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【J1:第28節 広島 vs 磐田 プレビュー】内山新監督のもと、状態が上向きになった磐田に対し、広島はチーム全体の結束で勝負に出る。(07.10.05)

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10月6日(土)J1 第28節 広島 vs 磐田(14:00KICK OFF/広島ビ
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 ここ最近調子が上向き、広島の攻守のバランスをうまく取っていた森崎浩司が出場停止となる磐田戦に向けて、ペトロヴィッチ監督は「戸田和幸ボランチ・ストヤノフリベロ・槙野智章ストッパー」の布陣で臨む腹を固めたようだ。

 もっとも、この形は決して新しいものではない。実際、横浜FM戦でもやった布陣で、この時は2点を失ったもののチーム全体してはよく機能していた。そしてその時よりも、ストヤノフの状態は間違いなく良くなっている。

 今週の練習で目についたのは、そのストヤノフのプレーだ。守備面ではまだ連係の問題が若干残っているが、攻撃に移った時の迫力は出てきた。深い位置から1本の縦パスで裏を取り、オーバーラップした後に出すスルーパスで敵陣を切り裂く。本来の持ち味である攻撃力に、これまでとはひと味もふた味も違う切れ味が出てきている。

 ただ、磐田は内山新監督就任以来、2勝1分とリズムが出てきた。「(内山監督は)俺らが磐田ユースとクラブユース選手権や高円宮杯決勝で闘った時の、磐田ユースの監督ですよね。あの時と同じようにボールをつなぐサッカーだと思いますし、イメージはあります」と、髪の毛を銀色に染めた広島の若武者・柏木陽介は言う。実際、相手のシステムに合わせて闘ってきたアジウソン前監督と違い、内山監督は磐田伝統のパスサッカーがポリシー。自分たちからアクションを仕掛けるサッカーを表現して、3試合で6得点をゲット。チーム全体に活気が蘇ってきている。

 その磐田を相手に、現在3連敗中の広島は厳しい、と見るのが一般的だろう。しかし、ストヤノフと同じように、今の広島の雰囲気は上昇機運にある。鹿島戦、敗れはしたものの、しっかりとしたコミュニケーションと仲間をサポートし合う連動性が復活してきたことで、選手たちの中に「いける」という気持ちが芽生えてきた。2節前までは、練習していてもどこか元気がなく、身体の重さばかりが目立っていたが、その後の戸田和幸を中心とした選手間の話し合いと、監督の働きかけによって、広島のムードは大きく変わったと言っていい。あとは、結果を残すだけだ。

 もちろん、いいムードだけで勝てるほど、磐田の実力は甘くはない。特に前節2得点をあげたテクニシャン前田遼一、そしてスピードと運動量を誇るカレン・ロバートで構成する2トップの質の高さは、J1でも有数。そこに両サイドの太田吉彰と上田康太が絡んでくる攻撃は、失点の多さに苦しむ広島にとっては脅威だろう。「特に、前田さんはキーマン。巧いだけでなく高さもあるし、ドリブルもいける。ただ、前田さんが怖いからといって、前で潰すことばかりを考えると裏を狙われる」と槙野は語る。「だから、一人で守るというよりも、イリアン(ストヤノフ)との連係が重要になると思います。コミュニケーションを欠かさず、90分間守りきりたい」。

 そのコミュニケーションは、最終ラインだけが必要なのではない。磐田のパスサッカーのキモとなる中盤を自由にしてしまっては、しのげない。特にファブリシオとマルキーニョス・パラナのダブルボランチは、磐田の起点だ。

 「僕がボランチを見ることになると思うんですが、まずそこで闘わないといけない。その上で、みんなといい連係を保っていけば、うまくはまってくれると思う」とは柏木陽介の言葉だ。4月28日のヤマハスタジアムでの試合では、磐田のボランチが自由に配球できたために、広島は常に後手にまわってしまった。その轍を踏まないためにも、チーム全体でいいコミュニケーションをとり、連動した形で磐田のMF陣を抑え込みたい。

 中盤でいい守備ができれば、広島の武器である両サイドも活きてくる。また、ストヤノフのオーバーラップやボランチ戸田の攻撃参加も有効になる。2トップのマークが激しさを増している現状において、後ろからの攻撃は必要不可欠。そのためにも、大切なのは中盤における厳しい守備である。

 今週のゲーム形式での練習で、レギュラーチームは久しぶりに得点を量産した。しかし以前は、こういう練習の時でも、2トップがほとんどのゴールを占めていた。ところが今週は、2トップの得点は36%。中盤の選手が流れの中で多くの得点をあげている。だからといって、磐田戦で広島が爆発すると言いきれるほど単純ではないが、少なくとも広島の機運が高まっていることは間違いない。

以上

2007.10.05 Reported by 中野和也
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