■7月の試合日程
第26節 試合なし
第27節 7/11(水) 19:00 vs 東京V(ユアスタ)
第28節 7/14(土) 19:00 vs 福岡(博多球)
第29節 7/21(土) 19:00 vs 山形(NDスタ)
第30節 7/25(水) 19:00 vs 札幌(ユアスタ)
第31節 7/29(日) 18:00 vs C大阪(長居2)
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前半戦のリザルトを踏まえれば、7月に戦う相手との同会場における5試合の結果は2勝3分けの勝点9。負けていないという点で決して苦手意識を持つカードというわけではないが、決戦の第4クールに少しでも勝点を蓄えて突入したい事情がある仙台にとって、5試合で9ポイントという数字は手放しで喜べないもの。
そしてこの7月には、今季のJ2の行方を大きく左右する一戦も含まれており、様々な意味で昇格戦線の中における仙台の運命を左右する1ヶ月と言えるだろう。
前半戦最終節である26節に休暇が割り当てられた仙台は、休養十分で7月の残り5試合に臨むことができる。その点も考慮して7月の仙台には、少々ハードルが高いかもしれないが2つのタスクを課したい。
1.27節からの5試合で、最低2桁の勝点を得る
昇格戦線に残る上で第3クールがいかに重要か、仙台は身に染みてわかっている。
昨年、第1クールが終わったのを境に、試合内容と勝点の稼ぎ具合は目に見えて低下していた。第2クールで19となった勝点ペースの凋落傾向に歯止めをかけられなかった仙台、第3クールではさらに2ポイント減らし勝点17をあげるに留まっている。
気がつけば、第3クールでの勝点が27と荒稼ぎを見せた神戸、前半戦の貯金でカバーが効く範囲の19ポイントで同クールを凌いだ柏、23ポイントで同クールを駆け抜け、最終的な首位フィニッシュへの助走に成功した横浜FCの後塵を拝し、仙台は4位へと転落。そしてそこからの再浮上は最後までならなかった。もう同じ轍は踏めない。
そこで今月の残り5試合に目をやる。前述の通り同会場での対決となった第1クールでの対戦成績は2勝3分だが、ホームでの東京V戦(第3節)、アウェイでの山形戦(第11節)は共に終了間際に同点ゴールを喫するなど、3引き分けの中にはもったいないドローが含まれている。
もう一つの引き分けである札幌戦(第7節)こそ、残り8分で追いついた執念のドローではあったが、勝利で3、引き分けで1という現在の勝点制度においては「価値あるドロー」で得られるプラスよりも、「悔しいドロー」でもたらされるマイナスの方が、チームの「収支」の面で影響が大きいのだ。
勝点を一つでも増やしたい仙台において「ドローでのマイナス」は無視できない。勝ちに持ち込めたはずの2試合の「再戦」で一つでも勝利を得られれば、5試合での勝点は2桁に乗る。
しっかりと体を休めて臨む後半戦最初の試合から、いきなりその東京V戦がやってくる。ここで第1クールの引き分けを勝ちに変えられれば、その後の戦いにも勢いを持って進め「5試合で2桁勝点」への到達も見えてくる。
2.第30節札幌戦での勝利
この時点で、両チームの勝点差がどうなっているかはわからないが、現状に近い状況で第30節を迎えたのであれば、この日のユアスタは決戦の張り詰めた空気に包まれているに違いない。もし仙台が勝利すれば、昇格争い全体に新たな展開を呼び込むことになるだろう。だが敗れれば、目標を「2位狙い」という現実路線に変更させられる結果にもなりかねない。そしてドローでは、状況は何も変わらない。
第4クールへのモチベーションを維持するために、そして何より、自分たちにもJ2を制する可能性があることをサポーターの目の前で証明するために。この試合に対して、長い理屈はいらない。
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■7月のキープレーヤー
萬代宏樹選手(FW / No.18)
細かなパス回しと周囲に連動した動きを選手に求めた望月監督下のサッカーは「(ルーキーの2004年に監督だった)ベルデニックの時の経験が活きる」(萬代)ものだったこともあり、萬代はここ2年の不遇を払拭するかのように強く羽ばたいた。好調なチームの貴重な歯車でありながら当初はゴールが遠かった時期もあったが、第6節愛媛戦での今季初得点を皮切りに彼のゴールも解禁。第9節鳥栖戦では自身初のハットトリックを記録するなど、名実共に新生仙台の象徴となり、6月にはU22代表のマレーシア戦でゴールを記録するなど、キャリアとしても充実したシーズンを送っている。
そんな彼だが第2クールでは2ゴールと、序盤の勢いが若干落ちてきており、前半戦終盤にはコンビを組む中島と共に、若干疲れの影も。第3クールに向けてもうひと奮起が求められる。しかしそれも期待の表れであることは言うまでも無い。
2004年に仙台に加入、「J2の仙台」しか知らない彼にとって、クラブをJ1に上げるという経験は、飛躍の年を締めくくる上でこれ以上ない勲章だろう。同時にそんな選手が中核となっての昇格こそ、クラブにとっても新時代の始まりを意味する。
以上
2007.07.05 Reported by 佐々木 聡
J’s GOALニュース
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