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【代表4連戦!:U-22日本代表 vs U-22マレーシア代表 レポート】チャンスにアピールできたのは大学生。初招集のJリーガーは再びリーグ戦に賭ける(07.06.07)

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●アジア男子サッカー2008 2次予選(北京オリンピック2008 2次予選)
2007年6月6日(水)19:14キックオフ/国立/18,020人
U-22日本代表 3-1 U-22マレーシア代表
得点者:28' 長友佑都、33' 鈴木修人、52' 萬代宏樹、59' S.スプラマニアム
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ゴール前では守備のブロックをしっかりと作ってくるマレーシア。その、ブロックを少ないタッチ数で崩す攻撃を期待していたが、その期待を満たしてくれるプレーを見ることは出来なかった。萬代(仙台)と岡崎(清水)のツートップでスタートしたU22日本代表は、5月29日から始まった合宿で作り上げてきた攻撃のイメージでフィニッシュをすることは出来なかった。立ち上がりから縦に急ぎすぎて、前線からの攻撃が機能しなかったからだ。反町監督は「過緊張でボールが足につかなかった。北京五輪最終予選ではなく、ここで(過緊張を)経験できたことをポジティブに捉えたい」と話したが、その過緊張は攻撃に焦りをもたらせてしまった。合宿のトレーニングでは、トップに入れたボールに対して、2列目からのサポートやサイドを使うなどしてタメを作って、FWがポジションを取り直す時間を生み出していた。しかし、マレーシア戦では性急に縦に行き過ぎるから、組織で崩す前に ― パスが合わないことの方が多かったが ― 個人でディフェンスラインにチャレンジする狙いのパスが多くなってしまった。

この流れをトップ下の枝村(清水)は、「ワンクッションおけばいいと思っていた」と感じていたが、自らのプレーでそれを変えることは出来なかった。そう思ったのは枝村だけではないだろうが、GK・山本(清水)が「個々のアピールに拘りすぎてチームとしての連携は足りなかった」と言うように、「アピールしたい」という気持ちを過緊張が加速させ過ぎてしまったのだろう。焦る前線に、勝負強さで答えを見せ付けたのは中盤の選手だった。28分の長友(明大)のゴールは、積極的な攻撃参加の意思が実った結果だ。そして、5分後には鈴木(早大)が、萬代が頭で落としたボールを落ち着いたトラップから左足でゴールに叩き込んだ。鈴木は初招集組のなかでは比較的落ち着いてプレーが出来ており、ミスもあったがスルーパスはゴールに結びつく絵を想像できる狙いとタイミングだった。彼は長友とともに、「大学生でも(Jリーガーと対等に)やれる」ということを証明した。

後半は、長友が貰ったPKのチャンスを52分に萬代が決めて、3−0とスコアは一方的になるが、7分後に1点を返されてからは集中力を保つことが難しくなる時間となった。タメがない、サイドを有効に使えない、という前半の課題がなかなか改善されなかったからだ。萬代と岡崎のいい連携が見られる場面もあったが、合宿で行ってきたハイプレッシャーの中で相手を崩すという、北京五輪最終予選に繋がるプレーは発揮できなかった。68分からピッチに入った興梠(鹿島)も最初のプレーではスピードを活かして、チャンスに絡んだが、20分あまりの出場時間のなかで特徴を発揮できた時間はそう多くなかった。

慣れないメンバーでお互いの理解不足なのか、過緊張だからなのか、技術が足りないだけなのか。その全てなのか。反町監督のコメントにもあったように、公式戦を経験できたということが今後に活きてくればいいと、ポジティブに考えたい。ただ、Jリーガーのツートップ(萬代、岡崎→興梠)は不完全燃焼の気持ちだろう。結果的には3−1で勝利したものの、長友、鈴木の大学生のアピールには及ばなかった。反町監督は、本田(拓也・法大)らこれまでのゲームに使って資質が分かっている選手をベンチに置いて、新しい選手を中心とした先発メンバーを組んだ。しかし、チームとして十分機能しない中で個を見せたのは大学生だった。反町監督が指揮するU22日本代表の門は、開いていることは開いているのだが、その中の住人になることは容易でない。

試合後の会見で反町監督は、「(今回の合宿からマレーシア戦までのなかで)二重丸の選手もいた。このメンバーの中から最終予選で(主力組の)ポジションを脅かす選手が出てきた」と話した。精度の面で残った不安を払拭しなければそうそうチャンスは与えられないだろうが、大学生の2人はその筆頭候補だろう。「大学に戻ってもやりますよ。負けたくないから」と話した長友。初招集組のJリーガーは再びJリーグの舞台で勝負する。彼らも「主力組」に負けたくない気持ちは同じ。マレーシア戦の悔しさを高いモチベーションに変えて所属チームに戻るはず。週末のJリーグは彼らにも注目して観てほしい。

以上

2007.06.07 Reported by 松尾潤
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