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【第86回天皇杯準決勝 浦和 vs 鹿島 プレビュー】準々決勝を劇的な勝利で突破した浦和と鹿島が準決勝で激突!元日決戦に駒を進めるのはどちらだ!?(06.12.29)

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●第86回天皇杯準決勝
12/29(金)15:00キックオフ/国立
浦和 vs 鹿島
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明日29日の天皇杯準決勝、国立での一戦は今季のリーグ王者で、同大会連覇をめざす浦和と、Jリーグ史上初の10冠をねらう鹿島が激突する。ともに準々決勝では2点のビハインドを引っくり返しベスト4入りを果たすなど、チーム状況こそ万全ではないものの、調子は尻上がりによくなっている。果たして元日への切符を手にするのは浦和か、鹿島か。

MVPの闘莉王、得点王のワシントン(ともにブラジルへ帰国)、ザルツブルク(オーストリア)への移籍が決まった三都主らを欠く浦和はさらに、出場停止で長谷部をも失うことになった。ただでさえ苦しい状況に、更なる痛手。いくら選手層の厚い浦和とはいえ、ブッフバルト監督も頭を痛めているに違いない。

先の磐田戦でも、試合直前にネネの欠場が決まるなどのアクシデントはあったものの、得意の埼玉スタジアムで3失点を喫した姿からは、リーグ戦で猛威を振るった勢いは感じられなかった。

だが、それでも最後は勝利を手繰り寄せてしまうのが、かつての浦和とは違う、いまの浦和かもしれない。苦手だった鹿島には過去7勝3分け22敗(リーグ戦に限る)と大きく負け越しているが、もはや苦手意識はない。

磐田戦では今季これまで出場機会に恵まれなかった永井、小野にゴールが生まれ、チームは活気付いた。主力不在のいまこそ、真のチーム力が試されるといえるかもしれない。そして「ネネは試合出場に問題ない。堀之内も90分は無理だが、メンバーには入れるつもり」(ブッフバルト監督)。浦和にとってはDFのふたりのカムバックは朗報だ。

一方の鹿島。清水戦では3対2と見事な逆転劇で、ベスト4進出を決めた。守備には不安が残るものの、攻撃陣は好調なだけに、攻めて10冠に王手をかけたいところ。
「2トップは柳沢と田代」。浦和のブッフバルト監督同様、天皇杯限りでの退任が決まっているアウトゥオリ監督は断言する。ともに清水戦でゴールを挙げるなど気をよくしているだけに、彼らにかかる期待は大きい。動き出しの早い柳沢に、強さのある田代、コンビとしては悪くない組み合わせである。

さらに、ブッフバルト監督以下、浦和のイレブンは「本山が好調だ」とし、鹿島の攻撃を警戒する。野沢、中後と若手MF陣も元気がいいだけに、鹿島としては勢いで浦和の力を封じ込めたい。

清水戦ではベンチ入りメンバーからも外れてしまったが、鹿島としては今季限りで引退するMF本田のためにも、何とか決勝へ進み花道を作りたいところ。競ったゲームになれば、そんな想いが勝敗を分けるポイントになるかもしれない。

以上

2006.12.28 Reported by 栗原正夫
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