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【なでしこ五輪予選 6.10@韓国:なでしこジャパン vs 韓国女子代表:レポート】終盤、両者ともに決定打を欠き2−2のドロー。五輪出場決定はベトナム戦へ持ち越された(07.06.11)

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●アジア女子サッカー2008 最終予選(北京オリンピック2008 最終予選)
6月10日(日)17:00キックオフ/Bucheon Stadium
なでしこジャパン 2−2 韓国女子代表
得点者:'5 キム ジニ(韓国)、'11 大野忍(なでしこジャパン)、'37 宮間あや(なでしこジャパン)、'64 パク ヒヨン(韓国)
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 韓国(富川スタジアム)で行われた北京オリンピック最終予選で、日本は韓国と対戦し、2−2のドローで終えた。

 ホームでの韓国戦を6−1で勝利し、一気に出場権を引き寄せたいと臨んだアウェーでの韓国戦だった。日本は左サイドバックに柳田を、右サイドバックに近賀を置き、攻撃的な布陣を引いての立ち上がり。先に仕掛けたのはもう後がない韓国だった。「ガツガツ来るのはわかっていた」と酒井が語るように、韓国はこの1週間で徹底的に日本の特徴を研究してこの一戦にかけてきていた。その気迫に押されたのか、開始5分で左サイドからキム・ジニの強烈なミドルが決まり、先制される。この予選初めてのアゲインストゲームとなり、さらにアウェーの空気感もあいまって、日本は完全にペースを狂わされてしまった。

 しかし、重い空気を破ったのは好調をキープしている大野。左サイドからドリブルで突破すると、相手DFを引き連れたまま豪快にゴールに突き刺した。この得点で韓国に傾きかけた流れを引き寄せると、21分には近賀のクロスに澤が頭で合わせるがGKがセーブ。この時澤には3人のマークが付いていた。

 そして37分、宮間のゴールでついに日本が勝ち越す。43分にはFKのチャンス。宮間のFKを岩清水が頭で落とし、大野がシュートを放つが惜しくもサイドネット。なんとか持ち直した日本は2−1で前半を折り返す。

 「守備固めに入るより3点目を狙った」(大橋監督)48分、澤から大野へ絶妙なタイミングでパスが通り、シュートを放つもGKにはじかれる。日本は攻め込みながらも、韓国の捨て身の守備と意識の高いラインコントロールに阻まれ、なかなか決定機を生み出すことができない。大橋監督は54分、荒川に代えて運動量の豊富な大谷を投入し、DF裏のスペースを狙って打開を図る。

 それでも膠着状態が続いていた64分、またしても左サイドから今度はパク・ヒヨンにゴールを決められてしまう。「いいシュートだった」と大橋監督に言わしめるほどの最高の弧を描いてのゴールに、「打たせてしまうことに問題がある」と指揮官も表情を曇らせた。

 これでどう転ぶか全くわからない展開となってしまったこのゲーム。72分には宮間からのクロスにファーサイドへ走り込んだ澤がボレーでゴールを狙うがわずかに右。日本はなかなかスペースを見つけられず、ボールを動かすことが出来ずにいたが、韓国も前半からのハイプレッシャーのため、あちらこちらで選手が痛み始める。ロスタイムには日本にセットプレーのチャンスも訪れたが、ゴールを割ることは出来ず。両者ともに決定打を欠き、2−2で痛み分けという結果になった。条件によってはこの試合で出場権を獲得する可能性もあったが、ドローに終わったため、次回へ持ち越された。

 次の戦いは8月4日、ベトナムとのアウェー戦。これに勝てば北京への扉が開かれる。歓喜の瞬間はもう目の前だ。

以上

2007.06.10 Reported by 早草紀子
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