6月20日（水）J1 第16節 名古屋 vs 清水（19:00KICK OFF/瑞穂陸）
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■注目プレイヤー： ヨンセン選手（名古屋）
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ホーム・豊田スタジアムでの川崎フロンターレと激しい点の取り合いを演じ、２−２の引き分けで勝ち点１を分け合った名古屋。自分達のプレーが最後まで出来たことで掴んだ大きな自信を持って、第15節ガンバ大阪戦を戦うべく万博に乗り込んだ。
試合は、名古屋が序盤から見せた積極的なプレッシャーが功を奏し、G大阪の選手達の足を止めると、自分達のリズムで試合を進め、前半の増川のセットプレーで得たゴールを守って、１−０で試合を折り返す。しかし後半に入ると、G大阪に『らしい』サッカーをされてしまい、終わってみれば１−３の完敗を喫する結果になってしまった。

迎える今節・清水戦は、怪我からの復帰が予想される、昨季の対戦で2戦2ゴールを奪われた苦手のFWチョ・ジェジンをいかに押さえ込むことができるかが大きく勝敗に影響しそうだ。名古屋としては、ホーム・瑞穂陸での開催で、その上DFの要・米山が戻り、怪我の吉田を除けば、ベストの布陣で臨むことが出来るのか心強いところ。万博での悔しい敗戦を早く払拭させるためにも、フェルフォーセン監督はしっかりと『勝ち』にこだわる戦い方を見せてくるはず。ここ４試合で３得点と好調なプレーを見せ始めているヨンセンを生かした試合運びが、いかに出来るかが鍵となるだろう。

一方の清水は、エースのチョ・ジェジンを欠いた中、ホーム・日本平で迎えたF東京戦を1-3で完敗。前節の横浜FM戦（＠日本平）も、岡崎のゴールで先制しながら、終了間際のオウンゴールで同点としてしまう痛い引き分けで、ホーム・日本平でのサポーターの力をもってしても勝利が遠いという、嫌な流れが続いている状況だ。

だが、ここ２シーズンでリーグ戦２勝２分と負け無しの名古屋が相手だけに、きっちりと勝つことで自分達のリズムを取り戻したいと思っているはず。名古屋以上に良く組織された中で、序盤から早いリズムで試合の主導権を握ろうと仕掛けて来ることが予想される。
またこの試合では、金正友（名古屋）、チョ・ジェジン（清水）の現役韓国代表２人のマッチアップや、清水の兵働・藤本と阿部（名古屋）の筑波大対決も試合の雌雄を決するに値する程の見どころでもある。

現在、共に勝ち点２２・順位８位。いち早く混戦模様の中から抜け出したいという思惑は同じだろう。７月の中断期を良い形で迎えるためにも、今節の戦いは相当な激戦が繰り広げられそうだ。

以上