今日の試合速報

開幕招待
開幕招待

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【ヤマザキナビスコカップ 新潟 vs 名古屋 レポート】スコアレスドローに持ち込んだ名古屋。GK楢崎の堅守で新潟の決勝トーナメント初進出を阻む(07.05.24)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
5月23日(水) 2007 ヤマザキナビスコカップ
新潟 0 - 0 名古屋 (19:00/東北電ス/28,660人)

----------

存在感は際立っていた。楢崎は名古屋にとっては頼もしく、新潟にとっては高く厚い壁だった。「僕の仕事としては、あれ以上はできない」。激闘のスコアレスドローを謙虚に、そして淡々と振り返った。

後半20分、名古屋守備陣がペナルティーエリア内で新潟のFW矢野貴章を倒し、PKを取られる。キッカーはマルシオ リシャルデス。名古屋のフェルフォーセン監督が判定に抗議し、主審のもとに詰め寄る。その間、楢崎はペナルティーエリアの前方に立ちながら、キッカーにプレッシャーをかけた。

ボールがセットされてからもその威圧感は残っていた。マルシオ リシャルデスは振り上げた右足を一度止めてフェイントをかける。楢崎は動じず、自らの右脇に飛んできたボールを体を横たえて防いだ。新潟サポーターの大歓声は一瞬のうちに悲鳴に変わり、その後は落胆を隠すように一段と大きな応援が続いた。

「押さえてやるという気持ちでいたので、集中して止められた。それでも100パーセント止められるわけではないけど」。味方の最大のピンチを防ぎ、相手の最高の場面を収穫ゼロに終わらせた。もっとも、この場面も堅守の中のワンプレーにすぎなかった。新潟のシュートは16本。必死の思いで得点を狙いにきた。それを落ち着いてさばく。後半開始直後、矢野との1対1を前に出てボールをキャッチ。セットプレーからの波状攻撃もことごとく弾き返した。

この日の名古屋は若手主体。「若いメンバーだったので、なるべく勝つチャンスを、勝つ確率を上げたかった」。自陣に攻め込まれる時間が長い展開にあって、最年長の楢崎の的確な指示と守備は、普段以上に効果があった。「GKにとっては、醍醐味の詰まった試合」と、無失点で終えたことには納得した様子。そこに付け加えることも忘れなかった。「チームとして、それをどう解釈して次につなげるかです。リーグ戦からメンバーが入れ替わって相手に脅威を与えられなかった。若手にはもっと頑張ってもらわないと」。

早々に予選突破ラインから脱落した今季のナビスコカップ。体を張り続けた楢崎のプレーには、今後のリーグ戦に向けてのチーム全体への叱咤も込められていた。

その楢崎を越えられず、新潟は夢を砕かれた。勝点9でDグループ3位。勝点をあと2つ加えていれば、予選通過が決定する状況だった。J1昇格4年目で、初の決勝トーナメント進出が期待されたが、またしても叶わなかった。

 試合序盤からボールを支配し、ゴール前で軽快にボールをつないだ。FWエジミウソン、DF内田潤が累積警告で出場停止、ボランチのシルビーニョが両膝の治療のため、ブラジルに一時帰国とチーム状況は万全ではなかった。それでも人もボールも動くスタイルはきっちりと貫いた。
 だが、ゴールは遠かった。16本のシュートのほかに、コーナーキックは7度。圧倒的にチャンスをつかみながら、1点を奪えなかった。ラストパス、クロスも時間が経過するごとに精度を欠いていった。「ここまで勝点を積み重ねてきて、1点取れば勝てたのに。本当に悔しい」。試合後、ピッチに倒れこんだ松下年宏は厳しい口調。「これが実力。もっと上を目指さなければ。深井正樹はきっぱりと言い切った。

ともに予選敗退となり、今後はリーグ戦に照準を絞る。この試合の成果、反省を生かす場は、さっそくこの週末にやってくる。

以上

2007.05.24 Reported by 斉藤慎一郎
----------
■注目プレイヤー: 楢崎 正剛選手(名古屋)
 (選手名をクリック&投票して、JOMOオールスターサッカーに選出しよう!)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着