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【2007 戦力分析レポート:草津】Jリーグ3年目、ゼロからの再構築。聖域なきレギュラー争いを勝ち抜くために、己の100%をフットボールに捧げろ!(07.02.27)

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【今季のみどころ】

J2昇格3年目となる草津は今季、選手を大幅に入れ替えることで過去2年間のチームを完全に解体、ゼロからの再構築を図った。始動日に行われたミーティングで植木監督は「選手である限り、100%の時間をサッカーに捧げろ!」と自覚を求め、ウィークデーの娯楽施設への立ち入りを禁止した。昨季の雪辱に燃える指揮官は、練習初日から過酷な走り込みを決行。わずかな休日を入れただけでキャンプに突入すると、毎日のように2部、3部練習を繰り返し、選手たちを「サッカー漬け」にした。練習時間がそのまま結果に繋がるほど甘い世界ではないが、戦力で劣るチームがリーグ戦を乗り切るだけのベースは確立されたとみて良いだろう。

植木監督が選手たちに求めたのは「意識改革」だった。「チームがJリーグを目指していたころは、『1度でも負けたら終わり』という強い危機感の中で戦っていた。選手の多くは入れ替わったが、あの気持ちを取り戻さなければいけない」。草津がJ2に昇格した今、敗戦がクラブ存続に直結することはないが、プレーヤーにとってはそうではない。昨季、草津を退団した12選手のうちJリーグに残れた者はいない。J2下位クラブ・草津での契約満了は、すなわちJという舞台から降りることを意味している。Jでプレーするためには、結果を残すしかないのだ。選手たちは、そのことを強く認識しなければいけないだろう。

今季のチームは、移籍組の加入によって全体的な底上げが図られた。昨季はレギュラー陣がほぼ固定されていたが、今季はすべてのポジションで選手の実力が伯仲。「定位置争い」がチームに刺激を与えている。「後がないつもりでここに来ている」(桑原)、「今年ダメなら次はないと思う」(松浦)。彼らのプレーからは、今季に懸ける想いが伝わってくる。コーチ兼任選手である鳥居塚は「選手一人ひとりのモチベーションが高い」と、チームの雰囲気を話す。植木監督は「主力メンバーでも動きが悪ければ使うつもりはない。今季は、調子の良い選手を起用していく」と断言。チームは、聖域なきレギュラー争いの様相を呈してきている。

昨季、リーグワースト3位となる86失点を献上した草津は守備強化をテーマに掲げ、キャンプに臨んだ。2ボランチを配置する4−4−2のシステムを基本とし、前線からのプレッシングを再三にわたり確認。選手全員にチームディフェンスへの理解を求めた。その最終確認の場になったプレシーズンマッチ新潟戦(2/18)では、出足の鋭いプレスが見られ、格上クラブ相手に1−1のドローに持ち込んだ。だが、随所で効果的なプレスが展開された一方で、プレスの網をあっさりとかわされると、シュートまで持ち込まれるシーンが目立った。昨季の草津は被シュート数がリーグワースト、被クロス数がリーグ4位。失点を減らすためには、前線、中盤からのプレスと同時に、サイド、バイタルエリアでの粘り強い守備が不可欠。今季は、ゴール前でいかに辛抱強く守れるかがカギになるだろう。

今回のキャンプ中、選手たちは自発的にミーティングを繰り返していた。その中で、ベテラン秋葉が繰り返し伝えていたことは「負け癖」を排除することだったという。「チームは勝つことで大きく成長する。勝ち方を覚えると、内容が多少悪くても勝つことができる。逆に負け癖がつくと内容が良くてもやられる。そのためには練習試合から勝負にこだわっていかないといけない」と秋葉。また、主将2年目になる佐藤は「シーズンには負けが続くときは必ずある。チームが苦しいこそ、一つにまとまらなければいけない」と話す。2年連続で低迷したチームが、すべての課題を即座にクリアしていくことは難しいかもしれない。ただ、今季の植木監督はシーズンという長いスパンでチームの成長を促す。チームの「意識改革」、「体質改善」は確実に進んでいる。今季は、過去2年間のザスパ草津とは全く違った戦い、そして結果を見せてくれるはずだ。

【注目の新戦力】:移籍トリオがチームを変える

●GK 1 本田征治
●FW 11 氏原良二
●FW 20 松浦宏治

今季の草津は、高校生ルーキー4人を含む計13選手が新加入。20歳前後の若手選手が多い中で、即戦力として獲得したGK本田、FW松浦、FW氏原の3選手にかかる期待は大きい。
GK本田は、ホーム初登場となった新潟とのプレシーズンマッチ(PSM)でファインセーブを連発。早くもサポーターの心をがっちりとつかんだ。「チームがどんな状況でも、自分のパフォーマンスをするだけ。やるからには上位を目指す」と本田。快速FWの松浦も、PSMで名刺代わりのゴールを挙げ、幸先の良いスタートを切った。「東京Vにいた去年は試合には出られなかったが、練習試合で多くの点も取れたし自分自身が成長したと思う。使ってもらえれば、やれる自信はある」(松浦)。FW氏原はケガの影響からPSMの出場は見送ったが、開幕へ照準を定める。過去2シーズンはクラブを転々としたが、01年に15ゴールを挙げるなどストライカーとしての能力は高い。ここ数年、悔しい思いをしてきた氏原は「今までのうっ憤をここで晴らす」と復活を誓う。
新天地にやってきた3選手はすでにチームにとけ込み、日々のトレーニングに励んでいる。彼らが、持っている力のすべてを発揮すれば草津は変貌を遂げるに違いない。

【開幕時の布陣予想】

今季の基本フォーメーションは2ボランチを配置するベーシックな4−4−2。FWとDFラインの距離をコンパクトに保つことでセンターライン付近にプレスの網を張り、ボールを奪っていく戦術だ。

DFラインは、チカと田中淳が中央にかまえる昨季と同じ顔ぶれになりそう。縦へのスピードを持つSB佐田の攻撃参加回数がチームの好不調のバロメーターになる。

中盤では、入団3年目で著しい成長を見せる櫻田と、2月21日に緊急補強が決まった松下の両ボランチがゲームを作る。J1経験のある松下の加入はチームにとって非常に心強い。

FWは昨季12ゴールを挙げた高田が軸。過去2年間、3−5−2や4−3−1−2などトップ下を置くシステムを採用してきた草津だが、司令塔を置かない今シーズンはトップ下がフリースペースとなる。「大きく空いたスペースをだれが使うかが重要」と高田。右MFが予想される鳥居塚は「トップ下のイメージでプレーする」と意識を高める。鳥居塚、山崎、ボランチ櫻田らが飛び込むことによって、そのスペースを有効活用できれば草津の攻撃は迫力を増す。

Reported by 伊藤寿学

※布陣予想は2月28日時点のものです

2006年成績
リーグ戦J2 12位
ヤマザキナビスコカップ-
天皇杯4回戦敗退
移籍情報
草津 移籍情報
キャンプレポート
宮崎キャンプレポート
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