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【J2:第46節 草津 vs 愛媛】レポート:草津、ホームで5カ月ぶりの勝利。サポーターの熱い想いがチームに力を与えた。(07.10.20)

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10月20日(土) 2007 J2リーグ戦 第46節
草津 1 - 0 愛媛 (13:03/群馬陸/3,910人)
得点者:49' 鳥居塚伸人(草津)

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この愛媛戦に懸ける草津サポーターの意気込みは凄まじかった。

コアサポーターが陣取るバックスタンドからゴール裏、メインスタンドに至るまで、横断幕の掲示が許される全ての場所に、熱いメッセージが書かれた手書きの横断幕が張られた。その総数は約20枚。『パスに意志を込めろ!』、『俺たちを熱くさせてくれ!』…。極めつけは、選手ロッカールーム前の室内練習場に張られた『共に闘おう 俺達がついているからな』という大型横断幕。「サポーターが持ってきてくれたので、選手が一番見る場所に張ってもらった」と植木監督。このサポーターの行動が、選手に大きな力を与えた。

ゲームは序盤から、意地と意地がぶつかり合う展開へ。草津は、中盤で奪ったボールをシンプルに1トップ氏原の裏へと運び、チャンスをうかがう。一方の愛媛は、2トップのポストプレーと、サイドへのロングフィードで攻撃を組み立てる。「両チームともに守備の意識が高く、なかなかチャンスを作れていなかった」(氏原)。「互いに決め手がなかった」(江後)。双方ともに決定機を迎えられない拮抗したゲームは、後半へと流れ込む。

後半、ゲームを決めたのは、鳥居塚と本田という草津のベテラン二人だった。

49分、草津の最終ラインから蹴られたロングボールに氏原、高田が絡む。中央に引き寄せられた愛媛の両CBと、草津の両FWが競り合う。その背後から、裏のスペースを狙っていたのが鳥居塚だった。高田が渾身のヘッドで送ったボールを敵陣中央やや右で受けた鳥居塚は、そのままゴール前へとドリブルで持ち込み、左足でゴールへと流し込む。「ヤス(高田)が競り合った瞬間に、『流れ』を感じた」(鳥居塚)。ベテランのゲーム勘が貴重なゴールを生んだ。

鳥居塚のゴールによって主導権を握った草津だったが、思わぬ落とし穴が待っていた。65分、愛媛のCKの際にDF尾本がペナルティエリア内でファールを取られ、不運にもPKの判定が下される。絶体絶命の場面で、ゴールを死守したのは守護神・本田だった。

キッカー宮原と11メートルの距離を挟んで対峙した本田は、コースを完全に読み切って右へジャンプ。PKをブロックすると、こぼれ球に詰めてきた宮原の決定的なシュートさえも奇跡的な反応でストップ。危機を救ってみせた。「最初のPKを止めた後、自分の体勢が右に傾いていたので、ミヤ(宮原)は絶対に逆サイドに蹴ってくると思った。咄嗟に上半身だけを反転させて対応した」と本田。秋葉が「PKを決められていたら、正直、どうなっていたか分からなかった」と振り返ったように、値千金のビッグセーブとなった。

終盤は、愛媛に押し込まれながらも草津の選手たちは必死で守り続けた。リードした後の試合運びは決して褒められるものではなかったが、1点を守り抜くことが最優先だった。サポーターの後押しを受けたDF陣は、ほとんど全員が足をつらせながらも、最後まで集中力を切らさなかった。「今日は、勝ちたいという気持ちが最後の最後まで持続していた」(植木監督)。そして、ホーム敷島で、5カ月ぶりに勝利のホイッスルが鳴り響いた。草津は愛媛からシーズン3勝目を奪い、今カードの勝ち越しを決めた。

この5カ月は本当に長かった。くじけそうになってもおかしくない状況の中、チームへの愛情を横断幕という形にしたサポーター。そんなサポーターの想いに応えた選手たち。選手とサポーターが一体となってつかみ取った、この勝利は単なる1勝ではない。多くのフラッグが勝利のリズムに乗って舞う熱狂のスタンド。草津のホーム敷島陸上競技場には、勝利の歌がふさわしい。

以上

2007.10.20 Reported by 伊藤寿学
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