6月23日(土) 2007 J1リーグ戦 第17節
清水 0 - 1 浦和 (14:04/日本平/20,300人)
得点者:'24 阿部勇樹(浦和)
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■注目プレイヤー: 阿部 勇樹選手(浦和)
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ホームの清水としても、戦う気持ちと自分たちのサッカーをしっかりと出したゲームだったが、したたかに勝負をものにするという面においては、完全に浦和に軍配。試合後の日本平スタジアムには、「浦和強し」という印象がきっちりと刻みつけられた。
午前中まで残っていた梅雨空が、昼頃から一気に晴れて、真夏のような日差しが照りつけた日本平。公式記録では27.1度だったが、ピッチ上はおそらく30度を越えた中で14時04分のキックオフ。スタメンは、清水が前節とまったく同じ。浦和は長谷部が出場停止になった分、1人変わっただけ(阿部がボランチに入って、堀之内が左ストッパー)。どちらも内容が良くなってきただけに、自分たちの形を変えることなくこの試合に臨んだ。
この暑さにも関わらず、立ち上がりから両チームとも精力的な動きを見せたが、主導権を握ったのはアウェーの浦和。開始1分に相馬が左サイドを突破してクロスを入れ、ワシントンのヘッドがバーに当たるという先制パンチを放つと、サイドチェンジも有効に使って、清水を押し込んでいく。守備面でも、清水が矢島と岡崎の若い2トップに入れてくるボールをしっかりと跳ね返し、セカンドボールでの競り合いでも優位に立った。
さらにセットプレーで清水にプレッシャーをかけて、24分にはポンテの左CKからうまくフリーになった阿部が頭で先制ゴールをゲット。自分たちの流れを作った時間帯で、しっかりとゴールに結びつけた。逆に清水としては、警戒していたセットプレーでマークを外してしまい、この試合でもっとも悔やまれる場面となった。
その後は、浦和の厳しい守りの中でも矢島が持ち味の速さと強さを発揮するなど、清水が徐々に自分たちの形を作っていったが、ゴール前では浦和がもう一段階強さを発揮。30分のフェルナンジーニョのFKもわずかに左に外れ、38分のセットプレーで清水がチャンスを作った場面では、浦和守備陣がまさに身体を張ってシュートをブロック。
このプレーで闘莉王が左膝を痛めて交代を余儀なくされたが、オジェック監督は細貝をボランチに入れて、阿部をリベロに下げて対応。そこから前半終了までは、少し不安定になって清水の時間帯となったが、後半にはきっちりと安定感を取り戻した。
だが、清水もホームの意地を見せて、後半開始から積極的な攻撃を展開する。1分には、市川のアーリークロスから岡崎が決定機を迎えるが、ファーストタッチが少し大きくなってシュートはGK都築に阻まれた。その後の右CKでも、市川が良い形でヘディングシュートを放つが、これは右に外れる。
浦和が「少し間延びしてしまった」(堀之内)ことによって、前半よりも中盤にスペースができた中で、清水は11分に岡崎に代えて西澤を投入して反撃を試みるが、最後のところでは浦和がきっちりと対応して、なかなか崩しきれない。良いところまで行っても、ラストパスやクロスのミスも目立って、決定機と言える決定機は、その後なかなか作れなくなっていった。
それでも、清水はあきらめずに攻め続け、浦和の反撃も守備陣が身体を張って止めて、何とか同点に追いつこうとしたが、浦和の壁が分厚く高く立ちはだかった。結局、浦和が最後まで危なげなく守りきって1-0の完封勝利。リーグ戦では、日本平でじつに10年ぶりの勝利を飾った。
リーグ戦の半分が終わった現時点で(浦和は広島戦を残している)、浦和はチームに一本筋が通ってG大阪を追撃する態勢を整え、清水はけっして悪くはないが目標通りの勝点は得られなかったという状況。チームとして成長過程にある清水には、今日のような完敗の悔しさを自分たちの力に変え、勝ちきれるチームに変貌していくことを期待したい。
以上
2007.06.24 Reported by 前島芳雄
J’s GOALニュース
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