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1978年に「ジャパンカップ」の名称でスタートして、今年で29年目を迎える「キリンカップサッカー」。過去には現UEFA会長のプラティニをはじめ、バティストゥータ、カントナ、ストイコビッチら世界のスター選手たちも出場している由緒ある大会だ。
そのキリンカップが今週、6月1日から始まる。今年の出場国はモンテネグロ、コロンビア、そして日本。日本代表にとっては昨夏のオシムジャパン発足後、最初のタイトルマッチであり、7月のアジアカップ3連覇に向けての重要なテストマッチとなる。
モンテネグロは昨年6月3日にセルビアと分離し、独立国になったばかり。3月のハンガリー戦が初の国際Aマッチだったが、これを2−1で快勝。今回の日本戦に挑んでくる。主力の大半はロシアなどでプレーするが、ASローマのFWブチニッチ、来季からブンデスリーガ1部に昇格するハンザ・ロストックのMFチェトコビッチなど強豪クラブで戦うメンバーも複数いるだけに手強い。
一方のコロンビア代表にとっても、今大会は南米選手権前の重要なトライアルだ。今季のセリエA王者・インテルのDFコルドバら名選手も少なくないし、爆発的なパワーとスピードは日本を翻弄するのに十分だ。我々にとっては「やや地味」という印象の両者だが、決して侮れない実力を持つ。
そんな相手を下し、是が非でも優勝したいオシムジャパン。過去の日本代表を見ても、キリンカップで初タイトルを勝ち取っているチームは多い。加茂周監督就任直後の95年大会(スコットランド、エクアドルと対戦し1勝1分)、トルシエジャパンが挑んだ99年大会(ペルー、ベルギーと対戦し2分け)、そしてジーコ監督率いる日本代表が戦った2004年大会(スロバキア、セルビア・モンテネグロに2勝)と、いずれもキリンカップ優勝を大きな飛躍の場としている。ここ2年はタイトルを獲れていない分、オシムジャパンにはより大きな期待がかかるところだ。
アジアカップを控える指揮官はこの大会に「最強メンバー」を招集する意向だ。しかも「2試合で違った選手を試したい」とコメントするなど、かつてない意欲を示している。昨夏の発足時から核をなしてきた川口能活(磐田)、坪井慶介・鈴木啓太・阿部勇樹(いずれも浦和)、遠藤保仁(G大阪)、駒野友一・佐藤寿人(ともに広島)、巻誠一郎(千葉)らはもちろん、中村俊輔(セルティック)ら欧州組、水野晃樹(千葉)ら五輪世代からも選手が抜擢され、日本代表の陣容が間違いなく豪華になった。
欧州組は3月のペルー戦に初参戦した中村、高原直泰(フランクフルト)のみならず、コンスタントに活躍している中田浩二(バーゼル)の合流も決定。すでに欧州シーズンが終了。クラブはオフに入っており、彼らの招集に問題はない。しかも10日前後もオシムイズムを理解することができるのだ。「時間が足りない」と話していた中村らもこの機会を生かそうと懸命に取り組むはず。本気の彼らが何を見せてくれるかは非常に興味深い。
五輪世代にとってもA代表定着の大事なアピールの場だ。ペルー戦の終盤に登場した水野や家長昭博(G大阪)について「エスプリが利いていた。若い選手には大きな未来がある」と絶賛したオシム監督は、彼らを重要な戦力と位置づけている。
いわば、全ての選手にとって「2010年南アワールドカップへの登竜門」となるキリンカップ。ここに名を連ねた選手たちの今後を左右する大きな舞台となるのは間違いない。最初のタイトルマッチを見ずして、オシムジャパンは語れない。今こそスタジアムへと足を運ぶしかない!
以上
Reported by 元川 悦子
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●キリンカップサッカー2007〜ALL FOR 2010!〜
第1戦 2007年6月1日(金)19:10キックオフ/エコパ
日本代表 vs モンテネグロ代表
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★日本テレビ系列にて19:00〜21:14全国生中継!!
第3戦 2007年6月5日(火)19:20キックオフ/埼玉
日本代表 vs コロンビア代表
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★テレビ朝日系列にて19時より全国生中継!!(一部地域を除く)
J’s GOALニュース
一覧へ【代表4連戦!:キリンカップサッカー2007〜ALL FOR 2010!〜】キリンカップの歴史&展望:オシムジャパンが挑む初タイトル!!(07.05.28)
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