6月17日（日） 2007 J2リーグ戦 第22節
水戸 3 - 0 愛媛　（14:04／水戸／2,298人）
得点者：'15 吉本岳史（水戸）、'17 鈴木良和（水戸）、'43 金基洙（水戸）

----------

●鈴木良和選手（水戸）：
「ゴールは小椋のスルーパスがよかった。岩舘もいいところにはいって、俺が呼んだらいいパスをくれました。押し込むだけでしたね。チームで取った1点だと思います。岩舘も落ち着いて見てくれた。いい時間帯で点を取れたのが大きい。PKも吉本さんがよく決めてくれた。今までは1点を取ると守りに入ってしまったが、今日はそこからも前に前に行くことができた。すごくよかった。今日は自分たちにとって重要な試合だった。前に東京Vに勝った後に流れを途切れさせてしまった。今日は相手は関係なく、自分たちがどこまでできるかを意識してできた。今日は暑かったけど、終盤相手が攻撃的に来ても4点目を狙いに行けた。チームとして成長していると思う」

Q：今季ホーム初勝利。そして、水戸移籍後初ゴールです。
「長い時間待たせてしまいましたね。ここからホームの連勝記録を作っていきたい」

Q：これからの課題は？
「まだまだ点を取れたと思う。もっと貪欲に行きたい。ただ、失点0で抑えられたのは大きい」

●小椋祥平選手（水戸）：
「前半はうまくできていたけど、後半はいいゲームをしていただけにもったいない。全体的に前に行く気持ちが強すぎて縦ばかりになってしまった。相手もロングボールを蹴ってきて、間延びしてしまった。ウチはもっとボールを取った後、パスをつないで分厚い攻撃をしたかった。村松と僕の関係ですが、村松の方がパス出しがうまいので、僕が動いて飛び出して相手の嫌がるプレーをしようとしました。その動きがトップ下の位置のように見えたのかもしれません。攻撃に関して、前までクロスに対しての中の枚数が少なくて、ピンポイントでしか合わせることができなかった。今は自分が前に行くことで枚数を増やそうと思っています。誰か1人が長い距離を走らないとスペースはできない。それが自分の役割だと思ってます。スルーパスに関しては岩舘の動きが良かったですね。DFに引っかからなかったことはよかったです。これまで結果が出てなかったけど、サッカーを変えずにやってきた。それがこういう形になった。代表に関しても意識はしてない。1試合1試合やるだけですよ。ただ、代表に入ったことでもっと上でやりたい気持ちは大きくなりました」

●武田博行選手（水戸）：
「前節はミスで失点していたんで、チームに迷惑をかけた分、なんとか失点0で行こうと思った。後半は全体的に疲れが出てきたけど、みんな集中してやってくれた。GKとしてはシュートを止めるだけでよかった。吉本さんが入ったことでチーム全体が落ち着いてきた。ビルドアップもうまいし、パスもよく回るようになった。声もよく出してくれるので、マークの受け渡しもうまくいっている。平松も金も経験がある分、しっかりやってきた。前の試合で勝ったことが自信になっている。勢いがありましたね」

●吉本岳史選手（水戸）：
「PKは大事な1点だったので、プレッシャーがありましたね。まあ、結果的に決めることができて結果オーライです。今日の無失点はすごく大きいと思います。ただ、前半がすごくよかっただけに後半はもったいない。1点取られてもおかしくなかった。しっかりビデオを見て修正したい。上位相手だったら、やられていたと思う。今日は立ち上がりから岩舘と塩沢が裏に走ってくれて、やることがはっきりした。チームの向かう方向性に彼らがプラスアルファを与えている。2人が前線で動いてくれるのでやりやすい。ボランチ2人も中盤をつぶしてくれた。前半は完璧に近い内容だったと思う。ただ、後半は向こうの中盤が流動的になってきて、27番（青野大介）がフリーになった。前向きでいいボールが入ったので、ラインコントロールが難しかった。今日は相手が1つ順位が上の相手だったので、勝ちたい気持ちが強かった。それが出たと思う。これから上位との連戦でどんなプレーができるか。これからが大事な試合になってくる」


●羽田敬介選手（愛媛）：
「厳しい結果です。立ち上がりシンプルにやっていこうという指示があったのですが、できなかった。もっとハッキリしたプレーができれば流れは変わっていたと思う。PKは一度止めたのですが、その後決められてしまった。あそこを防げればウチのペースになっていたと思う。吉本は南宇和高校の1年後輩なので、蹴るところが分かっていたので、止めることができたけど、その後に決められてしまって悔しい。向こうのやることは分かっていたけど、チームとしてやることを共有してできなかった」

以上