5月26日(土)J1 第13節 鹿島 vs 甲府(16:00KICK OFF/カシマ)
-ゲームサマリーはこちら-
-勝敗を予想して豪華賞品を手に入れろ! J1・J2グランプリ投票締切迫る!-
----------
23日のJリーグナビスコカップ予選リーグ最終戦でヴァンフォーレ甲府にアウェイで0−3と快勝し、グループ1位通過を決めた鹿島アントラーズ。今季序盤の不振を考えると、この巻き返しはミラクルだ。しかもこの試合の彼らは守備の大黒柱・ファボンを負傷で欠き、ダニーロも控えを余儀なくされ、さらにはエース・マルキーニョスも「故障の不安がある」という理由で前半開始7分で下げられている。「外国籍選手不在」に近い状況の中、勝ちきったのだから、それだけ日本人選手のコンディションが上がり、チームの結束が高まっている証拠といえる。この勢いを明日26日のリーグ戦に生かし、このところ続いている足踏み状態から脱したい。
3月からリーグ戦、カップ戦の超過密日程が続いてきた2007年のJ1だが、この週末で最初のブレイクに入る(次週は試合予定なし)。前半戦のひと区切りとなるだけに勝っておきたいところ。ホームに甲府を迎える鹿島としては、水曜日のゲームの再現を狙いたい。J1・12節終了時点での戦跡をおさらいすると、鹿島は4勝3敗5分の勝点17で10位、甲府は4勝6敗2分の勝点14で14位。両者ともにこのまま中位にとどまっているわけにはいかない。
鹿島のオズワルド オリヴェイラ監督はシーズン開幕当初から外国籍選手に絶大な信頼を寄せてきた。動きの悪いダニーロらに対しても「日本サッカーに適応するのにもう少し時間がかかる」とかばい、頑として先発から外そうとはしなかった。が、5月12日のジュビロ磐田戦でダニーロを控えに回して今季リーグ戦ホーム初勝利を飾って以来、微妙に考え方が変わってきたようだ。それゆえ、突破のかかった水曜日のナビスコカップ予選リーグ最終戦でも、ダニーロをスーパーサブに据え、故障の不安があったマルキーニョスを迷うことなく下げた。「調子のいい日本人選手を使った方が、チームとして機能することもある」と指揮官は実感したのではないだろうか。
そんな流れがあるだけに、今回の甲府戦は「純日本人イレブン」で臨む可能性もある。最終ラインは岩政大樹と大岩剛がしっかりと統率し、中盤は青木剛、中後雅喜、野沢拓也、本山雅志の息のあった4人が連動しながら動く。そしてFWには水曜日の甲府戦で2ゴールを挙げた田代有三と、6月6日のU−22マレーシア代表戦(東京・国立)に挑むU−22日本代表メンバーに選ばれたばかりの興梠慎三がコンビを組むという形だ。水曜日のゲーム、マルキーニョスの交代で急きょプレーすることになった興梠は、持ち前のスピードとドリブルを見せ、攻撃のチャンスを何度かお膳立てした。コンディションも決して悪くない。マルキーニョスの状態がどうかにもよるが、彼の先発は十分考えられる。
ここへきて、田代の得点感覚が戻ってきたことも明るい材料だ。今季は開幕直後に負傷で長期離脱を強いられ、ほぼ1ヵ月半を棒に振る羽目になった。復帰直後の4月末から5月頭にかけては、本来の鋭いヘディング感覚、ポストプレーが影を潜め、本人も苦しんでいる様子だった。が、実戦を重ねるごとに試合勘が戻り、水曜日のゲームで5/9のナビスコカップに続く1試合2ゴールを達成した。柳沢敦を左足第5中足骨骨折で欠いているチームにとって、今や彼は不可欠な攻撃の駒である。
守備陣もかなり落ち着いてきた。やはり昨季からコンビを組んでいる岩政と大岩はお互いの特徴を熟知しているだけによく連動する。前にいる青木も守備力アップに貢献している。鼻骨骨折でフェイスガードを着用してピッチに立った内田篤人もケガを感じさせない動きを見せており、今回もパフォーマンスに期待ができそうだ。
勢いに乗ってきた鹿島に、甲府は2度続けて敗れるわけにいかない。今回は興梠同様に反町ジャパンに復帰した増嶋竜也が出場停止で最終ラインの変更を強いられる。が、津田琢磨と秋本倫孝のセンターバックもまずまずの強さを発揮する。中盤は依然として運動量が多く、流動的で、相手をかく乱するのに長けている。さらにFW陣では水曜日は出場停止だった茂原岳人も戻ってくる。大木武監督も敵地で鹿島を撃破した4月4日のナビスコカップの再現を狙うべく、より積極的な攻撃サッカーをしかけてくるはずだ。
甲府が水曜日に小瀬で敗れた最大の要因は「決定力不足」だった。特に前半は鹿島と互角の内容で戦ったが、どうしても決めきれない。後半にはアンラッキーな形で失点し、そのまま沈む結果になってしまった。「切り替えが遅かった」と大木監督はぼやいたが、意識さえ変えられれば、彼らはいいサッカーができるチーム。中2日でどこまで修正してくるのか。指揮官の手腕の見せ所だ。
試合のスタメンを予想すると、鹿島はGK曽ヶ端準、DF内田、岩政、大岩、新井場徹、ボランチ・青木、右MF中後、左MF本山、トップ下・野沢、FW田代、興梠の4−4−2か。対する甲府はGK阿部謙作、DF山本英臣、津田、秋本、井上雄幾、中盤は底に林健太郎、右に藤田健、左に石原克哉、右FW鈴木健太、左FW茂原、中央に須藤大輔の4−3−3とみられる。山崎光太郎は右足首ネンザで出場できず、保坂一成も右ひざじん帯損傷で全治4〜6週間と診断されたばかり。彼らの離脱は甲府にとって痛い。
26日の鹿嶋地方の天候は晴れ時々雨。気温は最高25度まで上がる予報だが、この地域は海風が強く空模様が変化しやすい。選手たちも頭を使ったゲームが求められそうだ。
以上
2007.05.25 Reported by 元川悦子
------------
■注目プレイヤー: 田代 有三選手(鹿島)
(選手名をクリック&投票して、JOMOオールスターサッカーに選出しよう!)
J’s GOALニュース
一覧へ【J1:第13節 鹿島 vs 甲府 プレビュー】ナビスコカップ予選 グループ1位通過の勢いをリーグ戦へ持ち込みたい鹿島。甲府に連勝し上位を狙う。(07.05.25)















