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【第87回天皇杯4回戦 名古屋 vs 草津】フェルフォーセン監督(名古屋)記者会見コメント(07.11.04)

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11月4日(日) 第87回天皇杯4回戦
名古屋 3 - 1 草津 (13:02/瑞穂陸/3,522人)
得点者:15' 吉村圭司(名古屋)、66' 吉田 麻也(名古屋)、68' 吉村 圭司(名古屋)、73' 松浦 宏治(草津)
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●フェルフォーセン監督(名古屋):
「今日の対戦相手・ザスパ草津は、現在J2リーグでも上位にいるわけではないのですが、それでも明確な意図をもった素晴らしいチームだと思います。ここ2試合を見ましたが、特に前節の東京ヴェルディ戦は素晴らしいゲームをしていました。
そして今日も4人のディフェンダーとその前、ミッドフィールドの3、4人が組織的な守備を行っていました。そのためスペースが無く、グランパスにとっては簡単に試合を進める事ができませんでした。そして草津の2トップは常に深い位置を狙っていたため、グランパスのディフェンスにとってもプレッシャーが掛かる状況でした。

 今日の試合グランパスは立ち上がり良い形で試合に入る事ができ、得点を決めることができました。その後も良い形で試合を進めることができていたのですが、前半の終盤に少し間延びし、ディフェンスラインとミッドフィールドの間にスペースが生まれたため、前へプレッシャーをかける事が出来なくなりました。

 後半は守備面を修正したため、しっかりしたプレスからボールを奪う事が出来るようになりました。その事で攻撃でチャンスを作るようになり、2得点目を決める事が出来ました。その後もハイテンポで攻撃を仕掛けチャンスを作り続けました。3点目も素晴らしいゴールだったと思います。3-0となってから草津は攻撃的に仕掛けてきました。そのため、良く有る事なのですがグランパスは引いて守備をするようになりました。そしてその後は、スペースを活かした攻撃も出来ないようになってしまいました。

 ただ、これはトーナメント戦であり、最も重要な事は試合に勝って次のステージへと進む事です。カップ戦は特別な戦いです。J1のチームがJ2や大学生チームに負ける事もあります。今日はネガティブなサプライズだけは起こしたくないと考えていました。J1チームが有利に思われがちですが、もちろんJ2チームにも勝つチャンスがあります。そういう状況で今日は、うまく行かない時間帯もありましたが、全体的に良い試合をして勝つことができたと思います」

Q:トーナメント初戦ならではの難しさは無かったのでしょうか?
「もちろん、こういう大会では全チームが決勝進出を狙い戦います。その中では試合に勝つ事が最も重要です。そして今日はJ1のチームとして、試合の主導権を握って勝つ事も重要でした。勝ちだけを狙って戦うわけではなく、良い内容のサッカーをして勝つ必要がありました。時間帯によってはそれができていました。こういう試合では集中力が大切です。言うことは簡単ですが、実際にそう戦う事は難しいものです」

Q:監督自身にとってもタイトルへのラストチャンスですが?
「1試合1試合を大切に戦いたいと思います。もし集中力を欠けばどのチームにでも負けうるものですし、逆に集中力を保ち自分たち本来のサッカーができれば、どんなチームにも勝てる自信があります。集中力の良い例としては、先週の浦和戦が挙げられると思います」

Q:2ゴールを決めた吉村選手の評価をお聞かせ下さい。
「私にとって誰がゴールを決めたかという事は重要ではありません。各自に与えられたポジションでの仕事をこなす事が最も重要です。そして今日は吉村が素晴らしい役割を果たしてくれました。彼はプロとして素晴らしい選手だと思っています。経験も豊富で、試合ではいつ前線をサポートし、いつシュートレンジへと入り込むのかを感じ取れる選手です。今シーズン、怪我で長く戦列を離れる時期がありました。本来のパフォーマンスを取り戻す為に少し時間がかかりましたが、最近はよいパフォーマンスを見せてくれています」

以上
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