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【FIFAクラブワールドカップ3位決定戦:アハリSC vs アメリカ プレビュー】奮闘目立つアハリSCは有終の美を目指す。アメリカは『バルセロナショック』から立ち直れるか。(06.12.17)

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●TOYOTA プレゼンツ FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2006 3位決定戦
2006年12月17日(日)16:20キックオフ/横浜国
アハリSC vs アメリカ
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 FIFAクラブW杯の最終日。クライマックスとなる欧州王者と南米王者の決勝に注目が集まるが、もう一つ忘れてはいけない。決勝戦の前に、同じ横浜国際総合競技場でアハリ・スポーティングクラブ(以下アハリSC)とクラブ・アメリカ(以下アメリカ)が3位決定戦を戦う。

「気持ちを奮い立たせ、有終の美を飾りたい」。3位決定戦に向けて頼もしい言葉を残してくれたのはアハリSCのマヌエル・ジョゼ監督だ。アハリSCは確かに準決勝でインテルナシオナウに敗れた。しかし内容は互角以上だった。ジョゼ監督も「ブラジルはサッカーの先進国だが、我々は対等に戦ったと思う」と惜敗に胸を張った。

 昨年に続き2年連続の出場、今大会も3試合目とあり、もはやアハリSCのサッカーを詳述する必要はないだろう。準決勝のインテルナシオナウ戦では持ち前のパスサッカーは鳴りを潜めたが、その一方で相手のパスをインターセプトして攻撃につなげるなど、守備面での奮闘が光った。南米王者の出来がイマイチだったのは、アハリSCの守備がそれなりに機能していたという要因も少なからず絡んでいた。

 インテルナシオナウのアベウ・ブラガ監督はアブートリカと2戦連続でゴールを決めているFWフラビオに加え、「実はもう一人すばらしい選手がいる」とアハリSCを讃えた。その「もう一人」がDFのシャディ(7番)だ。シャディは巧みなラインコントロールでコンパクトな状態を作り出すことで、最終ラインから攻守に渡ってチームを支えている。クラウディオ・ロペスなど前線に速い選手を揃えているアメリカとの対戦では、シャディのラインコントロールによる駆け引きも一つの勝負の分け目になりそうだ。また守備面で言えば、準決勝で肉離れを起こして途中でピッチを退いたGKエル・ハダリの容態も気になるところである。

 一方のアメリカはバルセロナに完敗を喫し、この3位決定戦に回ることになった。試合後のルイス・フェルナンド・テナ監督は「相手の実力を考えれば健闘したといえるかもしれない。バルセロナは他のチームよりも明らかに上回っている」と完全にお手上げだった。

 監督が嘘を付く職業であるというのは、やはり万国共通のようだ。初戦の全北現代に勝利した後、後半途中から投入されて勝利に貢献した新鋭MFモスケーダについて「バルセロナ戦では先発の可能性が高い」と言っていたテナ監督。しかし蓋を開けて見れば、モスケーダはおろか、攻撃の中心でもあるベテランのブランコまで先発から外す守備的な戦術をとった。テナ監督は「(守備的な戦い方は)間違いではなかった」と試合後に語ったが、結果は0-4の完敗。チームとしての持ち味をほとんど見せられないまま試合終了を迎えてしまった。3位決定戦では持ち前のポゼッションを前面に押し出したアメリカらしいサッカーを期待したい。アハリSCとアメリカがどちらも引かずに正面からの殴り合いを挑めば、面白いサッカーが見られるだろう。

以上

2006.12.16 Reported by 寺嶋朋也(サッカー新聞エルゴラッソ編集部
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