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【J2:第26節 湘南 vs 福岡 プレビュー】七夕決戦! 勝利の祈りが届くのはホームの湘南か、4位・福岡か。注目の上位対決は激闘必至!(07.07.07)

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7月7日(土)J2 第26節 湘南 vs 福岡(19:00KICK OFF/平塚)
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 連敗の渦中にあるホームチームの姿勢はじつにシンプルだった。「最後まで勝とうとする気持ちを強く持っていた」試合を振り返り、敗戦の将は相手をそう評す。
「今日の負けは偶然ではない。これはサッカーの必然。気持ちの強いほうが勝つ」

 前節の山形戦、NDスタジアムに乗り込んだ湘南はロスタイムのラストワンプレーで被弾し、勝点を失った。けっして内容が悪かったわけではない。ボールの失い方や攻守の切り替え時に危険を誘発してはいたものの、中央を締め、また相手の精度にも助けられ水際で失点を食い止めた。前線から始まるプレスにくわえ、読みに優れる斉藤俊秀らの危機回避も見逃せない。また攻撃においても、石原直樹やアジエルのシュートをはじめ幾度も相手ゴールを脅かしている。しかしスコアレスドローが脳裏を掠めたのか、90分が過ぎ、ボールを奪われたところから素早いサイドチェンジを与え、終了間際に決勝弾を浴びたのだった。そのまえの京都戦で敗れながらも内容に手応えを掴んでいただけに、菅野将晃監督の表情が強張ったのも無理はなかろう。

 前節の敗戦を受けて勝点は据え置きのままの36、山形にその差を縮められただけでなく、勝利した仙台と京都にリードを許し、福岡にはかわされ、東京Vに追いつかれた。指揮官の青写真には1クールにつき勝点21という最低ラインが描かれているが、第2クールにおいては、あと1試合を残している現段階で勝点18という状況となった。振り返れば、第1クールも山形、福岡と激突した最後の2試合で連敗し、勝点18の6位にとどまっている。

 「第1クールより第2クール、第2クールより第3クール……というふうにステップアップを目指すのは当然。18ポイント以上、順位も6位より上で第3クールを迎えたい」今節を前にそう話したのは、出場停止で前回の福岡戦に帯同できなかった坂本紘司である。
 「ひとつ勝てば連敗の流れを止められるし、チームとしても個人的にも落ち着くことができる。連敗を止めるときは、得てして泥臭いゲームになるもの。いいプレーや納得のいく内容は理想だが、最後に勝敗を分けるのはやはり気持ち。つまり単純に相手より走れるか、一歩を詰められるかどうか。笛が鳴るまで気持ちで押して勝ちに繋げた山形のプレーを、つぎはウチがやらなければいけない」

 さて、湘南がホームで迎え撃つ福岡は前節、水戸に快勝し、勝点37で目下4位につける。ゴールを演出したアレックスとリンコンのホットラインはもちろん、久永辰徳と田中佑昌の両サイドハーフにボランチ、ときにサイドバックを絡めたビルドアップが支配を強めていく。水戸戦では、田中もサイドチェンジを受けるや自ら切れ込み、ゴールを沈めた。また、しきりに裏へと顔を出し、あるいはサイドへ流れて起点をつくる。タイミングよく快足を飛ばし深い位置を陥れる韋駄天は、まるでコンパクトな守備網をあざ笑うかのようだ。そうして最終ラインをおびき出したスペースに、連動して飛び込む2列目の動き出しも抜け目ない。「2-0」で勝利した前回の湘南戦でも、ダイアゴナルの動きを含めた田中のチャンスメイクとポジションチェンジの活性によって、守備陣系を揺さぶっている。アレックスとリンコンによるダイレクトパスから奪った2点目もいまだ記憶に新しい。

 対する湘南は今節、攻撃の軸を担ってきたアジエルと石原直樹がともに出場停止となる。指揮官が誰をピッチに送り込むのか、スターティングオーダーにまずは注目したい。また、福岡は寄せの甘さを見逃さない。ゴールの射程圏内で相手の一歩が遅れればフィニッシュまで繋げてくるだけに、湘南の奪いどころもひとつのポイントとなろう。いずれにせよ、ポゼッションを求める両者にあって、坂本が口にした「一歩」が明暗を分ける拮抗した展開となりそうだ。

 ちなみに七夕当日となるこの日は、七夕記念ユニフォーム型携帯ストラップが先着来場者4000名にプレゼントされるほか、浴衣着用の来場者限定の特典やグルメコーナー、また選手がウォーミングアップ前に七夕記念ボールをスタンドへ投げ入れるなど、風物企画が多数用意される。クラブボランティアによる毎年恒例の七夕飾りも、すでに平塚駅前の商店街を彩っている。年に一度の祭りを後押しに、福岡包囲網は万全の模様だ。

 なお湘南の選手たちはこの日、一夜限りの「七夕記念ユニフォーム」を纏い、決戦に臨む。「ガチンコ勝負。なりふり構わず勝ちにいきたい」坂本はあらためて引き締めた。前節の不甲斐ない負けを取り返せるか。記念の鎧には、ハードワークの痕と汗、そして勝利の記憶を刻み込みたい。

以上

2007.07.06 Reported by 隈元大吾
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