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【J2:第25節 徳島 vs 京都 レポート】徳島は今節もトンネルを抜け出せず。京都にあらゆる違いを見せつけられ、なす術なく大敗。(07.07.02)

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7月1日(日) 2007 J2リーグ戦 第25節
徳島 0 - 4 京都 (19:04/鳴門大塚/3,022人)
得点者:'15 田原豊(京都)、'27 パウリーニョ(京都)、'37 田原豊(京都)、'58 倉貫一毅(京都)

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酷な言い方かもしれないが、徳島にとっては『なす術なく』という言葉が当てはまる戦いとなってしまった。確かに前後半それぞれ1度ずつ決定的な得点チャンスこそ作ったがそれ以外ではほとんど見せ場がなく、試合を総じて見れば、京都にあらゆる違いをまざまざと見せつけられた90分だったと言えよう。

前半、徳島は個の力の違いを3失点と言う形で強烈に突き付けられる。
まず15分、先制点を奪われたシーンだが、このチャンスを生み出した徳重の突破を徳島は誰も止められない。追いすがる大島は徳重のギアチェンジにいとも簡単に振り切られ、待ち受けた青葉はパウリーニョとのワンツーにより一瞬で置き去りにされた。さらに続く27分には、パウリーニョの左足に沈黙させられる。ボールを受けてから迷いなくシュート体制に入ったその素早さにマークの西河は距離を詰めることさえ出来ず、さらにそのシュートスピードにはGK島津の反応も全く間に合わなかったと言えるだろう。

そして何と言っても極め付けは、斜後ろからの難しいボールを田原に見事なオーバーヘッドで決められた3点目。河野の代役として白羽の矢が立てられ今季初出場を果たした石川が体を寄せてはいたが、それも田原のシュートコントロールを狂わせることにすら至らなかった。「あのオーバーヘッドは5年に1回でしょう。あれに関して評価をする必要はありませんね」と美濃部監督も絶賛するほどのゴールだったとは言え、勝利を重ねるチームが擁する選手の力を思い知らされるシーンとなってしまった。

変わって後半、今度は組織力の違いを痛感させられる。ワンタッチ、ツータッチを多用する斉藤、倉貫ら京都MF陣のボール回しに徳島は振り回され、ボールの奪い所を全く絞らせてもらえない。そしてそれによって多くの局面でマークのズレが発生し、徳島の守備における後手後手は悪循環の一途を辿っていった。パウリーニョと田原の2トップに幾度となく前へ向いてボールを持たれたことがその何よりの表れだったと言えるだろう。何本にも渡るGK島津のファインセーブに助けられ結果的に後半の追加点こそ1に留めたが、それがなければ徳島はさらに2つ、3つの失点を重ねていたに違いない。

こうしてまさになす術なく敗れてしまった徳島。攻撃面でも少し繋いでは同サイド縦へのロングボールという単調な攻撃から抜け出せず、チームが非常に苦しい状態にあることを改めてこの一戦で露呈してしまった。「チームにとって苦しい時期ですが、投げ出すことなく進みたいです」と懸命に話す大島からは苦悩の表情が見て取れ、現状の深刻さを感じずにはいられなかった。

逆に京都としては、これで4連勝と首位札幌追撃へさらに勢いがついたことだろう。内容、結果ともに満足できる勝利であっただけに選手たちが自信を深めたことは間違いない。そしてこの一戦で大活躍を見せた田原をはじめ個々のコンディションも試合ごとに高まりを見せているだけに、今後一気の巻き返しも現実味は十分と言えよう。J1復帰へ向け、準備は着々と整いつつあるように思われる。

いずれにしてもハッキリし過ぎるほどの明暗が分かれたこの一戦。スタジアムを後にする両チームのサポーターの顔にはそれがそのまま映し出されていた。

以上

2007.07.02 Reported by 松下英樹
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