10月20日(土) 2007 J1リーグ戦 第29節
川崎F 4 - 3 新潟 (16:00/等々力/14,440人)
得点者:20' 中村憲剛(川崎F)、25' エジミウソン(新潟)、38' 久木野聡(川崎F)、39' ジュニーニョ(川崎F)、56' 千代反田充(新潟)、65' マルシオリシャルデス(新潟)、89' 中村憲剛(川崎F)
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谷口博之が申し訳なさそうに「もっと楽に勝てた試合でしたね」と口にしていた。川崎Fは前半手にしていた2点のリードを維持することができなかった。
試合が動き始めたのは前半20分のダイナミックな中村憲剛のゴールから。左足でニアポストをぶち抜いたシュートは素晴らしかったが、この日の川崎Fの不安定さを象徴するように、その5分後にエジミウソンに同点ゴールを決められてしまう。川崎Fにとって流れは悪かっただけに、38分の久木野聡の泥臭いプロ初ゴールとその1分後のジュニーニョの得点で一気に波に乗って行かなければならない展開だった。
関塚監督のハーフタイムのコメントは後半の入りに関するもの。「立ち上がり15分ゲームの入り方、集中して」という指示が選手に与えられており、またもちろん選手自身もその重要性は自覚していたはずだった。ところがそんな大事な後半の立ち上がりを、川崎Fは凌ぎきれなかった。
試合後に開口一番反省の言葉を口にしたのは森勇介。「2失点目は見えていたんですが、ボールの出所を見ているうちに前に入られてしまいました。あれで苦しくなって申し訳なかったです」と56分の千代反田充のゴールの場面を説明。川崎Fは、魔の2点差を守り切ることができなかった。
往々にして2点差ゲームの1点目は試合の流れを左右する大きなものになる。追いかける新潟にとって、そういう意味で千代反田のゴールの意味は大きかった。アウェイながらサポーターの分厚い声援を受け、65分には川崎Fの攻撃を凌いでカウンター。その流れでFKを奪い、これをマルシオ リシャルデスが直接ねじ込む。両ほほをはたかれて、川崎Fはようやく目をさましたが、新潟も集中した守りを徹底。ゴールを死守する。
2点差を付けていながらも勝ちきれないかと思われた89分(ロスタイムではない)。1点がほしい川崎Fの関塚監督が賭とも言える采配を振るう。時間をロスすることを覚悟して、マギヌンから大橋正博へ交代。そしてこの勝負は吉と出た。
2分と表示されたロスタイムはすでに1分を経過していた。左サイドでボールをもらった大橋は、柔らかいタッチで新潟の選手に囲まれた谷口へパスを出した。何気ないパスだったが「マリノス(出身者)ホットラインです。オレと大橋さんとでしかもらえないパスです」とおどけてその場面を振り返る谷口。大橋がボールを持った瞬間にもゴール正面には中村がいたが、谷口を経由することで新潟の選手たちはポジションを下げざるを得なかった。そして谷口から中村へとラストパス。
「前にたくさん選手がいたので、打ったら何かが起きるかと思った」という中村の思い切りのいいシュートは、途中交代出場の都倉賢の脇をすり抜けて、新潟ゴールへ。北野貴之も懸命にはじき出そうとしたが、シュートの勢いは止めきれなかった。
劇的な勝ち越し弾に沸き返る等々力。そして勝利を告げるホイッスル。タフな試合をものにはできた興奮がスタジアムを包んだが、川崎Fにとっては反省点の多い試合でもあった。ただ、言い換えれば、適度な緊張感を持って次に進めるという事でもある。無批判に、勝ったからいいだろう、というスタンスではなく、勝ちながら反省できる環境を手に入れた訳だ。次戦のFC東京戦を乗り越えれば、ナビスコ杯決勝が待っている。非常にいい形で、チームは前進しつつあると言える。
以上
2007.10.21 Reported by 江藤高志
J’s GOALニュース
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