだった。得失点差で並んだ場合『アウェイゴール数』が優先されるということも、その1つにあったかも知れないが、何より、11月に入ってからは一度も無失点ゲームがなかったから。また、好調を伺わせた過去の試合を振り返ると、その試合の殆どが失点が0あるいは多くても1と、90分を通して守備意識を高く保てた試合ほど、結果が伴ってきたから。すなわち、自分たちのスタイルを示せた試合で結果を残し、示せなかった試合では結果を残せなかったという反省から、たどり着いたのが『失点しない』こと。その上で、自分たちらしさを取り戻すことだったと言える。
結果はどうだったか。0−0というスコアにも表れているように、ここ最近の試合には見られなかった『らしさ』を取り戻せた一戦だったと言えるだろう。
仙台戦では個のミスもあり、その脆さが失点に繋がったが、守備に限ってはそうした致命的なミスも殆ど見られず。前線の選手も含めた全員が高い集中を見せ、守備への意識を高く持つ中で、中盤をコンパクトに敷いて攻撃チャンスを見出していく。一方で、『入替戦』という独特の一戦もあり、互いにリスクを犯しすぎないことを意識するせいか、膠着気味の時間帯があったのは事実だが、それでも、特に後半は神戸らしいサッカーを示せたと言える。
その中心になったのがボランチのMF遠藤。今季の初めから中頃まではリハビリに費やし、最終節・仙台戦で初めてピッチに立った遠藤だが、「外から見ていて常に速すぎるなっていうのは感じていたからね。もう少し緩急のある組み立てをしたかった」と話すように、中盤でしっかりとタメを作り、相手の様子をうかがいながら、まさに“緩急のある”組み立てでリズムを作り出す。「こういう場で経験が全然違うんだなと感じます。一緒にやっていながら僕も勉強になることが多いですね」と話したのは共にボランチを組んだMF田中だが、その田中とともに、中盤に落ち着きをもたらせた遠藤の存在感は、今日の試合を語る上で、また『神戸らしさ』を取り戻す上で、見逃せないポイントになったと言えるだろう。
ただ、当たり前のことながら、点を取らなければ勝てないのがサッカー。失点0ではあったものの、得点も0だったことについては課題が残る。「僕たち中盤のタメから、サイドの朴を起点にした突破のあと3人目の動きがいまひとつ足りなかった」とは前述のMF田中が挙げた反省点だが、確かに、ビルドアップからのあと一歩、あと一人の動きに物足りなさを感じたのは事実。また、チャンスを見出しながらフィニッシュの部分の詰めの甘さも気になった部分。FW茂木やFW近藤、FW朴らのゴールに向かう気迫は十分感じられたが「あそこで決めていたら試合が楽になった(FW近藤)」と考えるからこそ、チャンスをものにして欲しかった。その鬱憤はおそらく第2戦で晴らしてくれることだろう。
と、収穫も課題も残る試合ではあったが、いずれにせよ、0−0という結果が『アウェイゴール』を考えた際に、神戸にとって優位な結果であることには違いない。ただ、戦いはまだ終わったわけではない。『優位』さが『勝利』に直結するとも限らない。第2戦は主軸のMF三浦も戦列復帰と好材料も揃う中、今日の試合で見せた『守備力』を再現し、より攻撃の精度を高めること。それが出来てこそ、初めて念願の『J1』が手に入るということを、いま一度心に留めて、最後の決戦に向かって欲しい。
以上
2006.12.07 Reported by 高村美砂
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