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【水戸ホーリーホック:クラブ方針発表記者会見】宮田裕司代表取締役社長記者会見でのコメント(07.06.18)

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本日の水戸vs愛媛戦の試合後に、4月に就任した水戸ホーリーホック・宮田裕司代表取締役社長のクラブ方針発表記者会見が行われました。

記者会見での宮田裕司代表取締役社長のクラブ方針・記者会見のコメントは以下の通りです。

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【発表されたクラブ方針】

■クラブミッション
地域の元気の源泉となる

■クラブビジョン
サッカーを中心としたスポーツを通じて、地域の力を結集して、常に夢に挑戦する集団であり続ける。

■「中期目標」(5年計画)

2007年度 10位以上 1試合平均3000人 ファンクラブ会員数3000人 予算350000千円

2008年度 全体の3/2以上の順位 1試合平均4000人 ファンクラブ会員数3500人 予算370000千円

2009年度 中位以上 1試合平均6500人 ファンクラブ会員数4500人 予算420000千円 水戸市立陸上競技場完成

2010年度 全体の3/1以上の順位 1試合平均8000人 ファンクラブ会員数6500人 予算480000千円 

2011年度 2位以上(J1昇格) 1試合平均10000人 ファンクラブ会員数10000人 予算550000千円
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●宮田裕司代表取締役社長:

「中期目標として掲げた項目は、全てが連動していますが、起点となるのは、トップチーム強化とホームゲーム来場者拡大になります。クラブの限られた資源をそこに集中させて、目標を達成させていきます。

 まず、トップチームの強化ですが、『選手を育ててチームを強くしていくクラブ』を実践していきます。その一環として、ユースチーム・ジュニアユースチーム・ジュニアチーム(7月立ち上げ予定)の下部組織の育成部門を強化していきます。トップチームからジュニアチームまでが、同じサッカーを目指し、全カテゴリーの指導者が連携して統一された育成システムを構築します。また、トップチームにおいては、育った中核選手の固定化をはかり、成長がみえるチームにしていきます。

 そして、『成長するチーム』の魅力を基本に、イベントや売店などの充実も図り、現在ご来場いただいているみなさんに『次回は、誰かを誘ってこよう』と思っていただけるような『行って楽しいスタジアム』運営をして来場者拡大していきます。その根底には、クラブを支えていただいている、来場者・ファンクラブ・行政・スポンサー・株主の皆さんへの感謝の気持ちをスタッフが持ち続けることが重要になると認識しています。これが出来れば、スポンサー・ファンクラブの皆さんとビジョンを共有をして、新たなスポンサー・ファンクラブの拡大につながり、予算規模も拡大して、正のスパイラルに入れると確信します。2009年には水戸市立陸上競技場の改修が完成するので、正回転の加速の年と位置づけます。

 以上が、重点施策の2つになりますが、これを促進するために『地域との積極的な関係づくり』と協力者の機能的な受け入れ体制」をしていきます。

 『地域との積極的な関係づくり』の大きな柱としては、小学校区単位で、地元小学校・幼稚園・公民館・市民センターと連携の強化を図ります。また、『協力者の機能的な受け入れ体制』としては、アドバイザー会議などの開設をして、地域の知恵をクラブの力としていくことと、地元の大学・専門学校との提携を図っていきます。

 100年後、『地域の誇り』として存在しているクラブであるための基礎作りの時期が、今であると捉えています。

Q.中期計画へ持っていく具体策は考えていますか?
「この目標を達成するために2つの柱をやっていくことで、この数字に持っていこうと思っています。で、2009年の水戸市立陸上競技場の大改修が完成するシーズン、ここを大きな節目と捉えています。ですから、ここのスタジアムが完成したシーズンに全体の真ん中以上の成績を上げたいと思っています。今年と来年でそこへの準備をして、2009年のシーズンから追い風が吹くという前提で一気に2011年にJ1を目指そうということです」

Q.協力者の希望的な受け入れ体制を上げていますが、協力者というのはどのような方を想定しているのでしょうか?
「協力者というのはいろんな形で協力していただける、この水戸ホーリーホックを市民クラブとして成長させたいと思っている方で、いろんな方々がいらっしゃると思っています。経営的なアドバイスをいただける方もいらっしゃると思いますし、あとはクラブとしていろんな育成・普及についてのアドバイスもいただける方もいらっしゃると思います。ウチのクラブの場合は若い選手を育てるわけですから、そういうスカウティング的な情報をいれてくださるアドバイザーもいると思います。そういう方々をそれぞれの役割ごとにちょっとした会合を作って、いろんな提案をいただきたいと思っているということと、ウチが何かやろうとした時にそこで知恵を拝借するという形で協力していただくという意思です」

Q.今後の声掛けについてはどのような形で展開していくのでしょうか?
「これは本当に大きな組織的なものというより、身近なところでいれば、そういう人でグループを作り、自然に増えていくような形で考えています」

Q.目標の数字設定に関して、実現可能な数字なのでしょうか?それとも希望的観測なのでしょうか?
「もちろん、目標ですので、確実にできるということでは目標にはなりません。ただ、非現実的なことでも目標になりません。本当に一丸となってやれば、できるだろうという数字を抱えました。ちょっと背伸びをしたら届く数字であり、決して不可能なものではないと思っています」

Q.行って楽しいスタジアム運営の具体的な案は?
「具体的なものは今はありませんけど、前にNHKさんの放送で『笠松グルメ』という特集を組んでいただいて、ウチのスタジアムの売店が注目されてます。やはり、そういう内容になっています。ピッチ上では成長した選手の姿を見ていただく。その魅力がピッチの上にはある。かつ、スタジアム全体にそういう楽しみがある。ご家族で来ても、それぞれ楽しみ方があるんですよね。ですので、いろんな楽しみを作っていきたいという主旨です。具体的な案は出してませんが、スタッフと知恵を絞り、さっきも言ったようにアドバイザーの意見も取り入れていきたい。ぜひ、スタジアム内を楽しめるようにしていきたい」

Q.あらためて、このチームを授かる立場として、一言お願いします。
「このクラブとして、地域の元気の源泉になることがこのクラブの使命だと思っています。一つひとつ目標を掲げていく必要があるわけで、今回は中期的なところで5年後にJ1という目標を掲げました。そこに向かって、我々スタッフ一同一丸となってやっていく。これはお願いしますというより、一緒の輪の中に入っていただいて、ぜひこの夢をみなさんと実現していきたいと思っています。まず、スタジアムへ足を運んでいただきたいと思います。輪の中に入ってもらいたいですね。その盛り上がりがあれば、5年後必ずJ1に行けると思っています」

Q.今日、こういうビジョンを発表した日にチームは勝利しました。今の気持ちを。
「ホームゲームで今季はじめての勝利ですし、このスタジアム改修前最後のゲームで勝てたということで正直うれしいです。これは今後につながっていくと思っています。これまでも選手たちは気持ちの入ったゲームをしてくれていて、なかなか最後の得点ができなくて、勝点を挙げられなかったのですが、ここに来て前の試合、今回の試合と結果を出すことができました。これは選手を信じて、この若いエネルギーでやってくれると思います」

Q.今日、発表されたクラブ方針を掲げて、これを達成していく中で最大の障害は何でしょうか?
「困難はいっぱいありますけど、資金を集めたいというのはありますよね。この中期目標に掲げました順位、入場者数、ファンクラブ数、予算というこの数字もどこを一番伸びると全体を伸ばすことができるかと考えると、一番は入場者なんですよね。これを上げることで他の数字は全部上がっていくんですよね。基本となるのはホームゲームに来ていただくこと。
今年は来場者ということは苦戦を強いられていますが、ここのところを今季どこまで来ていただけるか、これがこの目標を達成させる大きな試練だと思っています。選手はピッチで成績を上げることに努力しますが、我々は入場者がどれだけの人が来てくれるかを集中的にやっていきたいと思います。ですから、今来ていただいている方には次の試合に来てもらいたいですし、次の試合には他の人を誘って来てもらえるように。1人が1人誘ってくれば、倍になるわけですよね。そういう気持ちになっていただけるようなホームゲームにしていけば、実現できると思っています。まず、何か一つと言われれば、スタジアムに来てもらいたい」

Q.現在の年齢は?
「今は47歳です。年男なので、7月で48歳になります」

以上
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