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【J1:第13節 磐田 vs 新潟 レポート】一度は逆転を許すも、主導権を奪い返した新潟が再逆転を果たす。新潟は嬉しいアウェー今季2勝目、磐田は痛い3連敗(07.05.27)

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5月27日(日) 2007 J1リーグ戦 第13節
磐田 2 - 4 新潟 (16:03/ヤマハ/11,734人)
得点者:'3 エジミウソン(新潟)、'17 マルキーニョスパラナ(磐田)、'36 加賀健一(磐田)、'52 矢野貴章(新潟)、'73 マルシオリシャルデス(新潟)、'80 エジミウソン(新潟)

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 前半はアウェーの落とし穴にはまりかけた新潟だったが、後半しっかりと立て直し、自分たちのサッカーを貫いたことが、4月7日(第5節 F東京戦)以来、今季2度目のアウェー勝利につながった。

 この日の磐田は、相手の強力2トップに対応して、立ち上がりから(右から)加賀、田中、茶野の3バックにして、マルキーニョスパラナが右、上田が左のアウトサイド。中盤の底にファブリシオ、少し高めの位置に菊地。そして前線は、1トップ気味のカレンの周囲を太田が自由に動き、トップ下に成岡といういつもの形。対する新潟は、中盤をボックス型にした4-4-2はいつも通りだが、永田がセンターバックに入って、千葉が守備的なボランチとして前に上がる形で試合に臨んだ。
 気温26.7度とヤマハスタジアムでは今季いちばんの暑さ、16時になっても強い日差しが照りつける中でのキックオフ。大分への遠征から木曜に戻った磐田は、スロースタート傾向がいつも以上に強くなっていた。アジウソン監督は「先制点が非常に大事」と選手たちに伝えていたが、立ち上がりから新潟に押しこまれる。3分には、CKの2次攻撃からマルシオリシャルデスの右クロスを、ニアに飛びこんだエジミウソンに見事に決められ、逆に新潟に先制点を奪われてしまう。

 しかし、これで新潟が一気に優位に立つことはなかった。先制されて磐田が目を覚ましたのに対して、新潟は早い時間から守備の意識が高くなりすぎて、全体的に引きすぎてしまう。これで磐田がポゼッションを高め、新潟ゴールに迫る場面を増やしていった。すると17分、左サイドをきれいなコンビネーションで崩して成岡が折り返すと、タイミング良くゴール前のスペースに入ったマルキーニョスパラナが左足でゴールネットに突き刺し、彼自身の来日初ゴールで同点。マルキーニョスパラナは、それまでもスペースを鋭く察知して、抜け目なくそこに入っていく動きが冴えていたが、それが実ったゴールだった。
 さらに36分には、上田の右CKから加賀がフリーになって頭で決め、彼自身のJ1初ゴールで磐田が逆転に成功する。ここには新潟の選手がファーサイドで加賀と田中を2人フリーにしてしまうという大きなミスも絡んでいた。
 新潟にしてみれば、早い時間に先制した後に、前からプレッシャーをかけていくという自分たちのサッカーを見失ってしまったのは、「アウェーではよくある」(鈴木監督)こと。その意味では、悪いパターンの再現になってしまった。

 しかし後半は、ハーフタイムの鈴木監督の檄が効果を発揮する。キックオフ直後から矢野とエジミウソンを筆頭に前からのプレッシャーを高めて攻勢をかける。そして7分、高い位置からのプレスでエジミウソンが上田からボールを奪い、そのままドリブルして右から折り返すと、これを矢野がニアで受け、角度のないところからGK川口の股間を抜いて決める。高い位置でボールを奪って速く攻めるという新潟らしい形が決まって、同点に追いついた。
 だが、磐田のほうも簡単に主導権を渡すことなく、お互いに攻め合う中で、16分にはケガから復帰した磐田のエース・前田が、待望の今季初出場を果たす。25分には太田の左クロスからその前田が競り勝って、決定的なヘディングシュートを放つが、わずかに左に外れてしまう。結果的には、このシーンと20分の成岡の負傷交代が、試合結果を大きく左右した。

 その後は、中盤の運動量が落ちた磐田に対して、アウェーの新潟は動きが落ちず、時間とともに新潟ペースになっていく。そんな流れの中での28分、左サイドのタッチライン近くからのFKを、マルシオリシャルデスがGK川口の頭上を越してゴール右上に決めるというスーパーゴールでついに逆転。新潟は、その後も前半と同じ失敗を繰り返すことなく、前からプレッシャーをかけ続けて、35分にカウンターからエジミウソンが決めてダメ押し点を奪った。
 それに対して磐田の攻撃は、成岡が抜けてから前田と中山(27分から出場)の2トップに対してサポートする選手がいなくなり、攻め手は後方からのロングボールや右からの単発のクロスばかり。ボランチの運動量が落ちてセカンドボールも拾えず、厚みのある攻撃ができなくなって、チャンス自体を作れなくなってしまった。

 結局、新潟が最後まで主導権を握ったままタイムアップの笛を迎え、4-2で快勝。エジミウソンと矢野の2トップの働きも大いに光り、大きな自信となるアウェーでの逆転勝利をつかんだ。
 一方、敗れた磐田は、ホームで連敗して5月は1勝4敗(現在3連敗中)。前半は攻撃で良い部分も見られたが、後半は攻守にちぐはぐな内容となってしまった。前田や田中の復帰を生かして、2週間のインターバルで修正してくることを期待したい。

以上

2007.05.28 Reported by 井上慎也
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