■キリンチャレンジカップ2007
8月22日（水）18：30／九石ド
日本代表 vs カメルーン代表
・試合速報はこちら
・テレビ中継：テレビ朝日系列にて生中継18：19〜22：30（五輪最終予選　U22ベトナム戦と2試合連続中継）
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●オシム監督（日本代表）
「まず一言。カメルーンのような強い相手と試合できることを喜んでいます。これは選手にとっても監督にとってもいいチャンス。アジアとは違う相手だけですから、期待しています。それが抱負といいましょうか。こういう強い相手とできる機会を、本当はもっと増やしてもらいたい。もちろん勝つのは簡単ではないが、強い相手とやってこそ、進歩していく。負けるかもしれないというリスクを冒しても戦うことが次につながります」

Q：アジアカップの総括の中で、個の力を伸ばしていくことを挙げていたが、攻撃陣の新しいメンバーにどんなプレーを期待しているのか？
「攻撃をするチャンス、そのものがあればいい。しかし現代のサッカーでは、攻撃のグループと守備のグループが分かれるものではなく、ひとつのチームとして動くものです。今回選んだ攻撃の選手はＪリーグで最近、比較的調子のいいチームから選んだのであって、個人の力だけで選んだわけではありません。Ｊでいいからといって、そのままカメルーン戦で機能するとも限りません。ただ、真剣勝負で試すいいチャンスになると思います。もっとも、新しい選手といっても、初めて呼んだ選手は多くありません。私が監督になって初めて呼ぶ選手は大久保だけ。ここで私が彼らに何を期待するかと話すと、余計なプレッシャーを与えてしまう恐れがあります。プレッシャーなしでプレーさせていただけませんか？　普通の状態でノーマルなプレーをしてほしいんです。ただでさえ、相手は強いのですから。１人でプレーするわけでもありませんしね」

Q：アジアカップで戦った相手よりも強いチームと対戦するとなると、守備の時間は自ずと長くなることが予想されます。しかし、今日の練習では、アジアカップの時よりもさらに攻撃的な練習をしていたように見えましたが？
「それは見方によります。つまり攻撃の練習をしているように見えて、実は守備の練習にもなっていることを気づかれましたか？　今日はＤＦにとって不利な状況に追い込んでの練習をしていたことに気づいていただけましたか？　攻撃の練習にも見えていたかもしれないが、実は守備の練習だったわけです。つまり、攻撃が圧倒している状況にあって、守備が何ができるかを試してみたかったんです。
カメルーンがノーマルにプレーするならば、攻撃が数的優位を作りながらボールを運ぶことが多くなるでしょう。そこで日本の守備陣は何ができるか。攻撃については、今回招集した選手は、それぞれ異なるタイプの選手。特徴も違うし、アイデアも違うし、クラブも違います。そういう選手を呼んで、興味深い結果が出ればいい。今日の練習ではＤＦがそれぞれよくやったと思いますが、明日の試合でも今日以上に頑張ってほしい。
現代サッカーの潮流では、トレーニングで現実に近いシチュエーションを作ってやることが大事です。理想的なトレーニングということで、もっと理想に近づけるなら、日本にエトーくらいのＦＷがいて、エトー対策の準備ができればよかったのですが…。しかし、我々の練習にエトーを借りてくることはできません」

Q：その具体的なエトー対策は？
「エトー1人を相手にするのではありません。カメルーンというチームを相手にするのです。彼1人でこちらが11人ならいいのでしょうが。カメルーンはコレクティブなプレーをしてくるでしょう。こちら側がフルタイムでマンツーマンの守備をするわけにはいきません。もしそれができたとしても、エトーに仕事をさせなくするわけで、お客さんはスペクタクルなシーンが見られなくなる。せっかく日本に来てくれたのだから、彼らしいプレーをしてもらったほうがいいでしょう。明日はスペクタクルな試合になると思います。楽しみにしてください」

以上

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■アジア男子サッカー2008最終予選（北京オリンピック2008最終予選）
8月22日（水）20：30／国立
U-22日本代表 vs U-22ベトナム代表
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・テレビ中継：テレビ朝日系列にて生中継18：19〜22：30（キリンチャレンジカップ　vsカメルーンと2試合連続中継）　・NHK-BSにて生中継20：10〜22：30
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